小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

[カナダのグルメ」

2007-12-01 23:07:33 | 

イクラと松茸

 石津謙
介さんからよろしくと頼まれ、ニューヨークにやってきたヴァ 
ンジャケットのデザイナー・トンボとは1970年NYに訪ねてきた日から
すぐ仲良しになった。その後カナダに移住した今もお互いに訪ねあう
仲だ。10月末カナダを訪ねた。
丁度その時、友人が取ってきた鮭が大量に届いた。トンボは沢山の
イクラに当惑している。鮭は冷凍に、イクラは冷凍に出来ずバケツ一
杯のイクラと大奮闘する事になった。
 生まれる寸前のイクラは薄皮もむきやすく、次々とすぐ産めるように
1センチぐらいのセクションに分かれている。白子の精子は卵を保護し、
べっとりと卵を川の石に貼り付ける役目もしている。手がべっとりとす
る。とても神聖な感じの経験であった。そして、ご存知のようにすべて
産み終わると両親ともに生命を閉じる。

 
美味しいといって食べるのは申し訳ないような、人間が狼のように
も思えたが、バラした取立てのイクラをお醤油漬けにし、ご飯の量と
同じぐらいイクラを乗せて食べた。至福!至福!
しかし、彼の奥さんはフレンチカナディアンで臭い、臭い!と鼻をつま
んでいた。

 次の日は国有林の広大な林にマツタケ撮りに出かけた。5年前にト
ンボと発見したマツタケが取れた秘密の場所は今年はどうも温暖化
のためか、3個しか取れなかった。それもトンボの家についてからドア
の外において忘れたため、リスに盗まれてしまった。

 写真は5年前のカナダのマツタケである。トンボのあだ名の別名は
「ほら吹きトンボ」という。
写真を見ないうちはトンボの話はみな作り話になりかねない。
カナダは温暖化のためますます住みよいところとなり後10年もすれば
パラダイスだと思うほど豊かな国である。

奥さんのマリー アンドレーは3ミリぐらいの透明な虫を発見するとポイ
と捨てた。”虫は生きているので這い出すから大丈夫”といってもノー
ノー!大きな塵缶一杯の松茸が捨てられた。わかってナインだよー。


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1 コメント

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Unknown (ニューヨーク生活情報)
2007-12-03 05:16:54
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