五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2013年12月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2014年1月号

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 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら

 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 今月の『ドリフターズ』感想はこちら

 

 表紙は、アニメもクライマックス間近な『蒼き鋼のアルペジオ』

 艦長・群像を抜いた401クルーがそろっております。 イオナ弐号かわいい。

 また、今月号は「蒼き鋼のアルペジオ」画集が付録!

 今までのアルペジオ関連のイラスト(未発表のものも!)が収録されていて、ほくほくです。

 

 

 『ワールドエンブリオ』は、ワスレナグサ掃討作戦は、段取り通りに進行・・・とはいかず!?

 打つ手なしかと思われましたが、ネーネの活躍で道が切り拓かれます! ネーネ可愛いぞ。

 しかし、新たに現れた“憎悪”が、あの人だったのには戦慄。 因縁のある相手と、どう戦う?

 

 『スピリットサークル -魂環-』は、戦が始まり、姫や大林先生と逃げ出す、方太朗&刃九狼。

 逃避行の最中、ヴァンの記憶を夢として思い出す方太朗。 弟との因縁が共通なのですね。

 そして、追っ手として現れた岩菜! 方太朗と死闘をくりひろげるのは、やはり運命なのか。

 

 『ガーゴイル』は、新撰組 vs 八瀬童子衆。 武田観柳斎や尾形俊太郎を加え、土方突撃!

 他、藤堂平助や永倉新八など、有名な面々がそろっていますが、罠にかかったと思いきや、

 沖田の能力を使い、逆手にとっているのはお見事! 異能バトルが、本格化して面白い!

 

 『リュウマのガゴウ』は、ミズガルズ崩壊!? 白皮の軍勢の前に、蹂躙される王国の民。

 そんな中、ジンとまみえるジェームス組。 混乱が増す状況で、王が傷つき、ボス子が逃走。

 息が詰まるほどのめまぐるしい展開が、めっさ面白い上に、ラストでようやく希望が動いた!

 

 『天にひびき』は、ひびきさんから告げられた言葉を、落胆しつつも受け入れる秋央くん。

 「一生追いつけなくても続ける意味って何だろう?」という悩みをもち、ひたすらに落ち込む。

 梶原くんもまた、1人の天才の背中を見つめているわけで、これは、重要なテーマですね。

 

 『球場ラヴァーズ』は、カープのCS進出に喜ぶ一同。 16年ぶりの「A」クラスにファン歓喜。

 と、めでたい話題に盛り上がりつつも、同時に前田智徳選手の引退という事がありました。

 日南子さんにとって彼の引退は、大きな意味がありますね。 終盤のエールは素晴らしい!

 

 『ソレミテ』は、小野寺・石黒両先生の前世話が面白い! 「過去生退行催眠」をしています。

 いや、私は前世とかさっぱりなので、これが本当かどうかわからんのですが、面白かった!

 つかみどころない小野寺先生に対し、石黒先生の方は、つじつまが合ってて興味深いです。

 

 『〇ア部!葉桜中学アニマル部』は、副顧問の九頭竜先生が苦手な、真潮先輩の苦闘編。

 トンボの交尾を真面目な顔して観察してたり、牛の卵巣の見本を見せてあげようとしたりと、

 先生の個性が楽しすぎ! 真潮先輩を「助けた」ことで、打ち解けるかと思いきや、笑った!

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

【12月27日、コミックス6巻・発売!】

●超人ロック ~風の抱擁~ (聖悠紀 先生)

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 ついに、ロック襲撃開始!

 察知したロックが迎え撃ち、モートン少佐の部隊を圧倒。

 エスパー同士がせめぎ合う戦闘の様子に、たぎりまくりでありました。

 

 しかし、その反撃も敵の狙い通り。

 宇宙空間へ飛び出し、惑星爆撃用ミサイルを放つ敵船を捜しに出るロックは、

 ゼロツーの手のひらの上で踊らされていた、というのが、手に汗握る展開です!

 優勢から一転、罠に落ちてしまうロック。

 そして、とどめをさしに向かうドミノと、大ピンチを迎えることに。

 

 ロック危機脱出のカギは、ミラとなるのでしょうか?

 ゼロツーとドミノのコンビは、かなり厄介のようにも思えますが、

 いったいどうなってしまうのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【12月26日、コミックス12巻・発売!】

●それでも町は廻っている (石黒正数 先生)

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 今回の主役は、モテないブラザーズの浅井くん(背の高い男子)。

 学園祭で、暇をもてあますモテないブラザーズの面々。

 そんな中、真田&鈴木に、浅井くんが相談事?

 

 あのプール回以降、海老州舞さんのスキンシップが気になって仕方ないとか。

 モテない自分が、なぜそんなにも触られるのかという悩み(?)を打ち明けてます。

 たしかに、浅井くんに対して気安く接してくる海老州さん。

 「補助席」には笑いましたが、真田&鈴木が、女子交流を妬んでいるのが面白い(^^;

 

 まあ、浅井くんのガタイの大きさが親しみやすいのではないか?

 という仮説には、ある程度の説得力を感じちゃいますねえ。

 けれど、彼が海老州さんに対してみせた漢気は、嫌いじゃないな~。

 ここで、彼女とのロマンスでも生まれるのかな、と良い雰囲気だったのに、

 最後が台無しだったのは(´▽`;) 「男子」っすなー浅井くん。

 

 などなど、何やら学園祭で浮いた話が色々と、楽しかった今回。

 何でも第17回文化庁メディア芸術祭、マンガ部門で優秀賞に選ばれたらしく、めでたし!

