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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 『ONE PIECE(ワンピース)』つれづれ・・・ 「ゴッド・エネルは天下をとれない?」その1

2011年02月26日 | ◆マンガ 感想

『ONE PIECE(ワンピース)』(尾田栄一郎 先生)の話題です。

 

本来なら、“麦わらの一味”の再出発な最新刊について書きたいところではありますが、

今回は思いつきでつれづれ、登場キャラクターの「強さ」について

ゴッド・エネルを軸に妄想してみました・・・な感じで書いてみます。

 

たわむれに書いていますので、ミスや勘違いなどあるやもしれませぬが、

ご容赦いただけると幸いであります。

 

 

以下、『ONE PIECE(ワンピース)』空島編を中心に、61巻までのネタばれあります。

(未読の方はご注意ください)

 

 

 

●ゴッドエネルについて

『ONE PIECE(ワンピース)』という作品の中で

強いと言われるキャラクターは大勢いますけど、

中でもゴッド・エネルの名前をよく耳にする気がします。

 

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エネルは、空島編に登場したボス・キャラクター。

数ある能力の中でも、“無敵”とされるものの1つ「雷」の力を有し、

“麦わらの一味”を圧倒した実力は、まさに「神(ゴッド)」と呼ばれるにふさわしいものでした。

さらに、その後に登場する強敵に比べても、エネルの方が強い?と感じてしまうくらい、

インパクトが絶大なキャラクターでもありましたね。

 

 

たとえば・・・

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赤丸で囲んだ人影がエネルなのですが、

これだけ離れていた距離を、一瞬で至近にまで詰めてしまうことができます。

「雷」の速度で移動できるエネルは、狙った敵を絶対に逃さない!

 

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刀で斬られても、身体が「雷」そのものであるエネルは平気。

自然系(ロギア)の能力者であるエネルには、大抵の物理攻撃は無効なのです。

それだけではなく、「雷」による電撃は、防御不能な最強クラスの攻撃手段。

これに耐えれる人間は、そうそういないと思われます。

触れただけでも、電撃でダメージを受けてしまうわけですから・・・

 

このほかにも、“心網(マントラ)”と呼ばれる特殊能力を用いて相手の動きを先読みしたり、

「雷」の力を無効化されてダメージを受けても、自ら心臓マッサージをほどこすことで

復活したりと、「雷」の力に頼るだけではない地力の強さを持っています。

 

 

 

●ゴッド・エネルの強さはどのくらい?

これだけの強さをほこるゴッド・エネルなのですが、

コミックス43巻128ページの質問コーナー「SBS」において、

作者の尾田先生からは「エネルでは天下を取れません」と言われているのです。

エネルに懸賞金がつけば「5億」以上はいくけれども、

『ONE PIECE(ワンピース)』世界の海にはもっとケタ違いに強い奴らがいる、

ということのようです。

 

しかし、懸賞金5億以上ともなると大海賊クラスと言ってよく、

強力な海賊の代表格〈七武海〉に勧誘されてもおかしくないくらいのはず。

そう考えるとその強さは、たとえば〈海軍本部〉vs〈四皇〉の戦いに参加しても、

かなり活躍できるレベルにはあるだろうと考えられます。

 

ただ、それでも「エネルでは天下を取れない」と明言されてしまうのです。

それはなぜなのか?と考えると、やはり“覇気”の存在が大きいのでしょうか。

61巻で説明されているように、自然系(ロギア)に対する攻撃手段として有効な

「武装色」の“覇気”を使いこなせれば、たとえエネルといえどもダメージをくらうわけで、

怪物のようにバカ強いキャラクターであれば、エネルをねじふせられるということになります。

(このあたり、ロギアと覇気使いの戦いを、頂上戦争を参考に考えてみるのも面白いかも)

 

しかし、それにしたって「雷」の力のスゴさはハンパないわけで、

それでも天下は取れないとなると、ほかにどのような要因があるのか・・・

私なりの妄想をまじえて考えてみたいと思います。

 

 

 

●“悪魔の実”の能力は、本人の実力に左右される

かつてルフィと戦った、元〈七武海〉クロコダイルは、こんなことを語っていました。

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「悪魔の実の能力は 使い方と訓練次第で いくらでも強い戦闘手段になる」

一見単純な言葉ではありますが、これはどんなに便利な“悪魔の実”を食べたところで

それを使いこなせる実力のない者には、宝の持ち腐れとなる可能性を示しているわけです。

 

 

ルフィの子供時代。

 One_piece_60_p094   One_piece_60_p095

“ゴムゴムの実”を食べてゴム人間となったルフィでしたが、

はじめからゴムの力を使いこなせていたわけではありません。

むしろ、ゴムの身体は不便と言ってもよく、その特性に振り回されています。

ルフィはまだ子供であり、鍛え方が足りないのは当たり前のことなのですけれども、

ここから考えられるのは、とくに鍛錬もしていない人物が“悪魔の実”を食べても、

さほどその力を引き出すことはできないであろうということです。

 

 

たとえば戦闘などに関わりのない一般人が、エネルと同じ“ゴロゴロの実”を食したとして、

エネルの「放電(ヴァーリー)」や「神の裁き(エル・トール)」といった攻撃技を使えるのか?

と考えると、おそらく無理なのではないだろうか、ということですね。

まあ、それでも触れれば電撃でしびれさせたり、黒こげにしたりはできるやもしれませんが。

 

そして、これはクロコダイルの言うように「鍛えれば鍛えるほど強力になる」わけで、

使いこなす人間の実力いかんで、その力が決まることになります。

 

となると、たとえば「世界最強の男」として君臨していた“白ひげ”エドワード・ニューゲートが

“ゴロゴロの実”を食していたとするならば、その力はもしかすると、エネルを越えた「雷」の力と

なっていたのかもしれない、と考えられるのではないでしょうか。

逆にエネルが“グラグラの実”を食していたとしても、“白ひげ”ほどの力はふるえていなかった

のではないか?ということにもなりますね。

 

 

・“青キジ”とエネル

これが、〈海軍本部〉3大将の1人“青キジ”で考えてみても、同じかもしれません。

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エネルの力はすさまじく、空島を消し去っていたかもしれないほどのものではありましたが、

それは方舟“マクシム”に搭載された「デスピア」と呼ばれる装置によってつくられた雷雲を

用いることで得られた力でありました。

これによって、「万雷(ママラガン)」や「雷迎」といった大規模な雷技を使えたわけです。

 

 

一方の“青キジ”さんは、

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ロングリングロングランドにて、見渡す一面の海を凍らせたりしています。

「雷」と「氷」では単純な比較にはならないかもしれませんが、

“青キジ”の場合、自分以外になんの力も借りずに、これをやってのけています。

 

能力の及ぶ規模で考えると、方舟に頼っているエネルと、独力の“青キジ”では、

その力に差があると考えることはできないでしょうか。

“青キジ”が「雷」の力を有していたとしても、単独で「雷迎」を使えるとは思えませんが、

それでもエネルよりも広範囲に、かつ強力な雷を落とすことができるのかもしれないし、

また逆に、エネルが「氷」の力を有していても、“青キジ”ほどの範囲で海を凍らせたりは

できないかもしれない・・・というのが、私の妄想です。

 

このあたりが、「エネルでは天下を取れない」=エネルを越える実力者たちが

ワンピース世界の海にはゴロゴロいる、ということを示していると考えられる要素です。

 

 

長くなってしまったので、2回に分けて書きます。(つづく)

 

 


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