らんかみち

童話から老話まで

メタボ講座に出たら死ぬまでデーターを取られます

2010年04月27日 | 暮らしの落とし穴
「そのバロック真珠様の植物は、野蒜(ノビル)であろう」と教えてくれる人あり。ラッキョウや玉葱と同じユリ科の植物らしいですね。そう言われたらマイクロ玉葱にも見えてきました。
 これって美味しいんですけど、玉葱みたいなものと聞けば健康にも良さそうで、チマチマと食べていたらメタボもマシになるだろうか。と言いますのも、保健婦さんが家庭訪問に来て、「メタボ講座のOB会に来てくれ」と案内をくれるじゃないですか。もし郵送で案内が来たならスルーするつもりだったけど、手渡しされたら出席しないわけにもいかないので行ったところ、「メタボに戻ってます」だって!
 
 今治(イマバリ)市には「バリッと元気体操」という、イマバリらしいネーミングのゆる~いご当地体操があります。今日はメタボ講座後のデーターを収集された後みんなでその体操を練習したんですが、はっきり言って動くストレッチに過ぎず、今治哲学とかコンセプトみたいなものは感じられません。当たり前ですね、体操に哲学なんぞ持ち込まれたらやる気をそがれてしまうでしょう。
 でもねNHKの教育でやっている「アルゴリズム体操」みたいに楽しそうなもの考えてもいいかなって思うんです。
 
 それにしても、メタボのデーター取りにいつまで協力しないといけないんだろう。
「お上のすることを甘く見てもらっては困りますね。決められたことは粛々と実行するのが我々の務めなのですよ。ええ、それがたとえ悪法であろうと何であろうと」
 保健婦さんたちの実直は良く理解できましたが、ぼくたちの健康を気遣ってくれているのかっていうと、さてどんなものでしょう。ああでも、おかげさまで再び減量に取り組むきっかけとなったのは間違いありません。要はこちら側の受け取る姿勢次第ってわけですね。