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札幌国際芸術祭 (SIAF) 2023−24 ディレクターが決定

2022年01月26日 12時23分09秒 | 札幌国際芸術祭
 きのう、小川秀明氏に決まったと発表がありました。

札幌国際芸術祭2023−24 ディレクターメッセージ / Message from New Director


 一瞬
「え~っ? もう?」
と思ったのですが、前回の発表からすでに3年4カ月が経過しています。
 来年なんですよ。

 これまでは
「SIAF2017」「SIAF2020」
といった略称が用いられていましたが、今回から
「2023-24」
という複数年の表記になっていることが目を引きます。
 口で言うときは、ちょっと面倒かもしれません。

 やはり「こんなに雪の降る大都市は世界でも珍しい」ということもあって、次回も冬場の開催となるようです。


 また、従来は「ゲストディレクター」「企画ディレクター」などという呼称でしたが、今回は単に「ディレクター」となっており、これもおそらく初めてです。
 たしかに「ゲストディレクター」という字面は、最高責任者というよりはお客さん的な印象もありますからね…。


 公式サイト( https://siaf.jp/ )の発表は次の通り。

小川氏は、札幌市と同じユネスコ創造都市ネットワークのメディアアーツ都市*1であるリンツ市(オーストリア)において、アルスエレクトロニカ*2・フューチャーラボの共同代表を務め、メディアアートの先進的な取り組みに長年携わっています。

次回開催のSIAFは、メディアアーツ都市・札幌の強みや、まちの魅力を存分に生かし、さっぽろ雪まつりなどの既存事業とも連携しながら、札幌の冬を変える驚きと発見に満ちた芸術祭の実現を目指します。

なお、札幌国際芸術祭2020で設置したコミュニケーションデザインディレクター(芸術祭と鑑賞者を繋ぐ役割)は、地元人材を中心にしたチーム制(コミュニケーションデザインチーム)として組織することを検討しており、体制及びメンバーについては別途発表する予定です。


 脚注については元サイトをご覧になってほしいのですが、「アルスエレクトロニカ」はメディアアートの国際的な祭典として有名です。


 ディレクターのメッセージは次の通りです。

次回の札幌国際芸術祭は、未来に着目します。それは誰かが創る未来ではなく、自ら創る未来です。アートは、まだ見たこともない未来に向かうためのコンパスを私たちに与えてくれるものだと思います。

私のミッションは、市民に開かれた”創造エンジン”としての芸術祭を実現することです。コロナ禍や気候変動など、予想し得ない地球規模の緊急課題に生きる21世紀において、未来志向の教育やイノベーション、そして地球や自然、テクノロジーとの共生は不可欠です。小さな子どもから大人まで、さまざまな人たちがアートを通して試行錯誤を行い、未来について議論する場を札幌で作っていければと考えています。

みなさんとコラボレーションすることを楽しみにしています。


 前回は新型コロナウイルスの感染拡大の直撃を受けて中止になりました。
 中止というわりには、コンセプトなどを収載した厚い図録(インデックス)を発行したり、長時間にわたる「SIAF TV」配信を敢行したり、さまざまな取り組みを行っていましたが、次回は無事に開催できることを祈念しています。

 開催できたら、個人的にはめちゃくちゃ楽しかった「大友SIAF」から6年半ぶりということになります。
 これから、テーマや、参加アーティストが発表になっていくのでしょう。

 わくわくします。


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