らんかみち

童話から老話まで

命の重さを量る天秤があるなら

2015年01月23日 | 暮らしの落とし穴
 病院や老人ホームでインフルエンザにかかって亡くなるケースが激増している。伯母さんも犠牲者の一人なので他人事ではない。お通夜に行ってもインフルエンザをもらわないようマスクをかけたけど、ほとんどの列席者はマスク無し。年寄りばっかりなのに、大丈夫かね。

「命の重さはみな同じ」というのなら、インフルエンザにかかって亡くなるのも、猪に襲われて亡くなるのも同じこと。人質に取られて殺されるのも同じということになる。
 まさか身代金に200億円を支払うことはないだろうし、金額の多寡によらず身代金をテロリストに支払うのは、現状では世論が許してくれないだろう。
 人質の二人は無事に帰ってきてほしいし、人と動物の命を比較するわけじゃないけど、鳥インフルエンザで殺処分された数十万の命だって、命には違いない。