 もちろん今後も、楽しみです!

 

 

 

【読み切りシリーズ】

●車夫とあさくさ (鈴木小波 先生)

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 ちょっと変わった車夫さんのいる、浅草の風景。

 人力車をあやつる梅田吾郎くん。

 上京してきたお客のほたるさんを乗せて、浅草観光!

 

 なのですが、吾郎くんもほたるさんも、なぜか小人のようなサイズの人間。

 普通の人に踏まれそうになったり、大変そうですけども、そんな彼らが浅草をめぐります。

 けれども吾郎くんは、浅草という場所が魅力のない場所だと感じている様子。

 ところが、それとは正反対に、ほたるさんは浅草を楽しんでいて、

 そんな様子が楽しげで、やがて吾郎くんが感化されてゆく展開が、心地よいお話でした。

 

 それに何よりも、浅草という町の魅力が、ふんだんに描かれているのが良かったですね。

 「庶民の味方の神様がおわす町」。 なんとも素敵じゃありませんか!

 ちょっとした浅草の勉強にもなりましたし(^∇^;

 などなど、シリーズ読み切り、今後も楽しみです!

 

 

 

【12月27日、コミックス2巻・発売!】

●起動帝国オービタリア (大井昌和 先生)

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 衝突する2つの国!

 その結果、大きすぎる被害を受ける「蒼の終国」。

 グプタが、チチャクが、パガンが・・・ 街が崩壊し、多くの人間が死に至る。

 まさに、戦争ですね。

 

 アルは、自分がオービタリアをうまく動かせていればと、深い自省に陥りますが、

 そこで動きを止めずに、被害を最小限に食い止めようと努めていたのは頼もしい。

 おかげで「大勢の人が助かった」と声をかけられますが、

 彼は、「助からなかった人たち」に思いを至らせているのが、

 ただ者でないことを感じさせますね。 きちんと、そうした面にも目を向けることは大切です。

 

 そして、囚われていた「白灰の夕国」の操縦者・プラウ=ズラウとの邂逅。

 さらには、新たに「黒鉄の背国」の出現と、盛り上がって参りました。

 オービタリア同士の衝突は、それがそのまま戦争ということを意味する世界。

 はたして、どうなってゆくのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【突発的ショートシリーズ】

●アサギリノミコ (宇河弘樹 先生)

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 『朝霧の巫女』の番外編!

 完結9巻まで刊行されてから、はや半年らしいですね。

 本編のキャラクターをもとに、再構成した作品とのことですが、

 まことに申し訳ないことに、私は未読のため、よくわからないのが残念(^^;

 

 何やら、天津忠尋くんと稗田柚子さん、そして日瑠子陛下が朝食とってます。

 柚子さんが正ヒロインだけども、日瑠子さんにくわれてしまっている感バリバリなのは、

 なんとなく伝わってきますねえ(´▽`;)

 

 挽回しようと、パンチラして叱られて、すごい顔になってる柚子さんて、本当にヒロインなん?

 しかし何やら、妖怪陣営なるものからの動きがあって、緊迫した事態に!?

 またの登場が、楽しみです!

 

 


◆ 今月のドリフ

2013年12月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2014年1月号より

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以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

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 激突、豊久軍 vs 黒王軍!

 黒王軍を蹂躙する豊久軍の勢い、とどまることを知らず。

 圧倒的なプレッシャーで、押せ押せムードが出来上がり、

 ドワーフたちも鬱憤を張らずべく、突き進んでいます・・・ が?

 

 

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 全体の動きを見つめる信長。

 豊久の動きに合わせて、援護するか前進するかを判断するあたり、

 豊久の呼吸を重視していることがうかがえて、面白いですね。

 

 しかし、何やら嫌な予感を覚える信長さん。

 「金ヶ崎の時と同じニオイ」と言っていることで、その危険度が伝わってきます。

 金ヶ崎の退き口といえば、信長の戦歴の中でも、かなりピンチな撤退戦でしたからねえ。

 その予感を裏付けるかのように、敵の動きが変わり、

 そこから敵の将が、銃の存在を知っている者だと感じ取っています。

 

 

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 土方歳三と島津豊久。

 新たなる、歴史を越えた邂逅が、ここに!

 戦国よりも数百年後の、幕末のニンゲンである土方。

 しかも、銃によって痛い目にあっている土方ともなれば、

 銃への備えも心得たものということでしょうかね。

 

 さらに、土方が属した新撰組は、薩摩=島津に対して深い因縁があるわけで、

 その紋をつけている豊久へ向けて、うらみの言葉を投げかけています。

 が、豊久は、まるで動じず。

 それどころか笑顔をみせて、挑発とも思える台詞を返しているのは、

 なんとも豪快で頼もしいかぎりでありました!

 

 さて、豊久軍と黒王軍の戦いは、両軍の将による一騎打ちへと移ります。

 豊久の強さに疑いはありませんけども、相手は〈廃棄物〉。

 しかも、土方歳三とくれば、相当手強い敵となるでしょう。

 (ジャンヌ・ダルクは有名人ですが、戦に関しては素人同然の敵でした)

 いったいどのような戦いがくりひろげられるのか・・・ もちろん、今後も楽しみです!

 

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想