ヤングキングアワーズ 2016年10月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
“白鯨”にて、駒城艦長と響さん。
群像の身に起きたことを、響さんに告げに赴く駒城艦長でしたが、
彼女は「大丈夫ですよ」と、むしろ艦長を励ますように言っています。
しかし、駒城艦長が去ったあと、不安げに、不安だからこそ、
「群像君は大丈夫」と、自分に言い聞かせるようにつぶやいていたのが、切ない。
そして、本来は響さんを安心させるべき立場の駒城艦長が、逆に響さんの言葉に頼り、
安心を求めるような形になっていたことを、艦長自身が悔いていたのも、印象的でした。
それだけ、群像の安否が、多くの人たちに不安を与えるほどのものであり、
彼の存在の大きさを、改めて実感させられますね。
一方、レパルスさん。
ヴァンパイアと会話するレパルスさん、どうも“白鯨”を気にしている様子。
アドミラリティ・コードの命を重んじる彼女は、当海域を離れられないようで、
それでも、だいぶ移動して来たあたり、よほど意識していることがわかります。
“白鯨”の「監視」をヴァンパイアに任せているものの、それは“白鯨”が当海域へ
侵入してこないようにするためらしいのですが、ヴァンパイアは「掩護」しないのか?
と聞いているようで、そこで何やら言い合いになっています(^^;
まあ、レパルスさん、ツンデレっすよね(ォィ
本当は、“白鯨”が気になって気になって仕方ないのに、“霧”の使命の手前、
自分を押し殺して、それがツンな態度になっているような印象を受けます。
それを、ヴァンパイアさんが「面倒くさい女」と評していて、笑゚(*゚´∀`゚)゚
この2人のやりとり(ヴァンパイアさんは通信のみですが)、面白いですよね。
ただ、使命に自ら縛られることを望んでいるレパルスさんが、
“白鯨”のため、己の意思で動く日が来るのかどうなのか、注目しておきたい所です。
横須賀、タカオ組。
もう、人としての生活が身についているタカオ組の面々。
帰宅したズイカクの「ただいま~」から、オカンな402など、
あの誇り高きメンタルモデルの姿は、どこに行ったの!?状態で、愉快です。
そして、ハルナ組への対処を話し合う面々。
なるほど、ネットワークを介した会話では、傍受の危険があるため、
顔を突き合わせて話し合いをしなければならないわけですね~、面白い。
それを、「人間っぽくて」良いじゃないかと述べる402。
マグロ料理をつくって披露しているのだから、もう、ホント、人間そのもの(´▽`;)
というか、普通に美味しそうで、たまりませんな!
食事風景。
4人で食卓を囲んで、ぱくぱくがつがつ食べる様子が、まるで家族。
まあ、402が「お母さん」なので、それは仕方ないことですね(ぇ
皆が美味しいかどうか、気にしているのも面白い(^^;
そして、食事しながらの会議。
その中で、政府がハルナ・キリシマや、タカオ・402などの正体を掴んでいることを
402が語っていましたけど、容姿が知られていれば、さもありなん。
しかし、ズイカクが「なんで姿を変えなかったの」かと訪ねてきたことに、
総旗艦の指示であることを告げていましたけど、その指示の理由には少し驚きましたね。
「その方が人間の警戒心を抑えられる」
なるほど、と思うのと同時に、よく人間心理をわかっていらっしゃいますね、総旗艦。
なんて考えてしまって、総旗艦の人への理解に深さに感服でありました。
そのことは、ズイカクにとっては「難しい事」なのに、総旗艦は把握できている。
やはり総旗艦は、人間社会での経験が豊富だということなのかもしれません。
また、402が人間側に何かしら干渉しようとしているようですが、何する気なんでしょね。
タカオさんはまだ学園生活を続けるようですし、入学してくるハルナ組との衝突、もしくは
水面下での暗闘とかあるのかも・・・? なんて期待しちゃいます。
総旗艦とアタゴさん。
ここで、総旗艦が通信していた相手には、わき立つものを感じずにいられませんね。
ヤマトにとってはムサシと同じく、妹にあたる存在・シナノ。 もう1隻の超戦艦。
ムサシ姉も今に分かってくれる、なんて言っていることから、ヤマトとムサシの確執について
気をつかっていることが伝わってきますけど、そのことに総旗艦さんは、
「あの子にはあの子の世界が在るのよ」なんて述べていたのが興味深い。
自分とは違うものを見ているであろうムサシさんのことを、敵視せず認めているような雰囲気。
総旗艦は他の艦について、大幅な自由行動を許容していて、そのあたり少し謎めいてるものの、
各人の意思を尊重している所は、面白いと感じます。
それはともかく、アタゴさん。
総旗艦のオモチャにされていたのが、愉快でしたねえ(´▽`;)
着せ替え人形のように、まず制服を着せられて、次に帽子と、遊ばれている雰囲気。
でも、制服姿のアタゴさん、たしかに可愛い。 私服も可愛い。
総旗艦お墨付きの「タカオ型はかわいい」もいただきましたし、大満足ですな(ォィ
アタゴさんにしてみれば、総旗艦に同行しての重要任務。
生真面目っぽい性格してますから、緊張はしないにせよ、規律正しく任務にあたろうと
していたのではないかと思われますが、そこに総旗艦からこの仕打ち・・・
さすがのアタゴさんも戸惑いながら、輝く瞳で着せ替えを勧めてくる総旗艦に
若干引いていたのが、とてつもなく愉快でありました!
などなど、群像や401を離れて、“白鯨”・レパルス・タカオ組・総旗艦組と、
それぞれの様子が描かれた今回でしたけど、やはり注目すべきは横須賀でしょうか。
ハシラジマ方面も気になりますが、これから一体なにが起きるのか・・・ 今後も楽しみです!
今月のアド探~!
コンゴウ様、前回の行動の言い訳・・・もとい高尚なる理由を説明す。
前回の行動、すなわち、群像を囲ってしまった淫らなアレですね(ォィ
何やら人格シミュレーターを切り替えて、別人のようになるコンゴウ様に笑!
妙にテンションあげあげで、☆まで付けてしゃべる姿は、まさに滑稽。
さすがに自己嫌悪に陥るコンゴウ様でしたが、そこを402に目撃され・・・
可愛い叫び声あげたり、可愛い言い訳したりするコンゴウ様が、愉快でした(^^;
それはともかく、ここで前回の行動の理由について、コンゴウ様が語っていたのは
興味深い所でした。
群像を殺す気満々だったのに、なぜあのような行動に出たのか?
そこに私は矛盾を感じていたのですが、ここでようやくその理由が明らかに。
きっかけは、外からの働きかけ(?)だったものの、その後の思考はコンゴウ様自身のもの。
コンゴウ様にとって群像の存在が重要なものだと、数秒のシミュレーションによって
把握したということなのですね。 いったい何を未来に見たのか、気になります。
それにしても、コンゴウ様にかけられた「声」は、402が述べていたようなものなのか、
はたまた、もしかすると以前にハルナ(マヤ)を止めたものと同じなのか・・・ 謎は深まります。
そして、しんみりとした雰囲気の中、去ろうとする402でしたけど、そこで一転、
コンゴウ様をからかうような一言を残していったのには大笑゚(*゚´∀`゚)゚ やるな、402さん!
今回も、本編を補完するような内容だったアド探でしたけど、Ark Performance(弐号)先生によると、
このようなことらしいので、ぜひとも「タカオ部」もチェックしなければなりませんね!
当然、アド探にも注目です!