2018年5月号
表紙は、ナースな吉田さんと山下さん!
お仕事仲間ですけど、仲良い雰囲気が出ていますね。
他、めぐみさんとまさ子さん、らいかさんと悠美さんも、仲良し!
今月の「未確認飛行物体で賞」は、『ラディカル・ホスピタル』!
今回、UFOを見たという患者さんが・・・!
UFO、すなわち未確認飛行物体のことですが、これってバカにできないんですよね。
というのも、それが何であれ、正体不明の飛行物体は総じてUFOと呼ばれますから、
鳥や気球、風船などを誤認したとしても、それはUFOになるわけです。
一般的に、宇宙人の乗り物として認識されるUFOも、そういった誤認の中で生まれた
かもしれないと考えると、UFOを見たという証言も、決して嘘ではなくなるわけです。
まあ、本当に宇宙人の乗り物が来ている可能性も、なくはないかもしれない希望はある?
なんて思いを馳せたりしますが、確定情報がない以上、せん妄症状とされるのもやむなし。
患者さんが宇宙人だったら? なんて質問に、キリッと答える榊先生が面白かった!
【ゲスト作品】
●少女Switch (ねこ末端 先生)
色々ちがった少女2人が入れ替わり!?
【主な登場人物】
・土肥麗 : 背が高くて怖がられるけど、皆と仲良くしたい16歳。
・久美浜マコ : 隣のクラスの小さくて気さくな少女。
カラオケに行こうと相談している同級生に、話しかける麗さんでしたけど、
背の高さと目つきの悪さから、威圧感があって怖がられてしまう始末。
そんな中、入れ替わりアプリなんてものがスマホに入っていることに気付き・・・
と始まるお話ですが、いかにも怪しい入れ替わりアプリを消そうとした所、
隣のクラスのマコさんとぶつかり、アプリが発動! 2人が入れ替わることに。
マコさんになった麗さんは、スタイルが普通なマコさんの体を知ることで、
自分のスタイルが良いことに気付いているのが面白い(^^;
他人になることで、自分を知るというわけですね。
そして、麗さんになったマコさんは、その気さくさで気軽に他の人に声をかけ、
さっそく打ち解けてゆく様子が愉快だったり、2人それぞれの入れ替わり模様が
楽しい内容になっていました。
入れ替わりには時間制限があるようですけど、マコさんの影響を受けて、
これから麗さんがどう変わるのか、もっと見てみたいので、つづきに期待です!
(第1回目とあるので、連続ゲストかな?)
【最終回!】
●あかるい夫婦計画 (井上トモコ 先生)
いつも変わらぬ夫婦生活4コマも・・・ 最終回!
最後も、とくに変わったこともなく、いつも通りの2人と、
そのほかの人々の生活模様が、実感を伴う面白さで描かれていました。
【主婦のスキル】予定がなくなって早めに帰宅してきた夫さんですが、
食事の用意がない・・・と思いきや、20分で一汁三菜を用意する奥さん。
まあ、ズボラゆえに磨かれたスキルと言ってますけど、それでも尊敬ものですよ。
【答えが出る】映画の原作小説を買ったものの、その映画が不評と知ってガッカリ。
新発売の缶飲料を買ったものの、あっという間に半額になるほど評判悪い・・・
など、ありがちとは思いますけど、その価値は自分で確かめて決めればよいだけです。
【自分を苦しめる感情】悩んでいたけど恨みを捨てたらラクになったと聞いて、
しみじみする夫さんですが、奥さんも夫さんが悩んでいる時、何もできなくて
落ち込んでいたものの、“ある感情”を捨てたら悩み解決とか言っていて笑!
【夫婦の計画】昔、行こうと約束した場所があって、そのための計画を立てることに。
ところが、夫さんは約束を覚えておらず、奥さんも別の友人とした約束だったかも?
