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観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ひるがの高原コキアパーク

2017年10月08日 | 旅・風景・グルメ
岐阜県郡上市にある「ひるがの高原コキアパーク」。去年の夏に来たばかりなのに、風景が変わっているせいで、
園内に入った当初は気がつかなかった。


その原因がこれ。 スキー場のゲレンデに植えられている約3万株のコキア(ホウキ草)
夏は緑だったのに、秋にになるとピンクに変わっている。


これを束ねると箒になるからホウキ草という名がついた。


まさに秋といった感じだが、風が吹いていて少し肌寒かった。でも天気がいいから気持ちが良い。


特徴的な2峰が見えたので拡大してみた。白山の御前崎(2,702m)と剣ヶ峯(2,677m)だ。


雲が良い。


何かと思えば赤そばとのこと


普通のそばに比べると味は大分落ちるらしい。


秋と言えばススキだ。白山連峰の大屏風も見える。








醒井宿

2017年09月16日 | 旅・風景・グルメ

醒井宿は、近江国坂田郡(現地名:滋賀県米原市醒井)にあった中山道61番目の宿場。この案内板の右下に
表示されている醒ヶ井駅前から醒井の清水までを歩いた。


醒井宿資料館(旧醒井郵便局)
擬洋風のこの建物は、1973年まで醒井郵便局として使用されていた。建物の創建は1915年で、米国出身の
ウィリアム・メレル・ヴォーリズがその設計に携わっていたことで知られている。現存の建物は、外側をモルタル
張りにして、玄関の位置や内部の間取りを変更している。ネオクラシシズムな外観は当時、大変モダンで、国の
登録文化財に指定されている。


案内板で現在地と書かれているこの橋から醒井の清水までの間の地蔵川が「梅花藻」を見るスポット。


梅花藻自体はきれいな水が流れている川でわりとよく見るが、ところどころピンクの花が浮いているので、何かと
思ったら


橋のたもとのサルスベリの花だった。


景行天皇の時代、伊吹山の大蛇を切り伏せた日本武尊は、大蛇の猛毒に苦しめられた。やっとのことで、醒井の地に
たどり着き、体や足をこの清水で冷やすと、不思議なことに高熱の苦しみもとれ、すっかり回復した。そこで、この
水を名づけて「居醒の清水」と呼ぶようになったとされている。この湧水に触れてみたが、大変、冷たく気持ち良かった。

立川渓谷その2

2017年08月22日 | 旅・風景・グルメ

カーナビがついていても、山道では役に立たなかったりすることもあり、よく道に迷う。だから、もっといいスポットがあるかもしれない
が、立川渓谷に来る時は、この橋のたもとで折り返すことにしている。


苔の上は滑りやすいので、余り近づけない。


だから、望遠レンズを使っている。


どうしてここに橋が架かっているのかと思えば。


人家へと続いていた。






年寄りの冷や水

2017年07月24日 | 旅・風景・グルメ





撮影日も猛暑だった。きれいで冷たそうな水の写真を撮っていると、掬って飲んでみたくなる。しかし、
生水を飲んでお腹でもこわしたら「年寄りの冷や水」と笑われそう。
帰って、「年寄りの冷や水」を検索してみると、この「冷や水」、文字どおり冷たい水のこと。だが、
そんじょそこらの水とは訳が違う。隅田川の真ん中で掬った水だそうだ。江戸時代、夏になると水屋が、
「隅田川の水は真ん中がきれいだ」と言って、桶の水のまわりに杉の葉を立て、小さな氷片を浮かばせ、
「冷水やぁ、冷水やぁ」とかけ声とともに売り歩いていた。どんぶり1杯の水が1文で、現在だと20円位。
しかし、この「冷や水」、なにしろ隅田川の水だから、当時でもそれほど清潔とはいえない。若い者なら
ともかく、体の抵抗力が弱った年寄りは、腹をこわすことが多かったらしい。だから、年寄りがこの冷たい
水を飲むなど、年がいもないこととされ、「年寄りの冷や水」という比喩が生まれたらしい。


恐龍水?

