らんかみち

童話から老話まで

文芸公募に臨んで、ワードファイルに気をつけよう

2010年04月03日 | 童話
 童話講座の祝賀合評会、略して賀評会のために作品をメールでやり取りしていたら、「ワードのファイルを開けられません」とクレームが来ました。ぼくが使っているのはWord2000なので、新しいバージョンのWord2003や2007で開けられないということはないですが、Word2007で作ったファイルは2000や2003で開けられない場合があるようです。
 
 これって文芸公募に臨んだ場合には問題なんじゃないでしょうか。というのも応募要領に「マイクロソフト、ワード(doc)で作成した日本語の文章」というような但し書きがあったりするからです。(docというのは拡張子というファイルの種類を表すもので、Windowsでは見えない設定になっている方もおられるでしょう)
 その拡張子がWord2007で作成したファイルではdocxになってしまい、以前のWordで開くことができなくなるのです。
 
 公募先って、必ずしもパソコンに長けた人ばかりが受け付けているわけではないと思います。応募要領が不明確な場合があるのもそのためでしょうし、実際ぼくがいくつかのファイルをひとまとめにアーカイブして添付したら、「開くことができません」と再送付を求められたことがあります。
 開けられないってぇ……zipで圧縮しただけじゃん! でも応募期限が過ぎて再送付を受け付けてくれるとは、なんて優しい公募先なんでしょう。といっても、その作品は落とされたのですけど。
 しかし普通は、開けられないファイルを送ったらアウトなんですよね。Word2007を使って作成した文書を、受け取った側がWord2003を使っていて、ファイルが開かなかったら、その時点で落とされている場合もあるかしれません。
 
 そうか、そういうことだったのか、あのヤロウ! なんて特定の人物を念頭に置いて斧を振り回す前に、Word2007を使っている方が万全を期すなら古い形式、docで保存しましょう。メニュー→名前をつけて保存→ファイルの種類でWord97-2003(doc)を選択すればOK。
 古いWordを使っている方なら互換パックをインストールしましょう。新しいバージョンのWordファイルが読めるようになります。