らんかみち

童話から老話まで

エピキュリアンたちの忘年会

2011年12月08日 | 陶芸
 キリギリスじゃないけど、我が陶芸クラブは「山陰カニ食い放題旅行」で遊蕩三昧した結果、忘年会を開く資金に事欠くありさま。かくなる上は自分たちで持ち寄った食材に腕をふるい、これを持って忘年会に代えることと相成りました。



 メインはハンタさんのプレゼントである猪肉を使ったボタン鍋。肉のスライスと味付けを担当した、というより皆さんが逃げ腰なので仕方ない。地元の麦味噌、信州風味噌、麦の赤味噌などをブレンドしたけれど、飯屋の豚汁にはどこか及ばない。

 その何かが不明なまま皆さんに供したところ「いけるじゃないか」と好評を博しはしたが、ぼく的には納得いかぬままハンタさんの登場を待ちました。教わったレシピ通りではないけど、ハンタさんに味見をしてもらったら、「おお、この味はワシの味付けにかなり近いぞ」とお墨付きを頂きました。

 

 サブとしてメンバーがそれぞれに趣向を凝らした料理を持ち寄ってくれたので、食べきること叶わず持ち帰りました。しかしアルコールの無い忘年会なんて、宴会というよりキリギリス的反省会の趣が漂い、「来年はアルコールのある忘年会をやろうよ」と提案。
「バカを言っちゃいかん。今を楽しまずして、どがんするんぞ!」と、老い先の長さを計算できるエピキュリアンばかりなので、さてどうなりますことやら……。

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