なんて考えていますが、それでも「計画」が出来上がるあたり、夫婦らしさがありました。
などなど、いつも通りの生活模様が可笑しかった最終回。
様々な生活上のネタが、親近感を覚える内容で、そのあたりに魅力があるのはもちろん、
描かれる夫婦像が少しドライで、ベタベタしない普通さだったのもよかったですね。
それでいて、2人の関係はうまくいっていて仲が良く、安心感がありました。
だいぶ長い間、読んできた作品の1つなので、終了には驚きがありますけども・・・
楽しませていただきましたー!
●ぎんぶら (安堂友子 先生)
銀河ぶらりと調査隊の物語も・・・ 最終回!
最後は、旅人の星ターミナル!
って、地球に戻ると言っていたのでは? と思ったら、復路に入った段階のようで、
つまりまだ、旅路の半分という地点なのは愉快でした。
ターミナルは、多くの星の中継地を有するハブ空港惑星とのことで、くつろぎの地
・・・と思いきや、頻繁に人々が行き交うためか、外来生物がバンバン住みついて
危険な星になっていたのは、何とも(^^;
おかげで保険業が盛んとか、理のある発展をしていて面白い所です。
そんな星ですごすことになる若竹くんたちでしたけど、地球の人と出会って、
話をしてみると、見事に若竹くんと趣味・嗜好が合わなかったのは可笑しかった!
さらに、外来種ハンターなる人まで現れて、大活躍でしたけど、
名前と食生活から、地球出身しかも関西と判明していたのは面白すぎ(´▽`;)
などなど、地球への復路に入ったターミナルにて、迎える最終回。
本作は、銀河ぶらり旅(密命もありましたが)で訪れる様々な個性ある星々の
生活模様や成り立ちなどに面白味のあった4コマ作品でしたね。
安堂先生らしい「理」で創造された各惑星の特色が、魅惑的でありました。
旅自体は続きますけど、これにて一区切りとのことで、残念ではありますが、
楽しませていただきましたー!
●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)
川柳で会話する少女のお話も・・・ 本誌最終回!
最後は、エイプリルフールのもみじさん・・・ですが、
4月1日に学校にいるのは、きっと登校日か何かだと考えるのが、
訓練された読者の作法です(ぇ
遅刻ギリギリの状況で、人助けして遅れたもみじさんの弁明も、
先生にはエイプリルフールと思われていて、お気の毒(^^;
そんなわけで、騙し合いを警戒したクラスも、疑心暗鬼に包まれていて面白い。
まあ、「傷つけるウソはダメ」という意見もあって、それはその通りですよね。
もみじさんの父上は、母上を傷つけるウソでしっぺ返しくらってましたけど。
他にも、エイプリルフールにかこつけて、告白の保険にしたり、
企業が便乗して1日限りのイメチェンするなんて話もあったりと、
色んなエイプリルフール模様が、愉快でありました。
そんなこんなでしたけど、これにて本作は、タイオリ掲載の最終回!
まだ「ホーム」では続くようですので一安心・・・ということで、今後も注目です!
●脳内フェスタ (松永みやこ 先生)
ちょっと可笑しな日常4コマも・・・ 最終回!
最後も、ナルシー以外は、いつもと変わらない日常模様。
それぞれのネタが面白おかしい内容でありました。
【いい夢】「いい夢を見れる枕」を開発した男性が、ヒットすればお金は手に入るし、
モテモテになるしと考えていますが、そのイメージそのものが夢だったというのは
愉快でしたね・・・ この枕、効果ありじゃないですか!
【トライ】自転車でアメリカ横断したという青年の話を聞き、自分は日本でやろうと
考える友人でしたが、日本縦断は難しいから、横断にしほうと言っていたのは笑!
でも、あの辺って山が多そうですし、けっこう難しいのでは? そうでもないのかな?
【脈あり?】気になる男性に「髪の毛切った?」と尋ねられ、変化に気付くなんて
脈ありだよねと喜ぶ女性でしたが、友人によると「髪の毛切ってないよね」とのこと。
どういうことかと思ったら、別の「変化」なのは可笑しかった! それって脈あるの?
などなど、様々な面白さがありましたけど、最後にナルシーがいなくなる!?
