2018年6月号
表紙は、窓際のんびりミカちゃん!
タロー&さくらと外を眺めている雰囲気が、ゆったり気分にさせてくれます。
他、ランドセル背負いながら水産物を運ぶちぃちゃんや、新連載作品も!
今月の「コミックス14巻・発売中ゲストで賞」は、『ちぃちゃんのおしながき』!
今回、ゲスト登場! いつも通りの「みづは」の風景。
おススメ品はとんかつで、お酒と一緒に常連さんたちも楽しみます。
が、そこで各人、ビールと日本酒とハイボールとで分かれてしまい、
それぞれどれくらい、とんかつに合うのかを語っていたのは面白かった。
そして、その話を聞きながら、互いに互いの話に思わず「ごくり」したのは愉快。
どれも美味しそうな組み合わせで、全部試してみたくなる誘惑がありました。
そんな風に、とんかつに合うお酒を語り合う面々でしたけど、お酒ではないものの、
ちぃちゃんが出してきた組み合わせには、皆一致でご満悦なあたり、さすが。
う~ん、とんかつ食べたい。
【連載スタート!】
●夜のメイドさん (あづま笙子 先生)
夜だけ現れるメイドさんとの生活。
ゲストを経ての連載スタート!
一條奈月くん(14)が、とつぜん現れたメイド・小夜子さんと交流して始まるお話。
じつは幽霊な彼女と、下宿の女子高生・五十嵐弥宵さんとの同居生活が描かれます。
今回は、小夜子さんと話していると、話し声に気付いた弥宵さんがやって来て、
奈月くんがハラハラ・・・なんて感じに、弥宵さんの来訪が気になる内容。
奈月くんにとって弥宵さんは「大切なかた」なのだと、あらあら言いながら
理解したつもりになってる小夜子さんが面白い(^^;
奈月くんは「お姉さんみたいな」存在だと、赤面しながら言ってましたけど。
弥宵さんは弥宵さんで、奈月くんの様子がおかしくなったことに気付きつつ、
グレ始めているのでは?と考えていたのは、ズレていて愉快でした。
などなど、小夜子さんのいる生活が始まった奈月くん。
弥宵さんは小夜子さんが見えないけれど、様子が変なことはわかっていて、
このあたり、どう誤魔化しながら暮らしてゆくのか・・・
小夜子さんがなぜ幽霊になったのか、なども気になりつつ、
連再スタートとのことで、今後も楽しみです!
【今月のピックアップ!】
●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)
女なんて・・・
今回の相談者は、自称「二重人格」の二重仁くん。
ということは、その二重人格が相談内容なのかと思いきや、問題はもう1つの人格が
女性嫌いであるということで・・・
ジキルと名付けられたもう1つの人格は、「女なんかクソだ!!」と凄んじゃうタイプ。
そのため、女子と仲良くなろうとすると邪魔をするというから、面白…もとい厄介。
わざわざジキルと名付けているのは、そちらが本心に近いからなのでしょうかね?
それはともかく、ジキルの述べる所では、やさしい男が好きと言いながら
壁ドンやちょいワル男が好かれることに納得いかないという話ですが、アスクミ先生が
そこをパーソナルスペースと、知り合いか否かで違うと答えていたのは、見事でありました。
しかし、そこでジキルくんは痴漢冤罪などの話を持ち出し、やはり女はダメだと
論陣を張りますが、それに対して先生は、実際に女性にされたりしたことなのか、
逆に女性が「男はみんなクソ」と偏見まみれで言ったらどうかと語っていたのは興味深い。
身近にいる女性はどうなのか? クソと言えるほどなのか。
噂や評判だけで物事を決めつけることの安直さは、余計な偏見を生みますからね。
最近、「男は~」「女は~」という性差によって決めつける言説をよく見かけていたため、
今回のテーマは、とても注目しながら読むことができました。
「この世界に何十億もいる人たちを」「男と女のふたつだけに括ることなんてできない」
女だから必ず痴漢冤罪をおこなう、男だから性犯罪ばかりする、なんてことはないわけで、
大勢の人たちの中には、そんなことをしない女性・男性だって当然いるわけです。
まず、そばにいる人がどんな人なのか、知ってゆくことから始めるべきだと述べる
アスクミ先生の言葉には、説得力がありましたね。
当たり前のことなのだけど、ネガティブな情報があふれる中では見失いがち。
なので、それを指摘してくれる先生の存在はありがたい・・・
なんて感じつつ、今後も楽しみです!
