らんかみち

童話から老話まで

卵の値上がりも秘密保護

2013年12月15日 | 暮らしの落とし穴
 物価、上がったよねぇ。8月頃から、卵ワンパック98円の特売が消えてしまった。大好きだった薄揚げ、パッケージも値段も同じだけど、一回り小さくなってしまって買う気が失せた。ウィスキーもひと頃値上がりしてたけど、それって円安になる前に仕入れたんだよね、なんで消費税が上がる噂に便乗して値上げするの?

 ボージョレー・ヌーボーは味がどうこう言う前に、去年より値が高かった。個人情報保護法が成立したとき、ただちにどうのこうのって影響は感じなかったけど、今はあの法律が高い壁となって生活を脅かしている。
 隣近所、村の年寄りたちの現況を知りたくても、行政は情報を提供してくれないので自治会長が一戸一戸たずね歩いて要支援者マップみたいなものを作らなくてはいけない。あの法律に反対する声はあったのに、何もしなかった自分を今は悔いている。

 秘密保護法についても懸念を持ちながら、ぼくは何もしなかった。嫁も子どももいないから、日本の未来がどうなろうか知ったこっちゃない、という気持ちが無かったかといえば嘘になる。
 でも、あの法律は何が何でも成立させるべきではなかったのではないかと、今はくよくよしている。

 日本の頭脳が海外に流出し始めているらしい。実感はできないけど、芸術はもちろん産業も空洞化が加速しているという、なぜだ!