ヤングキングアワーズ 2014年9月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●ドリフターズ (平野耕太 先生)
“天下布武”へ向けて動き出す豊久たち。
オルテ帝国の統一へ、いよいよ乗り出すことになり、
信長さんを中心に、今後の戦略・方針が話し合われている模様。
グ=ビンネンによって壊滅させられたのが、海岸線の第5軍らしいことや、
西方にいる第3軍・第4軍が、帝国の肝であることがわかりましたね。
そして今回、北方にいる第2軍がクローズアップされていましたが、
犬人や猫人といった勢力との戦いで、苦戦中なのだとか・・・・・・
北方のオルテ第2軍と戦う勢力は・・・ まさかの菅野直ひきいる軍団!?
犬人を従えて、号令一下、大攻勢に出る菅野直の姿は、まさに猛将。
航空機でなく、地上で指揮官をつとめて、この強さ(^^;
そのハチャメチャっぷりが、“敵”ながらも痛快であります!
しかも、戦術面を引き受けるのが、かのスキピオとくれば、
並の軍団じゃ歯が立つわけもなく、オルテ第2軍が圧倒されるのも、うなずけます。
そこへ、ワイルドバンチの2人も来ていて、菅野直に気圧されてたのは笑った!
比較する「日本人」が豊久しかいないためか、「日本人ってあんなんばっかか」て・・・
違うから! 誤解だから! 特殊だから、この2人は!!
しかし、このまま菅野直&スキピオ組が、第2軍と戦い続けるとなると、
やがて豊久たちとも、敵対することになるのかどうか?
それとも、豊久体制に反発した第2軍を、共同で討伐する流れになるでしょうか?
もし敵対となれば、ハンニバル vs スキピオの再現が見れるかも??
いずれにせよ、楽しみです!
オルテ首都ヴェルリナの有力者たちに、演説かます信長さん。
突然のクーデターに、首都の民衆が動揺しているのは当然で、
これを落ち着かせるための演説を、というわけですね。
そこで信長さん、ハッタリかますべく、彼らしい「演出」をほどこすことに・・・
まず、サン・ジェルミ伯とオルミーヌに前座を務めさせているのが、ウマい。
これによって、オルテの大貴族と十月機関の導士が味方していることを印象付けます。
また、彼らに〈漂流者〉を「救世主」と呼ばせ、うやうやしく紹介させているのが、
豊久や信長といった得体のしれない人間たちへの、信用度を上げる効果になっています。
そして信長さん自身が、煙をたかせて雰囲気を出しながら、
「第6天魔王」として派手な登場をしているのがダメ押しに・・・
なるはずでしたが、ここで大笑い゜(*゜´∀`゜)゜
第6天魔王もビックリ!
魔王以上に凄まじい人が姿を現して、大混乱!!
信長さん曰く「変な鬼さん」で、腹筋おかしくなりましたよ!!!
有力者たちもビビるその人こそ、〈漂流者〉軍団の主・豊久さん(^∇^;
いや、これは本当怖いですわ・・・ そりゃ~ビビるわ。
などなど、順調なのか前途多難なのか、オルテ統一へ動き出した豊久軍団。
今回は、勢いあって愉快な場面が満載で、笑いっぱなしの面白さでありました。
いったい次は何が起きるのか・・・ 今後も楽しみです!