らんかみち

童話から老話まで

橋の通区料金値上げで島民は憤死寸前だぞ

2010年04月09日 | 暮らしの落とし穴
 当島の来月は2、3、4の遍路市に始まり、15、16のバラ祭りが催されるので地元民は大忙しですが、そこへもってきて左派系の総会も開かれます。何が左派かって言われても困りますが、相対的な意味でわかり易いようけじめをつけて呼んでいるだけで、単に環境保護活動をしている団体という意味です。もっともそれを右派から見たら左派ということになりますかね。
 
 右派の方々は総じて環境問題に関心が薄いようで、瀬戸内海の景観破壊について考察するより、外国人参政権や防衛問題の方を熱心に議論してます。是々非々ってことで、ぼくはどちらの側とも親交があるから、たまには板挟みになって困ることもありますが、いずれは両者の間で押しつぶされるでしょう。
 
 それはそれとして、どちらの側も怒っているのは、しまなみ海道の通行料金が6月から引き上げられるということです。高速道路の通行料金を普通車で2000円程度の上限料金を導入するらしいですが、しまなみ海道は3000円と割高になるばかりでなく、2000円に満たない区間の利用者にとっては値上げになるんですね。今まで割引があったのが仇となり、実質的には倍に値上げされるってことなら、そりゃ島民は怒り心頭ですわ。ただでさえフェリーの便数が減ったり、廃止された航路もあるってのに、どないせぇ言うねん!
 
 政権交代が実現して、右派は自民党っていう拠り所が無くなって困惑しているし、左派は左派で自分たちが拠り所とする民主党に楯突かないといけない状況でしょうか。
「こうなったらもう共産党しか無い」という島民の声も聞こえてくるからには、参院選は共産党が躍進すると見た。けど、所詮は人口密度の低さからごまめの歯ぎしり程度かな。だったとしても、黙っているわけにはいかない。この際だから右派と左派が手を携えて「こりゃ朝三暮四じゃないか!」と、料金制度見直しを訴えていきたいのだが……。