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観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

種子法廃止とモンサント(レントシーキング)

2017年05月18日 | 日記
主要農作物種子法(以下「種子法」という。)という1952年に制定された法律がある。
この法律が今、廃止されようとしている。経済評論家の三橋貴明氏のブログを要約すると、
”種子法に基づき、稲・麦・大豆の種子を対象として、都道府県が自ら普及すべき優良品種(奨励品種)を指定し、
原種と原原種の生産、種子生産ほ場の指定、種子の審査制度などを規定。日本の食糧安全保障、食糧自給、そして、
食の安全を考えたとき、これは必然手的な規制である。
種子法の狙いは、自治体などに対し、「その地域に合った作物の種」の開発・普及を義務づけている点。すなわち、
日本の食糧安全保障の肝である「種」について、単純に「ビジネス」と化すことはせず、農家に安価で優良な種を
提供することを、種子法が各自治体に義務付けているのである。」それと同時に、種子法は「遺伝子組み換え作物」
の栽培としての普及を妨げる防壁でもある。何しろ、遺伝子組み換え作物の栽培が始まり、遺伝子組み換え作物の
花粉が空中を飛び、在来種と交配してしまう危険は、誰にも防ぐことができないからである。
ところで、「枯れない」米があるのを知っているだろうか。遺伝子組み替えによる米で、「ラウンドアップ」という
専用の除草剤とセットで使用することで簡単に生育させることができる。通常、田畑にはたくさんの雑草が生える。
しかし、枯れない」お米の遺伝子には、人工のバクテリアが注入されており、「ラウンドアップ」に耐性を持っている
ので雑草だけ殺すことが可能だから、除草の手間がいらないのである。
当然、この米の稲は受粉する。つまり、「枯れない」米の花粉が飛んでいくのである。この米を使わない田にも遺伝子
組み換えの汚染が広がっていくのである。この米を開発しているのは、アメリカの多国籍バイオメーカー「モンサント」。
アメリカではすでに使用されているが、モンサントの社員自身は、これらの遺伝子組み換え食物の安全性が保証されて
いないので、食べないようにしている。社内にある社員食堂で使用していないのが現状だ。”

農業協同組合新聞(電子版)に「種子法廃止は大問題」と題して、梶井 功 東京農工大学名誉教授が、
“明確にしてもらいたいのは、そもそもの種子法廃止立法趣旨にある。こう書いている。
『良質かつ低廉な資材の供給を進めていく観点から、種子について、地方公共団体中心のシステムで、民間の品種開発
意欲を阻害している主要農作物種子法...を廃止する』 "民間の品種開発意欲を阻害している"というのはどういう
事実から出た判断なのか、その事実をまず示すべきなのに示されていない。品種開発の競争で"都道府県と民間の競争
条件は対等になっておらず"とも言っているが、何をさして"対等"でないというのか、それも事実を示すべきだろう。
"民間企業が開発した稲の品種で...奨励品種に指定されている品種はない"というが、どんな品種が奨励品種に指定し
てもらいたかったのに指定を拒否されたのか、明らかにすべきだ。”と書いている。

メディアが森友学園や加計学園を取り上げる裏側で誰にも知られずに、ひっそりと、この大事な法律を廃止しようとしている。
私は、必要に迫られた時以外にはパンは、食べない米食派だ。遺伝子組み換え作物の米など食べたくない。
ところで、なぜ、この法律が廃止されようとしているのか。
これも、アメリカの圧力だろうか。
レントシーキング(英: rent seeking)という言葉がある。検索すると、民間企業などが政府や官僚組織へ働きかけを
行い、法制度や政治政策の変更を行なうことで、自らに都合よく規制を設定したり、または都合よく規制の緩和をさせ
るなどして、超過利潤(レント)を得るための活動を指す。
種子法の廃止は、「規制改革委員会」の仕業だ。安倍総理と竹中平蔵氏がタッグを組んで、日本の主要農産物の種子を
モンサント社の遺伝子組み換え種子に売り渡そうとしている。

廃棄物処分場の建設についての疑問点

2017年05月08日 | 日記
私の住んでる所から2km余り南に、6市町の廃棄物を受け入れる廃棄物処分場の立地計画があり、
その説明会が明日開かれる。
徳島市の最東南部の静かな田舎町で、公共施設も何もない(小学校は、最近廃校)飯谷町に、何故、
迷惑施設の廃棄物処分場を建設するのか、説明会で聞いてみたい事項をまとめてみた。

1 飯谷町を予定地に選定した理由について
 6市町から発生する廃棄物の量の多寡からすると、処分場を徳島市に設置するというのは理解できる。
  しかし、各市町の発生量や運搬問題からすると、徳島市の最東南部で、しかも、非常に交通事情の
  悪い飯谷町を選定することは、通常では考えられないが、どうしてなのか。
 広域廃棄物は、本来、佐那河内村に建設されるはずだったのが、村を挙げての反対運動により不可能と
  なった。
  次に考えられるのは、当然、6市町における廃棄物発生量の重心から捉えての場所や交通事情、津波被害
  想定から考えると、徳島南環状道路の上八万IC近くの高台が想定されるはずである。しかし、佐那河内村
  に隣接した上八万町は、相当以前から根強く、地道に反対活動を実施していた。
 飯谷町にある旭鉱石の採石場跡だと、土地代及び造成費については、かなり費用も少なくてすむと、議会に
  対して説明もできる。
  だから、周辺住民の反対活動が起きないうちに、上八万町の二の舞を演じないよう、早急に飯谷町に決定
  しようと考えているとしか思えないが、どうなのか。また、上八万町以外に一宮町や国府町なども検討した
  のかについてもお伺いしたい。

