らんかみち

童話から老話まで

追悼イベントで事故死とは!

2013年12月03日 | 暮らしの落とし穴
 しばらくネットの情報から遠ざかっていたところ、信じられない出来事が起きていた。2011年のバイクレース世界選手権中に亡くなったマルコ・シモンチェリ選手は人気者だったので追悼レースが企画された。その追悼イベントのテスト走行中にドリアーノ・ロンボニ選手が転倒し、後続車に轢かれて亡くなったという。

 ロンボニ選手といえば、「イタリアで最も有名な日本人」といわれた原田哲也選手と同時代に活躍した選手。原田選手が、加藤大治郎選手の事故死の後に引退してしまったのに、ロンボニ選手は指導者としてだけでなくレーサーとしても活躍していたらしい。43歳だった。

 男性の43歳っていうのは、衰えは自覚しにくいけど、バイクレーサーとしては老境だろうか。ゴルファーとしてなら脂が乗ったといわれて不思議じゃない。もっと若かったら反射的にできたことも難しくなる歳なんだけど、自覚するのが難しのだと思う。
 ところが、40代半ば過ぎると、男は衰えを自覚するシーンに多く直面するようになる。43歳というのは、衰えを自覚できないまま無理をしてしまう、とても危険な時期なんだろう。42歳が男の大厄といわれているのには、それなりの理由があるってことか。

 ロンボニ選手のご冥福を祈ります。