2012年4月号
表紙のリコが何だかイイ感じ。 しかし、エノちゃんラーメンって何じゃいな・・・
そして今月号はゲスト作品多数! なので、連載がスタートしました『カブルモン』は、
以前ゲスト時に感想書きましたので、割愛させていただきました。
今月の「なんだろうね、こっちまで嬉しくなるで賞」は、『ベツ×バラ』より、原田くんの言葉!
ああ、こういうこと言ってくれるのは嬉しいモノなんだろうなあ・・・
と思わせる別所さんの表情。 そんな笑顔を引き出した原田くんのたまき祖父への言葉は、
読者である私にも不思議と嬉しく感じられるものでした。
原田くんの男っぷりと誠実さを垣間見れたような、そしてそれが安心感になっているような、
そうした喜びなんでしょうね。 今回、2人の幸せそうな姿が楽しいお話になっていました。
【目次4コマ作品がスペシャルゲスト!】
●おてんき小春ちゃん (ふくやまけいこ 先生)
天候をあやつってしまう謎の少女と、お隣さんの日常。
大学生になったシオノ岬くんがひとり暮らしを始めたところ、
隣に「人間界に勉強に来た」という少女・小春ちゃんがやって来て、
騒がしい日々が始まりました・・・というお話。
小春ちゃんは雨を降らせたり、春の日差しを呼びこんだりと、天候をあやつる謎の少女。
フェニックスのひよこであるフヨコと一緒に人間界でお勉強・・・とは名目で、
なんだか遊んでばかりの気も(^^;
そんな小春ちゃんの天真爛漫な元気っぷりと、彼女の不思議な力に翻弄されるシオノくんの
姿が面白味になっている本作品。 2010年4月号から目次4コマになっています。
今回は、カゼをひいたシオノくんのお世話?のために、おてんき竜の力を借りて
「おいしいもの」をつくる小春ちゃん・・・ でしたが、彼女のやることは、むしろ迷惑(´▽`;)
お天気の力は絶大だし、小春ちゃんは人間界のことに無知だし天然だしで、
とんでもない結果に終わることが多いですね。
このあたりの「迷惑」をギャグとして楽しめるかどうかが、
本作品を楽しむための分水嶺になるのかも・・・?
まあ、そんなことを気にせずとも、小春ちゃんの可愛らしさを堪能するだけでもよし。
時折みられる美しい風景を楽しむのもよしで、今後も目次4コマ楽しみです!
【コミックス1巻が3月7日発売!】
●おーがちゃん (コンノトヒロ 先生)
コミックス発売をひかえた今回、節分ネタで鬼退治!?
ある日、鬼の子おーがちゃんに出逢ったももえさん。(最初は“みゆきさん”でしたが)
なんだかんだで一緒に暮らすことになり、騒がしい日々を送っております・・・という作品。
おーがちゃん、鬼の子なのに節分しようともちかけていますが、
ももえさんは遠慮していたんだとか(^◇^;) イイ人だ~。
そんなわけで、いぬきさんやジャッキーちゃんも呼び、
はーちんまで参戦してのカオスな豆まきがくりひろげられることに!
鬼グループのチートな攻撃に、人間側がタジタジになるという本末転倒な展開が面白い。
とくに、はーちんがハチャメチャで楽しかったな~。
本作品の魅力は、絵柄が可愛らしいということはもちろんなのですが、
くり出されるギャグのテンポがよいという点も重要。
そのテンポゆえに、小気味よく楽しませてくれる4コマ漫画に仕上がっていますね。
また、「鬼」に関することわざや慣用句をからめたネタが面白かったり、
人とは異質な「鬼」だけに意表を突いた行動が可笑しかったりと、ギャグの質も好感触。
おーがちゃんをはじめとする、可愛い鬼たちの自由奔放な暴れっぷりが楽しく、
ももえさんの立派なお胸と良い人っぷりがなごみとなる面白さ。
コミックス1巻が3月7日発売ということで・・・ 今後も楽しみです!