【その他】
まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、コミックス8巻が5月7日発売!
そんな今回、オウムがやって来た! ということで、主上と定子様が大はしゃぎ。
彰子様も巻き込んで、子供たちの喜ぶ様子が楽しかった…けど、大人組は大変(^^;
●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)
忙しいGWのはずなのに・・・?
オシャレな恰好で市見さんがやって来て、塩川兄を捜してきたのは危険な兆候。
そんな彼女の様子を見ながら「ドン引きレベルのメスの顔」とか言う古城さんヒドッ!
さらに臼田さんも来て、女子力の高さがさすがな印象だったものの、それすら古城さんは
ネガティブ評価するなど、彼女のやさぐれ具合が面白すぎでありました(´▽`;)
しかし、その上から目線に、報いがあったのは爽快でしたね(ぇ
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
GWにお出かけする一香さんと朋也くんでしたが・・・
そこで出会った少女・華さん(11)に話しかけられ、誰なのかわからないまま、
交流していたのが面白かった。 華さんの方は朋也くんを知っているのもミステリアス。
そして、誘われるまま彼女の言うお店へ行くと、そこにはおばあちゃんが・・・
といった感じのお話でしたけど、そこで華さんの正体も判明して、一件落着。
少し気難しい子ですが、朋也くんを気に入ったようで、今後どんな関係になるのか楽しみ。
●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)
十越さんのお弁当は、なぜハイクオリティを維持し続けられるのか?
自分が料理をしたいことと、それがリフレッシュになると述べる十越さんでしたけど、
周囲の女性にとっては耳に痛いようで(´▽`;) ただ、それでも疲れているようで、
面堂さんが彼女を少しでも休ませようと、「新しい調味料」を贈っていたのは面白い。
しかし、時短のために渡したはずなのに、それすら幅広い調理法で時間をかけてしまう
十越さんがさすがでありました。 それでもリフレッシュできる所も、スゴイなあ。
●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)
兄が眺めていた水着グラビアを、見てしまった高沢くん・・・
ですが、「きれいな人だね」と笑顔で答えていたのが健全すぎて面白い。
しかし、兄がその写真の顔をみおさんにしたものだから、唐突に反応してしまい、
みおさん本人に会っても赤面して逃げ出してしまうほど。 極端だなあ(^^;
罪悪感とモヤモヤがあると語っていたのは純情ですが、中野くんの一言で一件落着。
そこはさすが中野くんですけど、妙な気分になるかどうかを隠していたのは大笑いでした!
●だめっこどうぶつ (桑田乃梨子 先生)
連載200回達成! そんな今回、ゆーたいりだつーーー。
うる野くんがぼんやりしていた所、眠ってしまい、そこで唐突に幽体離脱!
魂が抜けた状態で、空を飛んで色んな動物に会いに行ったりしてますけど、
時間をかけてしまうと戻れなくなるのでは? という可能性があってハラハラでした。
しかし、ちー子ちゃんに触れられないからという理由で、即行戻ろうとするのは
うる野くんらしかった(´▽`;) でもって、やっぱり戻れなくなるあたりも。
【新人4コマ杯 3月期月間賞】
・O-EKAMI (堂本ド門 先生)
隠れオタクがバレて、連れられて行ったのは・・・?
【主な登場人物】
・内海テツロウ : オタクを隠していたのものの、バレてしまい・・・
・備前リュウト : フォロワー1万人超えの人気絵師。
・高橋ヨウセイ : えっちな絵描きで、その方面では有名人。
・???? : ????
テストの裏に美少女ゲームのキャラを描いていた内海くん。
それを備前くんに見つかってしまい、オタバレしたと思ったのも束の間、
手を引かれて連れて行かれた部屋には、絵描きな男子たちがいて・・・
といった感じに、絵描きを共通点にする少年たちのお話になっていました。
有名絵師の備前くんや、そちら方面では有名なえっちな絵描きの高橋くん。
そんな人たちと絵を描くことでつながる内容は、なかなか面白そうです。
もう1人がどのような絵描きさんなのか、ここではわかりませんし、
つづきに期待したい所です!