2017年07月23日 | 旅・風景・グルメ

立川渓谷に恐龍が


イグアノドンの歯の化石が


どこに恐龍水が


今日流水とは


これのこと











ラ・コリーナ近江八幡

2017年07月22日 | 旅・風景・グルメ
バスツアー2日目の2番目の観光地は、滋賀厚生年金休暇センターの跡地(約3,5万坪)に開発した「たねやグループ」の旗艦施設
「ラ・コリーナ近江八幡」だった。

この建物は、たねやグループ本社
銅板でできた屋根の形が面白い。設計は、「路上観察学会」で有名な藤森照信
路上観察学会とは、1986年、当時、筑摩書房の編集者だった松田哲夫の企画により赤瀬川原平氏を中心に文筆家・美術家・漫画家
収集家をまとめた集団。
余談になるが、この学会のメンバーで ほかによく知っている人は、イラストレーターの南伸坊と映画評論家の四方田犬彦。しかし、
このメンバーの一員でNHK番組「お江戸でござる」で有名だった杉浦日向子と博物学者の荒俣宏氏がこの学会で知り合い、1988年に
結婚していたことは、全く知らなかった。「美女と野獣」と揶揄された二人はすぐに破局、半年後に離婚していたのだ。


メインショップ


メインショップの草屋根
急傾斜の屋根に設置した「エコグリーンマットシステム」の芝生が清涼感を与えてくれる。屋根から流れ落ちてくる水も良い演出になっている。
猛暑のこの日でも軒下は意外と涼しい。


米も作っている。


家人が長時間並んで買った、この店でしか手に入らない限定商品「バームサブレ」大小の缶


缶の中身







伊良湖岬

2017年07月21日 | 旅・風景・グルメ

7月18日、バスツアーで伊良湖岬に行った。
伊良湖岬の砂浜(恋路ヶ浜)は、恋人の聖地として有名だが、ここ伊良湖岬は、バードウォッチャーの聖地でもある。


10月初旬には運が良ければ、1日に数千羽のタカの渡りを観察することが出来る。


「伊勢湾海上交通センター」上空にタカの仲間のトビが飛んでいる。


1929年に設置されたこの灯台、現在の光源は、LEDになっている。
ところで、このブログを書くまで、伊良湖を「いらこ」と読むと思っていた。文字変換が出来ないので、調べたら「いらご」と濁るようだ。

トリッキーな写真

2017年05月30日 | 旅・風景・グルメ

葛城山へツツジを見に行くツアーの途中、食事会場へ向かう道中に見た風景。
格子の中に付近一帯が閉じ込められているようだ。


「かしはら万葉ホール」の建物のカーテーンウォール部分に正面の風景が映り込んでいるようだ。
食事会場は、このホールの5階だった。


グーグルマップを見るとよく分かる。
ちなみに道路を挟んだ前の建物は、橿原市立中央公民館の本館




阿波国分寺 その3

2017年04月12日 | 旅・風景・グルメ

ここの庭の石材の多くは、徳島県内で多く産出される緑色片岩(青石)である。どうも産出場所は、隣町である石井町
ではないかと話された。


上記写真の一部を拡大
私たち勉強会のメンバーに説明してくれた佐藤玄由住職によれば、中国廬山の五老峰を模したものではないかとのこと。


ご住職が現地に行かれたときに撮影された写真と五老峰を詠んだ李白の詩
風光明媚な廬山は、夏涼しく、冬暖かい。そのためか、杜甫とともに中国で最大詩人とされ、酒飲みで有名な李白や前の時代の
陶淵明もここで隠棲している。
蒋介石や毛沢東もここに別荘を設けている。廬山は世界遺産に指定されているが、自然遺産ではなく文化遺産として登録されている。


説明に際に使われた資料の一部











阿波国分寺 その2

2017年04月11日 | 旅・風景・グルメ
阿波国分寺の庭園の素晴らしさを世に知らしめた作庭家、重森三玲氏の作品を一昨年の展覧会(写真展示)のチラシで見た。

氏の作庭の写真を見れば、国分寺の庭のような力強い石組みとカンディンスキーのコンポジションのようなモダンな地割りが特徴。
氏が、国分寺の枯山水を絶賛したのも頷ける。
ところで、氏の名前の三玲は、画家のミレーにちなんで改名したもの。ちなみに、出生名は計夫。
ついでに、氏は子供たちに完途(カント)、弘淹(コーエン)由郷(ユーゴー)執氐(ゲーテ)貝侖(バイロン)とヨーロッパの
偉人にちなんで名付けている。


配置図にある水色の部分が石組み。






覆いの中に少しだけ見えるのは、勉強会の参加者に長時間説明してくださったご佐藤玄由住職によると、中国の天生橋に倣ったもの
ではないかということだった。


覆いを外すとこのような石組みが見られる。