【スペシャルゲスト!】
●銀河系女子高生ありすちゃん
(原作:サカザキ 先生 作画:はなこ 先生)
転校生は宇宙人・・・!?
空居ありすさんは、自分を「宇宙から来た」と述べる変な人。
そんな彼女に興味を持った2人と一緒に、おかしな学生生活が始まります・・・というお話。
普通に見れば美人なありすさんですが、その言動のおかしさで級友たちに引かれてます。
でも、メガネ男子・増田くんとおさげ女子さんの2人は、むしろ親近感をもって彼女に接近!
妙にテンション高い2人の様子が、ありすさんへの好意を示していていますね。
ありすさんもありすさんで、周りの事を気にしない天然っぷり。
葉っぱやイネに話しかけるズレた感覚が、宇宙人的なのか何なのか(´▽`;)
そんな彼らの言動や、やりとりが面白さになっている作品。
以前、『放課後エア部』を描かれていたサカザキ先生が原作とのことで、
どことなく懐かしい4コマのリズムを感じたりもしますね。
はたして、ありすさんは本当に宇宙から来たのか? それともただの不思議ちゃんなのか?
ちょっと気になるところではありますので、つづきに期待しております!
●我が家のさおりさん (しまだ 先生)
しまだ先生の新作は、ファンタジーギャグ!
こだまちゃん7歳が見つけたお人形、名前は「さおり」。
等身大のその人形には、しゃべって動ける機能(?)がついていて、こだまちゃん大喜び!
そこから始まる不思議な人形の物語。
さおりさんの登場に、父は驚き、母は怒り、兄は傍観という状況。
ご両親はさおりさんのことをご存じで、何やら過去にいろいろあったんだとか。
ただ、人形が動いているのは予想外らしく、さおりさんの謎は深まるばかり・・・
といった話が展開する本作品。
いろいろ謎はありますが、こだまちゃんが“動くお人形”であるさおりさんに喜びなつく姿が、
物語を楽しく感じられる要素になっていますね。
こだまちゃんの家族それぞれの個性も面白味・・・ではあるのですが、
わからないことだらけですので、ぜひともつづきを~!
●雪ん子ゆっきー (ナントカ 先生)
ナントカ先生がカムバック登場!
冬の精霊である「雪ん子」のゆっきーが、とある兄弟と出会い交流を深めるお話・・・
と書いてしまうとイイ話っぽいのですが、そこはさすがナントカ先生ワールドですよ。
所々で良い感じではあるものの、どことなくシビアだったり、容赦ないギャグがさく裂したり、
やっぱり面白いな~、この感じ(^◇^;)
雪の中に落ちてる物なら拾ってこれるという能力?を持つゆっきー。
兄弟のお兄さんの方が埋めていた「思い出」まで拾い出してしまうのだから、とんでもない。
その「思い出」を軸に展開する、ちょっぴりほろ苦いお話がありつつ、
そこへのしかかるようなギャグも楽しかったお話でしたね。
とくにラストのネタ2つ(*゜´∀`゜) ゆっきー、可愛いだけじゃないキャラクターだ!
冬限定の妖精物語。
ゆっきーのマスコット的可愛さと、ナントカ先生のギャグ・センスに魅惑される本作品。
これはぜひとも、つづき期待でございます!
【スペシャル新人まんが展】
・お嬢様はお年頃 (岡崎シゲル 先生)
スーパーセレブ女子高生
加賀美絹代さんはお嬢様で、気位高く「オホホ」と高笑い。 そんな彼女のご令嬢な日常。
高飛車さんではありますが、その裏には可愛らしい女心もあったりと、面白いお人です。
お供である綿貫くんとの関係も気になる内容。
キャラクターとしては結構ありがちかと思うので、何かしら+アルファを加えての続編期待!