らんかみち

童話から老話まで

高齢者が火災の原因になっているの?

2013年12月28日 | 暮らしの落とし穴
 お昼頃に菩提寺の近くで火災が発生した。寺の世話人として気が気じゃなかったので、「鎮火しました」という町内放送を待って寺に駆けつけた。
 現場はパトカーが駐まっていて焦げ臭さく、近くまで行ったらまだ消防車が駐まっていて寺にまでは行けなかったが、どうも被害は無さそうだった。でも夕方のニュースで、一人暮らしのお婆ちゃんが焼け死んだという。

 そのニュースの後、またもや火災発生を知らせる町内放送が! 昼間に出動した消防団員たちに再度出動要請がかかった。ぼくだったら一風呂浴びてビール(新ジャンル)飲んでるよな。そうか、だからぼくに消防団への誘いが無いんだね。
 それはともかく、夕方の火災はどうなったんだろ。ぼくが想像する場所だったなら人家が密集していて道路は狭く、消防車は入れない。鎮圧は困難を極めるだろう。

 少子高齢化した当地のような地域では、村の保全すら厳しくなっている。介護認定を受けるお年寄りが次々に誕生して、村全体が老老介護の様相を呈し始めた。
 お昼の火災がどういう原因だったかは分からないけど、お婆ちゃんが煮炊きしていて何かが起きた、ということは十分に考えられる。

 とても危険なんだ。一人暮らしだけじゃなく、高齢の夫婦も火災を発生させる確率が高まる。つい数年前まではそんなこと考えなかったけど、いまは目の前の非常に切実な問題となっている。これが、田舎の現実なんだ。

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