五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想

2018年04月06日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2018年5月号

 

 表紙は、ナースな吉田さんと山下さん!
 お仕事仲間ですけど、仲良い雰囲気が出ていますね。
 他、めぐみさんとまさ子さん、らいかさんと悠美さんも、仲良し!

 

 

 今月の「未確認飛行物体で賞」は、『ラディカル・ホスピタル』

 

 今回、UFOを見たという患者さんが・・・!

 UFO、すなわち未確認飛行物体のことですが、これってバカにできないんですよね。
 というのも、それが何であれ、正体不明の飛行物体は総じてUFOと呼ばれますから、
 鳥や気球、風船などを誤認したとしても、それはUFOになるわけです。

 一般的に、宇宙人の乗り物として認識されるUFOも、そういった誤認の中で生まれた
 かもしれないと考えると、UFOを見たという証言も、決して嘘ではなくなるわけです。

 まあ、本当に宇宙人の乗り物が来ている可能性も、なくはないかもしれない希望はある?
 なんて思いを馳せたりしますが、確定情報がない以上、せん妄症状とされるのもやむなし。
 患者さんが宇宙人だったら? なんて質問に、キリッと答える榊先生が面白かった!

 

 

【ゲスト作品】

●少女Switch (ねこ末端 先生)

  

 色々ちがった少女2人が入れ替わり!?

 【主な登場人物】
 ・土肥麗   : 背が高くて怖がられるけど、皆と仲良くしたい16歳。
 ・久美浜マコ : 隣のクラスの小さくて気さくな少女。

 カラオケに行こうと相談している同級生に、話しかける麗さんでしたけど、
 背の高さと目つきの悪さから、威圧感があって怖がられてしまう始末。
 そんな中、入れ替わりアプリなんてものがスマホに入っていることに気付き・・・

 と始まるお話ですが、いかにも怪しい入れ替わりアプリを消そうとした所、
 隣のクラスのマコさんとぶつかり、アプリが発動! 2人が入れ替わることに。

 マコさんになった麗さんは、スタイルが普通なマコさんの体を知ることで、
 自分のスタイルが良いことに気付いているのが面白い(^^;
 他人になることで、自分を知るというわけですね。

 そして、麗さんになったマコさんは、その気さくさで気軽に他の人に声をかけ、
 さっそく打ち解けてゆく様子が愉快だったり、2人それぞれの入れ替わり模様が
 楽しい内容になっていました。

 入れ替わりには時間制限があるようですけど、マコさんの影響を受けて、
 これから麗さんがどう変わるのか、もっと見てみたいので、つづきに期待です!
 (第1回目とあるので、連続ゲストかな?)

 

 

【最終回!】

●あかるい夫婦計画 (井上トモコ 先生)

   

 いつも変わらぬ夫婦生活4コマも・・・ 最終回!

 最後も、とくに変わったこともなく、いつも通りの2人と、
 そのほかの人々の生活模様が、実感を伴う面白さで描かれていました。

 【主婦のスキル】予定がなくなって早めに帰宅してきた夫さんですが、
 食事の用意がない・・・と思いきや、20分で一汁三菜を用意する奥さん。
 まあ、ズボラゆえに磨かれたスキルと言ってますけど、それでも尊敬ものですよ。

 【答えが出る】映画の原作小説を買ったものの、その映画が不評と知ってガッカリ。
 新発売の缶飲料を買ったものの、あっという間に半額になるほど評判悪い・・・
 など、ありがちとは思いますけど、その価値は自分で確かめて決めればよいだけです。

 【自分を苦しめる感情】悩んでいたけど恨みを捨てたらラクになったと聞いて、
 しみじみする夫さんですが、奥さんも夫さんが悩んでいる時、何もできなくて
 落ち込んでいたものの、“ある感情”を捨てたら悩み解決とか言っていて笑!

 【夫婦の計画】昔、行こうと約束した場所があって、そのための計画を立てることに。
 ところが、夫さんは約束を覚えておらず、奥さんも別の友人とした約束だったかも?
 なんて考えていますが、それでも「計画」が出来上がるあたり、夫婦らしさがありました。

 などなど、いつも通りの生活模様が可笑しかった最終回。
 様々な生活上のネタが、親近感を覚える内容で、そのあたりに魅力があるのはもちろん、
 描かれる夫婦像が少しドライで、ベタベタしない普通さだったのもよかったですね。

 それでいて、2人の関係はうまくいっていて仲が良く、安心感がありました。
 だいぶ長い間、読んできた作品の1つなので、終了には驚きがありますけども・・・
 楽しませていただきましたー!

