端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回)
・『ダブルパティシエール!』2巻 〔完結〕
・『たびびと』5巻 〔完結〕
・『ヤング松島喜久治』2巻 〔完結〕
・『猫びより!ヒルネちゃん』
遅れまくり。
いずれも、4コマ漫画の完結作品です。 ぜんぶ大好きでしたー(ToT)
もーいろいろ書けていなんですけど、次回から書き方変えてみます。
もっとラフに書いてみたり、やや長めくらいの感想であれば、
普通の感想記事に入れていこうかと思っております。
『ダブルパティシエール!』2巻
(野広実由 先生)
私の大好き作品『パティシエール!』の続編・・・なのに、2巻で完結は早すぎます!
バイトの吉本果歩さんが、前作の主人公・まさこねーさんと共に主人公をつとめます。
そんな2人の、パティシエール(女性お菓子職人)な日々。
吉本さんが目的意識を持って成長、そしてまさこねーさんの更なる成長もあって、
まさに「ダブルパティシエール!」のタイトルにふさわしい、2人主人公の物語でした。
このあたりが物語の軸を二分してしまい、入り込みにくくしていた可能性はあるかも。
しかし、どちらの主人公も「ハンデを抱えての出発」から始まっており、そこからの成長が
さわやかに楽しめる作品でした。 できれば、もっと読みたかったです!
『たびびと』5巻
(重野なおき 先生)
三郎太、みちる、クロの2人+1羽の旅。 旅先で出会う仲間や人々、そして事件!
みちるさんの故郷をさがす旅に、ついに終わりが近づいてきたものの、何やらおおごとに?
新たな仲間、そして伝説の大冒険家も登場し、物語は大団円へと“コマ”を進めます。
こちらも大好き作品・・・だけど、終わっちゃいました(T_T) 私は、巴さんスキー!(主張)
掲載4コマ誌「まんがタイム」では本作終了後、重野先生の『ひまじん』がやっていますけど、
面白いのは『たびびと』が「動く」作品なら、『ひまじん』は「動かない」作品だということ。
それぞれに面白味がありますが、『たびびと』ではとくに「出会い」の魅力を感じますね~。
一期一会。 これが本作品で、私にいちばん響いた要素でした。 旅=人生ともいえます。
『ヤング松島喜久治』2巻
(ふじのはるか 先生)
『派遣社員 松島喜久治』の若きころを描く作品。
若い彼は派遣社員ではなく、普通のサラリーマン・・・だけど、マイペースな男。
彼の仕事ぶりや周囲の人々とのやりとりを楽しく、そして真面目に描いた作品。
こちらも終了が残念・・・というか、終わるの早すぎませんか?と思っちゃった作品です。
ご時世が「派遣社員への道」を描くのにふさわしくないとか、そーゆーことなのでしょうか。
それはともかく、この作品で私が魅力を感じていた点は、仕事を軸とした「人間関係」。
今巻でも、上司が勧める縁談話に喜久治くんが巻き込まれつつ、“心の行き場”を確認して
本作品は終わります。 みんな真剣に、まっすぐぶつかって生きている・・・そんな感覚。
『猫びより!ヒルネちゃん』
(智 先生)
猫のお嫁さんになるのが夢・・・なんて言っちゃう、猫大好きな女の子・ヒルネちゃん。
だけど、マンション住まいなので猫が飼えない! だから、友人ちまりちゃんの猫・ナンを
愛でて愛でて愛でまくる日々。 そんな愛らしさ満載の、ほのぼの雰囲気4コマ漫画です!
たまらん魅力あふれる作品。 この雰囲気大好きすぎて、単巻完結が無念この上なし!
「可愛い猫」を愛でる「可愛い子」という、愛らしさ2重構造が本当に素晴らしい。
絵柄・仕草をはじめ、ヒルネちゃん天然の明るさが、作品全体をあたたかく彩っています。
そんな猫を中心に置いた日々の楽しさは、ヒルネちゃんが猫と接する時にみせる嬉しそうな
表情からにじみ出てきて、読者にしっかり伝わってきます。 おまけ「中学生編」も楽しい!