2014年1月号
表紙は、可愛いサンタらいかさんで、ホワイトクリスマス!
他、『孔明のヨメ。』や『いぬにほん印刷製版部』、
そして小石川ふに先生の新作『まんがの装丁屋さん』も載っています。
今月の「コミックス発売告知で賞」は、『一番星のそばで』より、『女の子の下着』!
12月7日、コミックス『一番星のそばで』が発売!
その告知として、2ページ掲載されているのが本作ですが、
女性2人が下着について、あれこれ語り合っております・・・ 男性モノの(´▽`;)
以前、ゲストで登場したこともある2人で、そのときも下着の話をしていましたっけ?
そんな所が、ちょっぴりエロチックなのだけど、不思議と下品ではない面白さ。
その話も、コミックスに収録されるようで、楽しみです!
【最終回!】
●ただいま独身中 (辻灯子 先生)
1月7日、コミックス3巻発売ですが・・・ 最終回!
デキ婚を報告して来た友人の話をしている楓さん。
アラサーともなりますと、「結婚」というのは大きなテーマになってのしかかってきますねえ。
佐藤さんは、彼氏さんと別れるかもなんて話していますが、
その理由が同棲を持ちかけられたこと、というのは意外・・・と思いきや、
【腐な彼女】のタイトルで一気に納得してしまいましたわ(;´∀`)
鍵付き個室が絶対欲しいという言葉に、うなずくばかりでした。
それはともかく、姫くんと会う楓さん。
しかし、桂さんに介抱されて歩いていたところを見られたらしく、
ちょっとあやしいムードに・・・ならない所が、楓さんだな~(^∇^;
そこで、姫くんがやいていることに気づいた楓さんが、のぼせあがっちゃったのは可愛い。
のだけど、やっぱり締まらないのだから、もったいないなあ。
主任になったり、彼氏ができたりと、人生の道を確実に歩んでいる楓さんに、
今後の【スケジュール】がのしかかっていますけど、生きるって、そーゆーことですよね。
まあ、でも、何だかんだで、肩の力を抜いたまま、彼女は進んでいくのだろうとも感じます。
そんな彼女と付き合える姫くんって、度量が大きい男性ですな(^^;
などなど、アラサー女性の先行きに、思いをはせつつシメとなった最終回。
ではあるものの、いつも通りの楓さんなのが安心感。
力が入り過ぎない自然体、ゆえに恋愛にもロマンスが感じられないのですけど、
実際こんな風になっちゃうよね、といった空気があって妙な共感を覚えたりもしました。
最近、お気に入りだっただけに、終了は残念ですが、楽しませていただきましたー!
【新作登場!】
●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)
装丁を手がけるデザイナーさん物語。
デザイン会社の面接に来ている斉藤麦くん。
人気まんがの装丁を手がける、冬坂律さんに憧れていたものの・・・?
冬坂さんを男性だと思っていた麦くん。
じつは女性だと知って面食らったうえに、面接はクールに対応されて、
なんとなくダメそうな空気がただよいますが、そこへ“天啓”が!?
いきなり生き生きしてきた律さん、麦くんを巻き込んで、とつぜん作業を始めます。
面接から職場体験へ! そんな流れが、愉快でありました(^^;
クールだけど、アイデアが出てくると、テキパキ動き始める律さん。
受け身っぽく、おとなしめの男性ながらも、特徴のある文字を書く麦くん。
スタッフのヒナさんや千夏さん、春香さんを加えて、にぎやかな職場になっています。
麦くんの面接が、どこ吹く風になっていたのは楽しかった(´▽`;)
装丁という分野を描く作品ということで、つづきに期待したいですね!
【連載スタート!】
●新宿さんと周りの人々 (カワハラ恋 先生)
少女が好きになった少年が、女性になってしまった!?
宇都宮ヨーコさんが見つめる少年・新宿くん。
ところがある日、彼が“彼女”になってしまって、
ショックを受けつつも、何だかんだで仲良くすごすお話です。
カワハラ恋先生の作品『東京!』に登場する新宿先生、その若き頃の物語でもある?
ゲストを経ての連載スタート!
