ヤングキングアワーズ 2014年9月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
ゴールデンウィーク到来!
さっそく、麻弓さんが呪いをかけるようなこと言ってますけど、
本人にとって、これくらいは呪いのうちに入らないのだとか(´▽`;)
そんな麻弓さんのじめじめモードから始まりましたが、
予定がないのは宇佐くんも同じで、ちょっとシブい雰囲気。
そこへ住子さんが、「壁ドンしてきた子をデートに誘」えば良いのでは?
なんて提案してきたものだから、宇佐くん動揺・・・ と思いきや、
なぜか律さんがむせているのだから、面白い!
ほうほう、そんなに気になっちゃいますか、椎名さんのこと。
けれど宇佐くんの方は、律さんの反応に「!?」状態で、
オイオイ、チャンスに気付いてないよ~ダイジョブ~とか思っちゃうわけです。
自分が律さんに意識されているなんて、思いもよらない事なんでしょうね、彼には(^^;
ツネコさん、再訪!
彩花さんの親友ツネコさん、ふたたび河合荘へ。
GW、ただ1人予定のあった彩花さんでしたが、
そこへツネコさんが訪問してきたため、予定はキャンセル、お気の毒。
激怒する彩花さんでしたけど、河合荘の面々は歓迎ムード。
その温度差もさながら、ツネコさんが彩花さんの「弱点ボックス」であることが、
人気の理由というのが、どうにもこうにも(;´∀`)
そんなこんなで、ツネコさんを加えた団らんが楽しい今回でしたが、
ツネコさんが卒業後、公務員になるという話から、ちょっとしたテーマが浮き上がることに。
まずは観光旅行!?
観光へ行けなかった彩花さんのため(?)に、温泉へ行く面々。
といっても、近場の温泉なのですが、わりと本格的な温泉地で、良い感じですね。
そこで、温泉へ入ることに消極的な律さん。
何やらしぶっていましたが、ツネコさんがズバリ、裸になるのが恥ずかしいと看破!
いや、見抜くまでは良いのですけど、それをズケズケ口に出すあたり、
「麻弓さんと違うところでデリカシーない」という彩花さんの言葉を裏付けています。
ますます律さんを追い詰めて、赤面させていることに苦笑しつつも、愉快でありました(^^;
お風呂シーン!
シロさんといっしょな宇佐くんのサスペンスごっこも
面白かったですけど、メインはやはり女性陣ですよね(ォィ
タオルまいた律さんの、麗しいこと麗しいこと(ォィ
麻弓さんも、なかなかでありましたよ(ォィ
未読の方は、本誌の方でご堪能くださいませ~(ォィィ
温泉でリラックスした後・・・
話題は、彩花さんの今後の話になります。
今年のGW、遊び倒すつもりだった彩花さん。
その理由は、来年には就職活動が始まるから・・・
ツネコさんは、彩花さんは地元へ戻ってくることを疑いもしていないようですが、
本人は帰る気などさらさらなく、名古屋もしくは東京で就職を目指すのだとか。
ツネコさんが純粋に、まったく彩花さんの話を信じていない様子が、
ちょっとだけ寂しい気分にさせますね。
そんな話から、宇佐くんが想いを馳せる「変わっていく」こと。
律さんとの“距離”が変化したように、様々なものが変わっていく。
それは、嬉しいことばかりではなく、寂しいことも含まれていて、
いずれ河合荘を去る人が出てくることを、暗示しています。
このことは、以前にも意識させるような話があったのですが、
現在のメンバーが具体的に、いなくなる可能性が出てきたことで、
いよいよ1つの課題として、浮かび上がってきたことになりますね。
そして、それはそのまま、宇佐くんや律さんたちの課題にもなりうるわけで・・・
そんなことを感じつつ、しみじみしてしまいましたが、
ここでツネコさんが持ち出してきた「次行きたいところ」で、波乱の予感!?
う~ん、でも、林さんとのことは落着ムードでしたし、
何か起きるとすれば、新たな要素が加わってからになりそうですけど・・・?
といった感じで、波乱を期待しつつ(ォィ)、今後も楽しみです!
律さんの気持ちの問題は、彼女の内面がモノローグ調では語られないため、
不明な点が多いのですけど、いまだ自分でもよくわかっていない風ではありますね。
そのあたりが「思考や自我とのギャップ」にかかってきそうです。
林さんについては確かに気になる所。
黒川さん相手だと苦戦しそうとも思えますが、
彼、意外と見抜いてくるタイプなので、すんなり上手くいっているr可能性も?
いえいえ、長文雑感、興味深く拝読いたしました。
アワーズ作品も、いろいろ面白いですよ~
仰る通り、誰かの「別れ」を暗示していますね。彩香のバックボーンも浮彫になって、全員が何らか課題を背負っている展開が見えます。
思えば、陽子さんの時の住子さんの言に、河合荘は「仮の宿」で「自分」に戻れる場所とのこと。高校生組以外の住人は、社会では相当自我に負担をかけているのかもしれませんね。
最後の書生カフェの展開で宇佐くんを取り巻く、椎名さん、安藤さん、そして林さんが揃った訳ですが、律さんは自身を「周りの女性に優しく接する内の一人」とか「自分はこの中で一番宇佐くんとは遠い女性」などと思考するのでしょうか?多分自身の嫉妬の感情と好意には気付きつつあるのでしょうが、こうした思考や自我(理性)とのギャップ苛まれそうです。
書生カフェで林さん、黒川さんがどうなっているか?それ以外の方が出てくるのか?気になるところです。長文失礼しました。雑感でした。
せっかくアワーズ買ってますので、盆あたりに他の漫画も開拓してみようかと存じます。