五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2012年11月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2013年1月号

 Manga_time_or_2013_01

 表紙は、冬の装いな山下さんを中心に、クリスマスムード。

 『あねぐるみ』の姉さんがサンタコスであげる側、

 『らいか・デイズ』らいかさんはプレゼントをもらう側、

 さらに、サンタの米澤先生が同じくサンタの榊先生に贈物。 そんな様子が面白い!

 

 

 今月の「12月7日、コミックス完結2巻発売で賞」は、『ハルコの晴れの日』

 Manga_time_or_2013_01_p085_2

 先々月号で最終回を迎えました本作品。 コミックス発売を控えた今回、特別編で登場。

 「先輩の特別な一日」ということで、臨時休業したムジナを舞台に、先輩の大忙しな様子が

 描かれていました。 次々やって来るお客さんに翻弄される先輩が、コミカルで笑えます。

 「365日年中無休でやってるイメージ」 そこに隠された理由には、ニヤリとしましたけど、

 その上で、めでたいシメとなりましたね。 楽しませていただきました!

 

 

 

【改題 今月のピックアップ!】

●ヒミツの家光 (江茂タツキ 先生)

 Manga_time_or_2013_01_p079 Manga_time_or_2013_01_p080

 徳川家光が町娘に恋をした!? その恋路をえがく4コマ物語。

 『おゑど恋愛帳』から改題してのカラー登場。

 男性ばかりに興味のあった家光さんでしたが、おしのびで町へ出たところ、

 汁粉屋ではたらく町娘・おキヌに出会ったことで、何かが変わり始め・・・

 柳生十兵衛、春日局、知恵伊豆さんまで登場する、家光主役のお江戸絵巻です。

 

 今回は、辻斬り騒動つづき。

 ついに姿を見せた辻斬りに、友さんが傷つけられて、さあ大変!

 友さん、正体を(あと性別も)隠してますが、これでも柳生の者ですからねえ。

 しかも、辻斬りの正体が見知った人物とあって、家光さんも驚き・・・ という展開。

 

 これはイヤでも緊張感が高まるぜ~!

 ・・・と思っていたら、十兵衛さんのギャグ・ツッコミで、あえなくお縄とか(;´Д`)

 まあしかし、その最中におキヌさん、光さん(家光の仮の名)の正体へ迫ってしまうことに。

 ということで、辻斬りから一転、家光公の正体に、おキヌさんが気付いてしまうのか!?

 なんて内容が、楽しいお話でありました。

 

 そのあたりは、おキヌさんらしい良い娘さんぶりが見られましたし、

 家光さんも珍しく(?)漢気を見せたところがよろしかったんじゃないでしょうか・・・

 最後の宗矩さまは怖かったけどね!

 などなど、家光公を中心にくりひろげられる江戸の日々。

 辻斬り騒動も解決して、さて、ここからどう物語が進んでゆくのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●鹿女子【バンビーナ】 (新山ハルキ 先生)

 Manga_time_or_2013_01_p095 Manga_time_or_2013_01_p097

 鹿とたたかう少女のお話。

 転校生の桜井琴子さん。

 初日いきなり、猛烈な洗礼をくらってボロボロに・・・ 鹿相手にですが(^◇^;)

 その日から始まる、琴子さんと鹿たちの壮絶な争いを描いた4コマ作品です。

 

 いや~面白い!

 絵柄の可愛らしさもよいですが、ネタ的にイケている風味。

 わらわら鹿にもみくちゃにされる琴子さんや、先生に教室へ呼ばれるシーンなど、

 オチの付け方がみごとな4コマが多かった印象でした。

 さらに、たたかいの日々も苛烈さをまし、4日目の「サンバdeどっきり作戦」とか

 セクシー&涙でカワイソウだし、5日目も可愛くてカワイソウという、ちと気の毒な面白さ。

 

 そこでクラスメイトの愛子さんから、鹿対策のため嘉門ちひろに会うようアドバイスを受け、

 なんだか騒がしくも楽しい雰囲気に・・・ なんて内容が、飽きさせずに読ませてくれました。

 おっとりな愛子さんと、元気おバカタイプのちひろさんと、キャラクターも良い感じ。

 これは面白くなりそうですね。 3ヵ月連続登場とのことで、楽しみです!