 

 

●ぎんぶら (安堂友子 先生)

  

 銀河ぶらりと調査隊の物語も・・・ 最終回!

 最後は、旅人の星ターミナル!
 って、地球に戻ると言っていたのでは? と思ったら、復路に入った段階のようで、
 つまりまだ、旅路の半分という地点なのは愉快でした。

 ターミナルは、多くの星の中継地を有するハブ空港惑星とのことで、くつろぎの地
 ・・・と思いきや、頻繁に人々が行き交うためか、外来生物がバンバン住みついて
 危険な星になっていたのは、何とも(^^;

 おかげで保険業が盛んとか、理のある発展をしていて面白い所です。
 そんな星ですごすことになる若竹くんたちでしたけど、地球の人と出会って、
 話をしてみると、見事に若竹くんと趣味・嗜好が合わなかったのは可笑しかった!

 さらに、外来種ハンターなる人まで現れて、大活躍でしたけど、
 名前と食生活から、地球出身しかも関西と判明していたのは面白すぎ(´▽`;)

 などなど、地球への復路に入ったターミナルにて、迎える最終回。
 本作は、銀河ぶらり旅(密命もありましたが)で訪れる様々な個性ある星々の
 生活模様や成り立ちなどに面白味のあった4コマ作品でしたね。

 安堂先生らしい「理」で創造された各惑星の特色が、魅惑的でありました。
 旅自体は続きますけど、これにて一区切りとのことで、残念ではありますが、
 楽しませていただきましたー!

 

 

●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)

  

 川柳で会話する少女のお話も・・・ 本誌最終回!

 最後は、エイプリルフールのもみじさん・・・ですが、
 4月1日に学校にいるのは、きっと登校日か何かだと考えるのが、
 訓練された読者の作法です(ぇ

 遅刻ギリギリの状況で、人助けして遅れたもみじさんの弁明も、
 先生にはエイプリルフールと思われていて、お気の毒(^^;

 そんなわけで、騙し合いを警戒したクラスも、疑心暗鬼に包まれていて面白い。
 まあ、「傷つけるウソはダメ」という意見もあって、それはその通りですよね。
 もみじさんの父上は、母上を傷つけるウソでしっぺ返しくらってましたけど。

 他にも、エイプリルフールにかこつけて、告白の保険にしたり、
 企業が便乗して1日限りのイメチェンするなんて話もあったりと、
 色んなエイプリルフール模様が、愉快でありました。

 そんなこんなでしたけど、これにて本作は、タイオリ掲載の最終回!
 まだ「ホーム」では続くようですので一安心・・・ということで、今後も注目です!

 

 

●脳内フェスタ (松永みやこ 先生)

  

 ちょっと可笑しな日常4コマも・・・ 最終回!

 最後も、ナルシー以外は、いつもと変わらない日常模様。
 それぞれのネタが面白おかしい内容でありました。

 【いい夢】「いい夢を見れる枕」を開発した男性が、ヒットすればお金は手に入るし、
 モテモテになるしと考えていますが、そのイメージそのものが夢だったというのは
 愉快でしたね・・・ この枕、効果ありじゃないですか!

 【トライ】自転車でアメリカ横断したという青年の話を聞き、自分は日本でやろうと
 考える友人でしたが、日本縦断は難しいから、横断にしほうと言っていたのは笑!
 でも、あの辺って山が多そうですし、けっこう難しいのでは? そうでもないのかな?

 【脈あり?】気になる男性に「髪の毛切った?」と尋ねられ、変化に気付くなんて
 脈ありだよねと喜ぶ女性でしたが、友人によると「髪の毛切ってないよね」とのこと。
 どういうことかと思ったら、別の「変化」なのは可笑しかった! それって脈あるの?