【さよならナルシー】とのことで、スマホをかえてしまい、ナルシーがいなくなるも、
思ったより快適というのは、何とも複雑なオチでしたね。
とはいえ、何だかんだで寂しい・・・と思っていたら、新しいスマホでも復活できて、
一件落着でありました。 まあ、最終回なんですけども(´▽`;)
そんなわけで、楽しませていただきましたー!
●まんしゅう (唯洋一郎 先生)
“未来の天才予想師”まんしゅうと、その父・穴造の日常物語も・・・ 最終回!
最後は、豪邸に帰って来るまんしゅう君・・・?
まさか穴造さんが万馬券でも当てたのか?? と思いきや、
この子はまんしゅう君ではなく、「万造」くんというから驚き。
しかも、まんしゅう君のお子さんらしく、どうも未来のお話とのこと。
そんな内容が面白おかしく、また何かしら感慨深げな雰囲気になっていましたね。
翔子さんも「おばーちゃん」だし、まんしゅう君は28歳だし、
未来の風景はだいぶ様変わりしていましたが、それでも穴造さんは競馬場。
社長になったまんしゅう君を自慢しているあたり、父親って感じです。
そして、穴造さんを背負いつつ、変わってない競馬場の風景に、
かつての自分と父の姿を思い起こすまんしゅう君が、ちょっぴり切なかったり・・・
といった風に、しみじみした思いを感じさせるラストになるかと思っていたら、
穴造さんらしい愉快なオチをつけてくれましたし、さらに、念願の万馬券も?
なんてシメが、素敵でありました。
などなど、未来のまんしゅう君と穴造さんのお話でしたけど、
本作は、長きにわたって読んできた作品ですから、終了するとは思っておらず、
ついに来たかと感じつつ・・・ 楽しませていただきましたー!
【その他】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
給食の時間に流す放送で、お料理番組をすることになり、竹田くんに白羽の矢が・・・
しかし、料理の腕はあっても、尊大な態度で顰蹙を買い、大不評だったのは愉快!
でしたけど、「アンチは人気のバロメーター」との言葉通り、人気はあるので続行。
さらに、マンネリを防ぐため、らいかさんを助手にして、面白おかしな内容に(´▽`;)
そんな話が楽しいうえに、放送部が編集の力でラブラブに捏造していたのは大笑いでした!
●きっと愛され女子になる! (瀬戸口みづき 先生)
お客に来たさゆりさんの同級生が子持ちで、志摩さんビックリしていたのはヒドッ!
あの子はあの子、私は私と述べるさゆりさんだったものの、やはり羨ましそう(^^;
そんな彼女を、自分のクラブに誘う志摩さんでしたが、場慣れしてないさゆりさんの
場違いぶりが可笑しかった! さらに酔うと、鼻で笑い上戸になっていて笑!
さすがに可愛くなさ過ぎて、擁護の仕様がないですね(ォィ。
そして、さゆりさんの隠れファン・諏訪くんや、初恋の賀集くんの登場で、期待!
●北斎のむすめ。 (松阪 先生)
吉原炎上その後・・・
高尾さんたちがどうなったのか気になっていましたが、まさか亡くなった人がいるとは。
「優しい人なのに、吉原の闇にのまれたっちゃ」とつぶやく高尾さんが、切ない・・・
そして、これまで彼女がしゃべらなかった理由を、お栄さんに語る様子にしみじみ。
でも、けっこうおしゃべりだったのは意外というか、可愛らしかったかもですね。
また、高尾さんへのヤジを飛ばす男を、絵師たちが諫める場面は爽快! 次回、最終回!?
●ここから風林火山 (柳原満月 先生)
六文銭の真田登場! この時代は、幸隆さんですね。
それはともかく、甲州法度を作る晴信くんと勘助さんですが、内容で噛み合わず
言い合いになった所、諏訪姫さんが「喧嘩両成敗」でダブルチョップしていて笑!
そこへ現れた謎の男こそ、真田幸隆! 妙なことわざ(のようなもの)を語りつつ、
武田への帰順を申し出てきていて、何とも可笑しな感じでありました。
「ことわざ」が意味不明で面白すぎでしたし、志賀城の謀反討伐もどうなるか、期待です!