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参院選挙が終わって

2007年08月02日 23時28分40秒 | つれづれ日録
 あちゃー、すっかり古い話題になってしまった。

 いちおう筆者は、客中公(客観・中立・公正)を旨とする会社の人間である。
 したがって、書きたいことは山ほどあるのだが、ここに書くことはしない。

 選挙期間中、ちょっと感じた、いわば本筋ではない話をすこし書く。

 冒頭の画像にある、自民党陣営の赤いポスターのことだ。
 投票日の直前になって札幌市内のあちこちに貼られていた。

 この「逆風に負けるな」って、いったい、誰にむかって呼びかけているのだろう。

 伊達氏の陣営がじぶんのところの運動員や支持者にむけて訴えているのか。

 だとしたら、一定の効果はあったのはまちがいない。
 けさ(8月2日)の道新にも出ていたけど、陣営にもわからない票が上積みされて、伊達氏は多原氏をふりきり当選を果たしたのだから。

 でも、それだったら、選挙事務所に貼るべきであって、街頭に貼るのはすこしちがうような気もする。
 まあ
「そっかー、伊達さん(と自民党は)逆風なのか。かわいそうだし1票入れるか」
という人をほりおこす一定の効果はあったのだろうけど。

 まさか
「障碍者の施設を利用している人からは金をとり、リハビリテーションの期間は制限し、マイホーム購入者や高額相続者にたいしては減税する一方で一般庶民の減税をとりやめるなど、自民党はこれまで弱者に対する逆風政策をとってきました。これからもホワイトカラー・エグゼンプションなどの逆風が吹きますが負けないでください」
ということではあるまいな。
(資本主義擁護と市場第一を掲げるのであれば、金持ちに手厚く貧乏人には冷たい政策になるのは必然である。よしあしは別として)


 なんてことを書いているうちに、赤城農林水産大臣が更迭(ようするにクビ)になってしまった。

 しかしなー、アベさんそれはちがうよ、といいたい。

 やめなくてよい、ということでは、もちろんない。
 辞任の理由が事務所の費用のことであるなら、最初に問題になってきたときに、本人にちゃんと説明させればよかったのだ。
 現行の法律では説明しなくてはならない義務はない、という。でも、それは、説明してはいけない、ということではない。
 
 赤城氏が説明を拒んだとき、アベ首相はそれを追認し、説明の必要はないという意味のことを繰り返した。
 それを、いまになって、選挙の結果が思わしくなかったからといって、クビを切る。
 だったら、初めから、説明させるべきだったのだ。
「やる必要はない」
と言っておきながら
「やらなかったから悪い」
といって責めるのは、どんなもんだろう(っていうか、むちゃくちゃだ)。


 あと、多原氏に票を割り振れなかった連合とか、小選挙区制になって派閥の力がよわまり「安倍下ろし」が盛り上がらない自民党とか、いろいろあるけど、だいたい新聞に出てる話だし、今回はここまで。


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