2014年2月号
表紙は、ついに1月9日よりアニメ放映開始の『桜Trick』!
季節先取りの桜が咲く中、メインの2人、優&春香が並んで仲睦まじそうにしています。
キスの嵐が吹き荒れる1月が、待ち遠しいですねえ。
今月の「次号より連載開始で賞」は、『ゆずりはコーポレーション』!
女子高生が起業をめざす物語。
資金あり、商品開発あり、お金の計算ありと、
3人それぞれの役割分担が、そのまま個性につながっている所が面白いですね。
会社をつくるためには、どのようなものが必要かを、わかりやすく楽しく描いているのが、
好感触な4コマ作品。 次号より連載開始とのことで、期待です!
【最終回!】
●Good night! Angel (柊ゆたか 先生)
1月27日、コミックス3巻・発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、パジャマパーティする少女たち。
ハゲワシとの決戦で、奈落へと消えたはずのゆりっぺでしたが・・・?
そこは、みごとなチームプレイで救出成功。
ただハゲワシが、ゆりっぺを見送るように、笑顔で落ちて行ったのは印象的でしたね。
まあ彼の事ですから、このまま終わったわけではないでしょうけども、
何かこう、やりとげた感を出していたのが、ちょっとカッコイイとか思ってしまいましたよ。
その後のパジャマパーティ。
ゆりっぺの発案ですが、みんなへの感謝をこめた言葉が微笑ましかった。
友達がほしいという彼女の願いは、いつの間にか叶っていたわけで、
ようやく、仕事仲間だったあやめさんやリカさんたちも含めて
「友達」と呼ぶことができていたのは、大きな前進だと感じられます。
そして、仕事仲間ではない、一般人の友達であるカナ&ネネ。
ゆりっぺにとって2人との関係は特別ですね。
闇の世界で生きてきた彼女が、“ふつうの女子高生”として得た、初めての友達。
ハゲワシとの戦いを経ても友達でいてくれる2人の存在は、ゆりっぺにとって本当に大きい。
カナさんとは、ちょっと百合っぽい雰囲気まで出しちゃって(^^;
エンジェルの「おやすみなさい」は、永遠の別れを意味するもの。
けれど、ゆりっぺがカナさんにかけた同じ言葉は、決して「永遠」ではないはず。
ちょっと寂しいラストになってしまいましたが、それゆえに、胸に迫るものがありました。
ふたたび闇の世界へと戻ってゆく天使たち。
「血に染まった手」をもつ彼女たちは、日の当たる場所にはいられない。
それでも、ひとときの安らぎを得たあの日々は、かけがえのない思い出になるのでしょうね。
などなど、長々と書いてしまいましたが、
本誌でも1,2を争うほどの好き作品でしたので、終了はまことに残念であります。
コミックス完結3巻は、1月27日発売! 楽しませていただきましたー!!!
【今月のピックアップ!】
●青春過剰Sisters (ぼるぴっか 先生)
今回、ついに川崎さんが登場!
桔梗さんの想い人ということで、気になってはいました(主に性別)が、
どうやら「やはり」女性だったようですね~・・・と思いきや、女装男子疑惑が!?
そこで、萩姉が確かめるべく、セクハラを強行してたのはヤバかった!
ところが川崎さん、平気だからと気にもしていないのが大物すぎ。
と言いますか、ぼるぴっか先生作品らしい強化型百合人間だったのが面白い(´▽`;)
おとなし系をイメージしていたのですが、まるで正反対の活動系。
ハイスペックで女の子好きというから、もう独壇場でしたねえ。
桔梗さんの想い人ということで、百合っぷる的に合うんじゃないか?
とも思えるのですが、川崎さんが迫ってくると、「恋人同士でないと許可がおりません」
なんて自制している所から、桔梗さんの本気がうかがえたのは好感触でした。
本気だからこそ、ハンパなことはできないのですよね。
下の名前で呼ぶことも恥ずかしがったり、今回の桔梗さん、かなり可愛らしかったぞ!
川崎芹菜さんの登場で、物語は面白さを増してきました感バリバリ。
ぼるぴっか先生の本領とも言える、百合方面へ突っ走ってゆきそうな気配もあり、
ますます今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ハルソラ行進曲 (そと 先生)
工業高校の女子を描いた4コマ作品。
ものづくり大好きな若乃さん。
彼女と一緒の班になった寡黙な少女やなぎさん。
そんな2人を中心にした、工業高校でのものづくりにふれる日々。
晴空工業高校に入ってから、初めての実習ということで、ウキウキ気分の若乃さん。
工場をやっていた家の娘である彼女にとって、ものづくりは生活そのものだったらしく、
本当に好きなんだな~ということが伝わってくるのは、楽しいですね。
けれど実習では、「好き」が空回りしてしまって、うまくいってないのがご愛嬌(^^;
一方、寡黙な美少女やなぎさんは、実習がうまくできずに、若乃さんと補習をすることに。
・・・なんて感じのお話でしたが、ものづくりが好きな少女と、興味を持っていない少女。
この2人の組み合わせが、ものづくりというテーマを心地よく感じさせてくれる作品に
なっていたように思えます。 次号も登場のようですし、期待ですね!
●ワケありずむ Complex (島崎無印 先生)
ワケあり少女の住むアパートは、ワケあり物件!?
蝶野繭子さんは、ワケあって1人暮らしを始める女子高生。
大森小巻さんが管理人をつとめるアパートにやって来たものの、
そこは何やらワケあり物件だった!? ・・・なんてお話。
繭子さんと小巻さんは同級生。
なのに、1人は店子で、1人は管理人(兼大家)というから面白い関係。
しかもアパートには、幽霊さんがたくさんいて、繭子さんは「みえる人」なため、
いろいろ大変なことになっています(^^;
そんな様子が楽しいのですが、繭子さん自身は「みえる」ことで、
今まで嫌な思いをしてきたらしく、そのあたりもドラマとして興味を引かれるポイントです。
まあ、小巻さんも「みえる」のに、嫌な思いをしていないのが面白かったりしますけど。
この2人の関係を中心に、幽霊たちが住むアパートでの暮らしが描かれる4コマ作品。
もっと幽霊たちの個性も楽しみたいですし、つづきに期待です!