らんかみち

童話から老話まで

自爆テロ? 古い、自爆エロ!

2010年01月10日 | 男と女
 アイリス・ロビンソン首相夫人の火遊びが世界中からバッシングされておるが、他人の不倫を指弾できる人間がどんだけおるねん。一度も罪を犯したことの無い者から、夫人に石ぃ投げぇや。
 なに、本人も議員なのが問題だ? いや、日本の首相だって不倫の末の略奪婚ですがな。
 なに、金を渡しておったのがいかん? かもしれんが、チャールズ英皇太子が、「人類で二番目に古い職業(王様)に就けることを誇りに思う」と、人類最古の職業をたたえておった。(言うまでも無く最古の職業は売春だが、思うに人類最後の職業があるなら、それも売春じゃなかろうか)
 なに、相手は孫くらいの、当時19歳の青年だ? ええやんけ、子どもじゃないんなら。
 
 仕事上で知り合った60歳くらいの女医さんが年に2、3回バリ島に旅行しておった。まさかサーフィンやダイビングやってるんじゃないよなと思ってたら、「男よ、若いオ・ト・コ♂  言うたらアカンで!」と、看護婦さんが教えてくれた。
 生殖能力を失ったからといって性交能力は失わないのが女性だから、子育てが終わった後のセックスは年金みたいなもの、という感覚か? しかし哀しいかな、そのころ夫は生殖能力はあっても性交能力を失っておるっちゅうわけか。

 例によってフェミニストではないぼくだから、アイリス議員を擁護しているわけじゃない。ただ、世界中が鬼の首でもとったみたいに騒ぐほどのことでもなかろうと言いたいんです、そうでしょ? 
 不可解なのでググッてみたところ、同議員は北アイルランド国会の委員会で、「同性愛と同性間性行為を除けば、罪のない子どもを性的に虐待すること以上に卑しむべき行為はない」と発言して、世界中の同性愛者から怒りを買ったのだとか。
 つまり、あろうことか他人の性的嗜好を格付けし、同性愛者を貶めたのが下敷きにあったからこそ、夫人の性的嗜好が槍玉に挙げられる事態になったらしい。まぁ、天に唾したってわけですな。

 しかし真実はどうなのだろう、夫人はハメられたんじゃなかろうか。あそこは長年、独立を巡ってIRA(アイルランド共和国軍)などのテロ組織と、英領北アイルランドは闘争を繰り広げている。
 ということは、今回の事案がテロリズムの新たな手口でないと言い切れるだろうか。テロ組織が首相と議員の失脚を狙い、若くて魅力的な男を工作員に仕立て上げた可能性もある。もしそうだとしたら、自爆テロをしのぐ効果があったのではないか、しかも金まで稼ぎつつ。
 自爆テロなぞもう古い、これからのテロリズムは、自爆エロ、こうでなくっちゃ!