らんかみち

童話から老話まで

選挙前に討たれぬように

2013年01月27日 | 暮らしの落とし穴
 この冬一番ともいわれるほど冷え込んだ早朝、市長選候補者の出陣式に枯れ木として臨んだ。市会議員選も同時に戦われるとあって、田舎の町は上を下への大騒動。ここでは書けないのけど、骨肉の争いを目の当たりにすると、勝っても負けても遺恨は残るなぁ。

 前回の選挙の際にできた蟠りを濯ごうと、目には目ででやり返す。そっちがその気なら、歯には歯をじゃ! とまあ「負けるが勝ち」なんて故事を聞く耳など持たぬ輩どもなれば、選挙で雌雄が決する前に討たれる者これあり。

 枯れ木に向かって弾は飛んでこないのか、それとも運良く流れ弾に当たらないだけなのか知らないけど、ぼくは今のところ息災に暮らすなり。
 出る杭は打たれるというけど、出過ぎた杭は打たれない。しかしそれも「上には上がいる」わけだから、出過ぎた杭がもっと出過ぎた杭に打たれたら、周囲への影響は少なくない。

 市長選の結果は誰もが予想する通りになるだろうし、市議選も35人の立候補者のうち一人が泣くだけ。こんな状況で選挙ムードが盛り上がるわけもない。なのに怨み辛みだけは弥が上にも盛り上がる。この一週間は身を潜めながらも流れ弾の中をかいくぐることになる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