小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「The Gates」 (1)

2005-02-06 13:11:48 | ニューヨーク暮らしの日々

セントラルパーク:クリストのアートワーク
"The Gates"(1)

 1857年セントラルパークが出来て以来一番大きいアートプロジェ
クト「ザ ゲイツ」の準備作業が始まった。
12フイート幅、サフラン色のパネルがスティールベース(全部で
5.000トンのスチール、エッフェル塔に使用した3分の2の量)の上
にアルミニュームにヴィニール加工された高さ16フイートの2本の
柱の間に下げられる。7.500本のゲイトが23マイルにわたって59
丁目から110丁目までのパーク中にたなびく。
 $20ミリオンのプロジェクトは,開催中の警戒も雪の場合除雪も含
めスポンサーなし、すべて個人の支出。ニューヨーク市はツーリスト
が増え、市に落とされる増収$80ミリオンと予測。
 レストランやホテルも期間中の予約を始めている。クリストの26年
にわたる夢の実現で2004年にはメトロポリタン美術館でプロジェク
ト予想図の展開会もしていた。
 既にゲイトの作品の売り上げだけで$600.000。45州から集まった
臨時雇用人は1,100人。1時間6ドル、一日一回の暖かい食事つき
でインターネットで集められた。医者,ロイヤー、建築家、エンジニア、
先生など前回のクリストのプロジェクトに参加した人も多いとか。
 雇用人にはクリストデザインのユニフォームが支給される。
写真はパークに並べられた、ヴィニール加工アルミニューム柱。


「人種のるつぼ」

2005-02-06 11:30:41 | ニューヨーク暮らしの日々


人種のるつぼ
 
人種のるつぼといわれているアメリカの中でもニューヨークほど
移民が混ざり合って暮らしているところはない。
特に最近は通りを歩いている人の言葉の種類が多く、何語を話し
ているか分からない場合も多い。
 世界中のパンをスーパーで買えることも、ありとあらゆるスパイ
スがあることでもその多様性を物語っている。
 ニューヨークには5つの区があり、クイーンズのある地区はバン
グラディッシュ、コロンビア、エクワドルなど10人中7人が外国生
まれとか。ユダヤ人、イタリア人などの移民は移民に提供された
アパートがチャイナタウンの東であったため昔はダウンタウンに多
く住んでいた。
 アメリカで一番大きいニューヨークのチャイナタウンは現在地区が
広がり地図が変わりつつある。何でもすごく安いのは貧乏人の移
民が多いせいだろう。自分が外国人であることを忘れさせるほどい
ろいろの人がいる。ニューヨークは常に新しいアイデアを求め、新し
い店が開店し、閉店し、或いは栄転?し街の様子が変わって行く
チャンレンジの街である。
写真は各国語の新聞。