らんかみち

童話から老話まで

ウィスキー異聞

2015年01月19日 | 暮らしの落とし穴
 幼いころの隣のおばちゃんは、とても優しい女性で風邪をひいたら自転車で病院に連れて行ってくれた。そのおばちゃんは、ぼくに初めてウィスキーを飲ませてくれた人だ。
 
 たぶん5歳くらいのことで、サントリーレッドだったと思うけど、箸の先にウィスキーを付けて飲ませてくれた。唐辛子のような刺激だったけど、おばちゃんはぼくの反応を楽しんでいたかもしれない。

 このところ町の酒屋さんに行ったら、「ウイスキーが入ってこないんですよ」と嘆いていた。いうまでもなくドラマ「マッサン」の影響なんだろうけど、ニッカだけじゃなくサントリーも入ってこないというのは、どうしたことか。

 にわかウィスキーファンの仕業といえど、ウィスキーの好きな人が増えてくれるのは、子どものころころからのウィスキーファンであるぼくの望むところではあるけどね。