 

 

 

●かでん屋さんの基礎知識 (風良まり 先生)

 Manga_time_or_2013_01_p113 Manga_time_or_2013_01_p116

 電器店でバイト始めた女性の奮闘記!

 『女子校生かんさつ日誌』の風良先生が新作登場・・・ って、「かんさつ日誌」終わりなの!?

 うぬぬ、あちらの作品もかなり好きだったので残念ではありますが、

 それはともかく、今回は、電器店でバイト始めた園宮一花さんのお話であります。

 

 家が自営業だけど、父親が腰を痛めたらしく、しばらくはお休み。

 そのため電器店でバイトすることになった一花さん。

 初仕事、いろいろ大変そうですが、職場にはかつての同級生・さんちゃんもいて、

 持ち前の元気さでがんばっている一花さんの姿が、楽しく感じられる作品になっています。

 

 前作でもそうでしたが、女性の快活さがとても魅力的に描かれていますね。

 私はこの雰囲気が大好きでして、今作でも一花さんの奮闘ぶりが楽しくて仕方ない。

 笑い声が「にゃははは」というのも特徴で、さんちゃんが少し振り回され気味なのも、

 良い関係になっています。

 

 着ぐるみ姿も可愛いし、家電をお客様に勧める場面も、なかなか感じがよろしい。

 私としては「かんさつ日誌」の方もつづき読みたいんですけどね・・・

 こちらにも期待しておきたいと思います! つづき~!!

 

 

 

●電車のお姫様。 (永吉たける 先生)

 Manga_time_or_2013_01_p121_2 Manga_time_or_2013_01_p121b_2

 本社勤務となった男性が、駅で出逢った謎の女性・・・ いったい何者?

 都会の人の多さに驚く馬尺周さん。

 駅のホームで電車を待っていましたが、やって来た車両のドアの向こうに美女発見!

 停車してドアが開いてゆくと・・・ と始まるお話。

 

 ドアが開くや、美女の姿を見て愕然とする周さん。

 何が何だかわからない状況に焦りまくりですが、読んでる私も意味不明(´▽`;)

 一発ネタ風味なスタートを切りました本作品。

 美女の行動が、電車内でおこなうにはふさわしくない点が、シュールな可笑しさになりつつ、

 それに驚くのが周さんだけで、他の人たちは整然と電車に乗り込んでゆくのがさらに面白!

 

 会社についてから、その話をしても反応が妙で、ますますミステリアスになる美女の存在。

 ・・・なんて感じに、電車内にいる謎の美女におののく周さんといった内容でしたが、

 まあ何と言うか、一発ネタ・出オチ感満載で、このまま話をつづけられるのかどうか・・・?

 周さんが美女の謎を追うというカタチになるんでしょうかね。

 たしかに、それは知りたいかも(^^;

 

 

 

【新人ギャグまんが展】

 (宮下拓也 先生)

 Manga_time_or_2013_01_p178

 単発ネタが面白い4コマ作品。

 最近にしては珍しい、単発型の4コマ漫画ですね。

 シンプルな絵柄に、シュールな作風で、笑いを誘ってくるのが好感触。

 運勢を占いつつ、別のものになってしまうオチが楽しかった1発目も良いですが、

 小学生たちのデータを元にした公園選びネタ2つが、なかなか見事でありました。

 “今どき”な空気を醸し出しつつ、ちょいと大人ぶった態度の小学生が、小憎らしくも面白い。

 軽めに楽しめる4コマになっていて、イイですね。

 

 

②へつづきます。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。