五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2010年07月22日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2010年9月号

 「新星4コマサバイバル」に、だいふく先生が登場ー! ちと注目しております。

 でも、初っぱなから藤崎続先生と一騎打ち・・・どちらかが消えるのは、もったいないなあ。

 それにしても、「水着ファッションショー」とか、どこへ行こうとしているのか・・・「くらオリ」!

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●こうかふこうか (佐藤両々 先生)

 慶喜さん、御祝い事へ着々と・・・

 

 そんな中、慶喜さんが一段と美しくなったような気がします。

 目のあたりがなんとなくやわらかい感じになって、まつげが濃くなった?

 やはり、彼女自身にとっても嬉しいことなのだな~・・・と印象付ける、ちょっとした変化かも。

 

 幸花さん、満面の笑みで自分のことのように喜んでるな~。

 しかし、お弁当のことで慶喜さんにツッコミ入れる幸花さんが、なんだか珍しい感じ(^^;

 

 

 だけども、嬉野くんって・・・今流行りの変態紳士なんですか?

 慶喜さんは相方選びを間違えたのではないだろうか・・・・・・

 と心配したくなるほど、嬉野くんの変態っぷりに唖然(´Д`;) この人、笑顔で何言ってるの?

 

 と、あきれ返ったりしたけど、「ガータートス」って実際にあるイベントなんですねえ。

 嬉野オリジナル発想じゃなかったとは・・・なにがなんだかポルナレフ。(← 困惑の表現)

 

 そんな嬉野くんだけど、しっかりはしています。

 比べられる同期の富山くん。 フォローする幸花さん。

 

 

 富山くん登場時、彼は幸花さんの方を向くようになる・・・と考えていたんですよね、私。

 

 財前くんなどもそうなのだけど、周囲の男性陣が幸花さんと関わってきて、

 最後に誰かを選びとる(そこは岩井くんの存在を想定)展開になる、と思っていたのです。

 この「選びとる」という行動を描くことで、幸花さんの消極性の克服とか、

 幸運への道を切り拓く覚悟なんてものを表現するのかなあ・・・なんて妄想してました(^^;

 

 だけども富山くんは、つーさんに興味津々。

 やはり、鶴見&富山へのフラグっちゅーやつなんですかねえ~(投げやり)

 

 でも、鶴見さんにはその気なし。 「ごめんこうむる」と一刀両断!

 しかし油断大敵! どーなるかなんてわからんよ、男女の仲なんてさっ!(ヤケ)

 むしろ富山くんを応援すべく、幸花さんが余計なこと(ぉぃ)しそうな予感がします。

 

 やはり周囲がカップルだらけになって、幸福ムードが醸成される中、

 「独り身な幸花さんともう1人の物語」につながってゆく・・・という展開になるのでしょうか?

 今後も楽しみです!

 でも、2つの心配点(つーさんの行方・物語の終わり?)が生じてしまうなあ・・・・・・

 

 

 

●シュレディンガーの妻は元気か (中島沙帆子 先生)

 いきなり、ちかさんの「赤ちゃんほしい」宣言!

 対して、修平さんは乗り気でない・・・?

 

 いやしかし、修平さんの反応は面白い。

 子育てよりも前に犬猫からためそうとしたり、疑似体験しようと考えたりする姿勢は、

 面白おかしく描かれてはいるのだけれど、子供という存在を「おそれている」ことの表れ。

 

 妻の熱意に、「前向きに努力する」とは言っているのだけど、

 ホムンクルスやゴーレムを創ろうとするて、どんだけ逃避してるんだよ!

 ・・・と、ツッコミたくなります(^o^;) そーそー、ア〇ムって、天馬博士・作なんですよね~。

 

 

 修平さんの子供に対する「おそれ」の原因の1つは、変人扱いされることに対するもの。

 自分に似たら大変だという意識があるようですね。 自覚あるのが驚き(^^;)

 

 「まっとうな人間になる気がしない」て、スゴイ心配の仕方なんだけど、

 一応自分の子供のことを心配している・・・ということで、よいのですよね?

 一方、ちかさんみたいな娘が生まれたら、それはそれで“よい影響”がありそうですけど。

 

 いずれにせよ、修平さんは「おそれ」を抱いています。

 その「おそれ」は、自分が子供をもち親になるという「未知へのおそれ」。

 

 

 「未知であるから恐ろしい」のであれば、「それを知ることで恐怖を軽減できる」ということ。

 犬猫でためそうとか、疑似体験しようとか言うのは、そういった対策のため。

 

 そしてさらに、親となった人たちへの意見聴取までしているのは、

 【すごく前向きな努力】というタイトルからもわかるように、

 修平さんが実はけっこう積極的だ、ということなのではないでしょうか?

 

 「未知へのおそれ」に「理解」で対抗しようとする修平さんの姿勢は、

 まさに理系人間とでもいいましょうか、理知的に解明することで“安心”する

 人間の特性を感じますね。 そして、それだけ子供に対して真摯で真剣だともいえます。

 

 もし今後、魚返夫妻に赤子降臨ということになるならば、

 それはさらなる物語の発展へとつながるのか、はたまた終了への布石となるのか・・・?

 願わくば、前者であることを祈りたいものです。 なぜなら、この作品が好きだからー!!

 そんなこんなで、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。