 などなど、様々な面白さがありましたけど、最後にナルシーがいなくなる!?
 【さよならナルシー】とのことで、スマホをかえてしまい、ナルシーがいなくなるも、
 思ったより快適というのは、何とも複雑なオチでしたね。

 とはいえ、何だかんだで寂しい・・・と思っていたら、新しいスマホでも復活できて、
 一件落着でありました。 まあ、最終回なんですけども(´▽`;)
 そんなわけで、楽しませていただきましたー!

 

 

●まんしゅう (唯洋一郎 先生)

  

 “未来の天才予想師”まんしゅうと、その父・穴造の日常物語も・・・ 最終回!

 最後は、豪邸に帰って来るまんしゅう君・・・?
 まさか穴造さんが万馬券でも当てたのか?? と思いきや、
 この子はまんしゅう君ではなく、「万造」くんというから驚き。

 しかも、まんしゅう君のお子さんらしく、どうも未来のお話とのこと。
 そんな内容が面白おかしく、また何かしら感慨深げな雰囲気になっていましたね。

 翔子さんも「おばーちゃん」だし、まんしゅう君は28歳だし、
 未来の風景はだいぶ様変わりしていましたが、それでも穴造さんは競馬場。
 社長になったまんしゅう君を自慢しているあたり、父親って感じです。

 そして、穴造さんを背負いつつ、変わってない競馬場の風景に、
 かつての自分と父の姿を思い起こすまんしゅう君が、ちょっぴり切なかったり・・・

 といった風に、しみじみした思いを感じさせるラストになるかと思っていたら、
 穴造さんらしい愉快なオチをつけてくれましたし、さらに、念願の万馬券も?
 なんてシメが、素敵でありました。

 などなど、未来のまんしゅう君と穴造さんのお話でしたけど、
 本作は、長きにわたって読んできた作品ですから、終了するとは思っておらず、
 ついに来たかと感じつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 給食の時間に流す放送で、お料理番組をすることになり、竹田くんに白羽の矢が・・・
 しかし、料理の腕はあっても、尊大な態度で顰蹙を買い、大不評だったのは愉快!
 でしたけど、「アンチは人気のバロメーター」との言葉通り、人気はあるので続行。
 さらに、マンネリを防ぐため、らいかさんを助手にして、面白おかしな内容に(´▽`;)
 そんな話が楽しいうえに、放送部が編集の力でラブラブに捏造していたのは大笑いでした!

 

●きっと愛され女子になる! (瀬戸口みづき 先生) 

 お客に来たさゆりさんの同級生が子持ちで、志摩さんビックリしていたのはヒドッ!
 あの子はあの子、私は私と述べるさゆりさんだったものの、やはり羨ましそう(^^;
 そんな彼女を、自分のクラブに誘う志摩さんでしたが、場慣れしてないさゆりさんの
 場違いぶりが可笑しかった! さらに酔うと、鼻で笑い上戸になっていて笑!
 さすがに可愛くなさ過ぎて、擁護の仕様がないですね(ォィ。
 そして、さゆりさんの隠れファン・諏訪くんや、初恋の賀集くんの登場で、期待!

 

●北斎のむすめ。 (松阪 先生)

 吉原炎上その後・・・
 高尾さんたちがどうなったのか気になっていましたが、まさか亡くなった人がいるとは。
 「優しい人なのに、吉原の闇にのまれたっちゃ」とつぶやく高尾さんが、切ない・・・
 そして、これまで彼女がしゃべらなかった理由を、お栄さんに語る様子にしみじみ。
 でも、けっこうおしゃべりだったのは意外というか、可愛らしかったかもですね。
 また、高尾さんへのヤジを飛ばす男を、絵師たちが諫める場面は爽快! 次回、最終回!?

 

●ここから風林火山 (柳原満月 先生) 

 六文銭の真田登場! この時代は、幸隆さんですね。
 それはともかく、甲州法度を作る晴信くんと勘助さんですが、内容で噛み合わず
 言い合いになった所、諏訪姫さんが「喧嘩両成敗」でダブルチョップしていて笑!
 そこへ現れた謎の男こそ、真田幸隆! 妙なことわざ(のようなもの)を語りつつ、
 武田への帰順を申し出てきていて、何とも可笑しな感じでありました。
 「ことわざ」が意味不明で面白すぎでしたし、志賀城の謀反討伐もどうなるか、期待です!

 


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