らんかみち

童話から老話まで

ハマチが旬だからといって!

2008年10月08日 | 酒、食
「これは最高級品ぢゃ」と、魚行商のオヤジがしきりに鯨肉を勧めます。見たところ色が赤いので、本物の鯨かな? といぶかりつつも買ってしまいました。クジラの肉はもっと赤黒い感じだと思いますが、刺身で食べたら癖が無くておいしかったです。

 子どもが、「イルカはクジラの赤ちゃん」だと言ったのを聞いたら大人は笑うでしょうが、当たらずとも遠からずなんですよね。イルカもシャチもマッコウクジラも、大きさが違うだけでみんなクジラと呼んでいいんだそうです。だから和歌山の国道沿いでクジラ肉を売る店がイルカを売っていたって偽装でもなんでもありません。でもイルカ肉を「鯨肉」と表示するのはJAS法では不適切とされているし、ここまで農林水産省が叩かれたらチェックが厳しくなるかも。

 イルカもクジラも肉を見ただけでは見分けがつかないぼくは、食べてもその違いが分からないどころか、泳いでいるのを見たって違いは分からんのです。それは出世魚のブリにしても同じこと。今日いただいた捕れたての魚は60cmくらいあったので「ハマチ」らしいですが、その下の「ヤズorツバス」との違いがぼくには分からんのです。
 
「これは最高のハマチぢゃ」と言った魚屋を信じて買った後に天然ハマチを頂いたので、自分でさばいて両方を食べ比べたら、あの魚屋のオヤジィ! 全く味が違うのは、たぶんお坊ちゃん育ちと平民育ちの違いであって、平社員と部長のちがいのようなものではなかろうと思われました。
 どちらにしても、自分でさばいたという証拠ビデオをアップロードできるように、もっと修行しないと!