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北海道美術ネット別館

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オホーツク小さな旅(24) 果夢林あるいは木彫りのクマ

2010年11月02日 23時28分44秒 | つれづれ日録
承前

 ところで「山の水族館・郷土館」の知名度がいまひとつであるとしたら、その一因は立地条件にあるかもしれない。
 この建物、国道からまったく見えないのだ。
 国道とのあいだに、この巨大なからくり時計「果夢林」や、木工体験ができおみやげも買える「果夢林の館」、道の駅などが建っている。
 道の駅や果夢林に立ち寄る人は多くても、山の水族館にはなかなか気づかないと思われる。

 北海道新聞によると、来年度の改築にあたっては、国道に近い土地に移設するのだそうだ。オープンは2012年夏ごろの予定という。

 ところで、果夢林は、毎時0分に人形が出てきて、音楽を演奏する。



 三つの透明な扉が上に向かって開く。
 なんだかサンダーバードみたいだ。




 左右の妖精が中央に寄ってきて、計5人の楽隊となる。
 ただ、オリジナル曲が複数、なんの脈絡も続き、人形も移動はせずその場で楽器演奏のまねをするだけなので、ちょっと退屈(時間によって違うのかもしれないが)。
 たとえば「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など既成の有名曲のほうがいいかもな~と思った。




 演奏が終わると楽隊は三つの扉に戻っていく。
 その後で、上の窓が開いて、大きな鳥が鳩時計のように飛び出す。




 ところで。

 この巨大からくり時計の裏側には、木工体験ができたり、木工品などのおみやげが大量に並ぶ売店のある「果夢林の館」がたっている。
 ここでコーヒーを飲む。

 店内に、木彫りのクマがあった。
 3000~5000円ぐらいだと思う。
 例の、サケをくわえているアレである。
 かつては北海道土産の定番で、道内でもどの家にも置かれていたが、いまや

ペナントとならぶおみやげ界の絶滅危惧種

と呼ばれている。

 う~む。
 ちょっとほしかったけど、またの機会に。


この項続く


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