らんかみち

童話から老話まで

エイズ検査なんて怖くて……

2007年04月22日 | 暮らしの落とし穴
「久しぶりぃ、その後体調はどう?」
 友だちからメールが来ました。
「あの体調不良は、歯が悪かったせいかも知れへん。今は医者に通いながら、スポーツジム通いを再開したよ」
 最後にメールしたのは、体調が優れなくてバイオリン教室やスポーツジムなんかをやめた頃でした。
 
「そら良かったな、こっちは中性脂肪、高血圧、尿酸値、胃潰瘍その他もろもろの成人病に侵されてヘレンケラー状態や!」
 なにがヘレンケラーじゃ、酒とタバコを止めりゃほとんど改善するような程度の不養生じゃないか! って思いますよね。
「へ~、良かったヤンか。エイズにかかってなかったら良かったとせにゃ」
「阿呆かぁ! そんなん怖くて検査受けられるかい」

 エイズなんて「あっしにゃ係わりのねぇことでござんす」と、胸を張って言えるぼくなので、そういう怖くて検査できない連中こそ検査に行けよって言いたくなりますが、気持ちは理解できます。

 しかしですよ、エイズ検査が人権を考慮して強制でないのは良いとして、人類のウィルスに対する進化は抗生物質の開発によって停滞してしまっているなら、ウィルスが進化するスピードに人間は決して追いつけないので、人類は滅亡に近づいているといえるのでしょうか? 
 
「それでもまあそこそこ生きてるし、息子も彼女できたみたいやし、なんとかなるやろ……」
 とまあ、人生なんとかなる、ですかね!
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