らんかみち

童話から老話まで

被災地支援は反社会的組織に学べ

2015年01月17日 | 暮らしの落とし穴
 あれから20年かぁ……ぼくはなんにもしなかったなぁ、被災地に対しても被災者に対しても。当時教わっていた強欲なバイオリンの師匠ですらチャリティーコンサートを開いて売上金を寄付したってのに。

 当時ぼくが勤めていたのは、本来なら会社を挙げて被災地の救援に駆けつけるべき業種だったんだけど、テリトリーとか過去の軋轢みたいな下らん事情があって、被災地に入ったのは2週間後くらいだったか。

 今ならぼくも何をすべきか少しは理解しているけど、震災当初、最も活躍したのは反社会的と、当局に烙印を押された組織だったという。地元のことをより詳細に把握しているのは、行政ではなく地元に密着した反社会組織というのなら、行政は彼らに学ぶべきだろう。