今回は、酉の市で熊手を買う新宿さんに、ついてゆくヨーコさん&桜さん。
桜さんはヨーコさんが好きで、新宿さんは桜さんに「女として」対抗意識をもっているという
面白い関係の3人ですが、それなりにかみ合っているので、ぎすぎす感はありません。
3人でのお出かけは、ファッションショーじみていましたけど、みんな可愛い美しい。
と思ったら、最後に1人加わって、あまりに変身ぶりに、驚くよりも笑ってしまいましたよ!
いやいや骨格変わるとか、とんでもねーΣ(゜Д゜;)
新宿さん、周囲にライバルいっぱいで大変そうですが、
いよいよ連載開始とのことで、今後も楽しみです!
【12月7日、コミックス発売!】
●もっと!夫婦な生活 (おーはしるい 先生)
トビラはクリスマス・・・ なのに、本編はロマンスのかけらもなし!?
旦那さんが帰ってくると、みえこさんが大変な状態に!
なんでも雷にうたれたように、腰が痛むのだとか(^^;
ということで、ぎっくり腰になったみえこさん。
旦那さんが時々行く整体の店で、面白いことになっていたのはともかく、
みえこさんが寝込んでいる間、旦那さんが家事をしてくれて、
極楽を満喫をしていたのは、ストレスが消えてゆく感覚で楽しかった!
わかりますわ~、家事をしなくて良い快感。
でも同時に、自分がやるべきことをやらねばという思いもあったり、
そのあたりの心情がよく伝わって来たのは、よかったですね~。
最後、みえこさんの回復を見て、ゆったりしちゃう旦那さんにモヤモヤするのもわかります。
そんなこんなで、コミックスが12月7日発売! もちろん今後も、楽しみです!
【最終回!】
●半熟やおよろず (けんち蛍 先生)
八百万の神々・・・の見習い物語も、最終回!
最後は、神免許(の仮免許)を取得した鳴さん。
そこから地上で修行へ入ることになりますが・・・?
鳴さんの指導をするのは、月読さま! 大物の神様ですね~。
鳴さん自身は、食物神の豊受大神さまがよかったようですが、そうとはならず。
というか、同じようなことを考えている神は、他にもいたようですが(´▽`;)
月読さまは、厳しいお方ではありましたが、
無茶をさせることもなく、適切な指導をしていたのはよかったですね。
おかげで鳴さんも、月読さまを驚かせるほどの成果(やり過ぎ?)をあげていましたし、
神への道を確実に昇っていることがうかがえる、よきシメとなっていました。
と言いますか、ここから面白くなりそうですし、
何より、八百万の神々を題材に描かれているのが興味深い作品でしたので、
終了はもったいない気もしますね・・・ でも、楽しませていただきました!
【ゲスト作品】
●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)
己の心情を、川柳にして表現する少女のお話。
とにかく何でもかんでも、五・七・五。
自己紹介も言い訳も、友人への忠告すら川柳にしてしまう、
そんな女子高生・山城もみじさんの川柳な日々!
常に筆を持ち、何かあれば川柳をしたためてしまうもみじさん。
会心の出来なのか、笑みを浮かべて得意げだったりするのが、面白い。
たまに、うまいこと言ったつもりになったり、怒りを込めたりと、
バリエーションに富んだ川柳が、飽きさせない楽しさになっていますね~。
基本、もみじさんはふきだしでしゃべらずに、川柳で会話するのもユニークな点。
終盤、友人に男性と会うことを告げてからの展開は、なかなか引き込まれるものでした。
男性の正体を知って、「どうして校外で?」という疑問が浮かび、
その答えが得られて、な~るほど! という感覚にさせてくれたのは、とても楽しかった!
などなど、川柳が生活そのものになっているもみじさんの物語。
キャラクターに魅力を感じますので、つづきに期待ですね!
【新人4コマ展 今月の1本!】
・浦島亀子 (さばなな 先生)
助けた亀の恩返し?
浦島さんが助けた亀が、恩返しにやって来た!
ヴェルデン・シルト・クルーテ3世と名乗る亀さんは、勝手に部屋に入ってきたり、
願いを叶えると言いながら、ズレた叶え方をしようとしたり、ちょっと迷惑?
そうした様子が面白味になっている4コマ作品です。
編集部のコメントでは、2人のテンポ良いやりとりにセンスありとのこと。
そのあたりに注目したいので、つづき期待です!