2 道路通行問題について
  6市町からの運搬車両の1日平均の想定通行台数と、それが現在の交通状況に与える影響について調査して
  いるのか。丈六団地の造成に伴い建設された、団地の中心を通る市道を通行するのか。また、旭鉱石付近の
  道路は、2車線にもなっていない狭隘な箇所が多いが、どうする予定なのか。計画している通行ルートも含め、
  お伺いしたい。

3 原発事故による放射性廃棄物の受け入れについて
 この廃棄物が、一般廃棄物と同様に扱っても支障はないとの科学的証明が、十分でない状況下において、指定
  廃棄物の処分は、中座している。仮に、地元住民が同意したとして、飯谷町に処分場が建設された場合、この
  廃棄物を受け入れることは、想定しているのかどうか、お伺いしたい。


予定地と6市町の位置及び人口を記載した地図

午後の紅茶で一休み

2017年04月27日 | 日記
今、家人が紅茶を淹れてくれたので、ツバメチドリの写真の現像作業を中断して、音楽を聴いている。
10日前、せっかく行ったM公園、成果もなく帰る途中、立ち寄ったKデンキで展示品限りと書かれたのBOSEの
Bluetoothスピーカーを見つけた。その下には定価4,860円のケースが置いてあり、スピーカーを買うとおまけで
ついてくるとのことだった。
このスピーカーとケースを見て、学生時代に聞いていたラジオを思い出した。
スマホで価格比較サイトを見てみると、最低価格のほうが現品より少し安かった。店員さんに値段交渉すると
消費税込みで26,000円でどうですかとなったので、購入することにした。
実は、スマホに音楽をたくさん入れているのと、アマゾンプライムで音楽は、聴き放題だけど、私のギャラクシーの
スマホでは……と思い、何か良い方法はないかと思っていたのだ。


ケースを付けた状態で使っている。
オーディオ機器という程の物でもないが、オーディオ機器を買ったのは、30年前のナショナル(現パナソニック)の
テクニクスブランドのプレーヤー以来だ。


学生時代使っていたのと同型のラジオ














春型ツバメシジミ

2017年04月09日 | 日記
久しぶりに出島野鳥園に行ったとき、Mさんに会い、ヒレンジャクがテニスコートの方に飛んで行ってる
かもしれないと言うので行ってみた。残念ながら姿は見えず、今度はその近くのハチジョウツグミがいた場所にも
行ってみたがそれもいない。帰り道、きれいな蝶がいたので撮影。しかし、その日撮影した分は、いつの間にか消去
してしまっていたので、4月4日にもう一度撮影に行った。


この日最初に見たのがこの個体。左の前翅が大きく欠損している。


正面から見るとよく分かる。
これだけ大きく翅が欠けているが、飛翔に支障があるようには見えなかった。


こちらは、欠損していない個体。
これらは、ツバメシジミ春型♀


ツバメシジミ春型♂


ツバメシジミ春型♂の翅裏

この蝶の名前、ツバメシジミのツバメは、後翅にある尾上突起をツバメの羽に見立てたもの。シジミというのは、羽根の形が
貝のシジミに似ているから。鱗翅目シジミチョウ科
前翅長さ(前翅の付け根から先端までの長さ)は、9~19mm












野の花

2017年03月30日 | 日記
今日は暖かかったが、明日は寒いらしい。庭に咲いてた花をパチリ





上記3枚は、いずれも植えた覚えのないスミレ? 野生種かどうかも不明


ふきのとう(上の写真に蕗が見えている。)
これは家人が植えている。






飛び物ならOK

2017年03月29日 | 日記
昨日の植物園は行く予定でなかったので、カメラバッグは、本格的な背負いタイプでなく、ショルダーバッグに簡易な背負いが付いてる
タイプのカメラバッグだった。Oさんに教えてもらった場所までは駐車場からかなりきつい勾配を歩くのだが、やはり、背負うとバランス
が悪く歩きづらい。そして、シャッターを押すことなく下山する途中、ディスクドッグ競技をしている人を見た。
これでもと思い、パチリと撮影。テレビでは見たことがあるが、実際にやっているのを見るのは初めて。
フライングディスクのキャッチが難しいように、撮影も難しい。


後で、やってた人がこの画面を見た時、普段のおとなしい時の状態との違いに驚いていた。


この時は失敗したのだが。悪びれるもなくディスクはちゃんと持って帰る。
フライングディスクに使う犬種は様々だが、競技にはこのボーダーコリーをよく見かける。

ウィキペディアによるとボーダー・コリーは、イギリス原産の犬種。「ボーダー」の名称は、原産地がイングランドとスコットランド、
イングランドとウェールズの国境地域であることに由来する。ブリティッシュコロンビア大学の研究によると全犬種で最も知能が高いと
される犬種らしい。









2月19,20日の写真整理 その1

2017年03月26日 | 日記
2月19,20日と岐阜県に行ってた時の写真、その多くが消えたのかと思っていたが、最近見つかった。
この時期の前後一箇月、ここ白川郷は、あなぶきトラベルの定番観光地。だから、何回も観光しているが、今回は雪が少なかった。


であい橋


村営せせらぎ公園に建っている。


橋の端近くから荘川を見ると河原に人が降りていた。


かまくら?


メインストリート、路面に雪が全くない。


本覚時



春の庭 その1

2017年03月19日 | 日記

3月1日の赤い木瓜


3月19日の赤い木瓜


3月1日の白い木瓜


3月19日の…………
いつの間にかピンクの木瓜になっている。去年までは白い花だったのに。
そういえば、ハナミズキもピンクと白の花の木が1本ずつあったのだが、いつの間にか両方ともピンクの花が咲いている。









千両万両

2017年02月15日 | 日記

センリョウ(千両)は、センリョウ科・センリョウ属の常緑小低木


マンリョウ(万両)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木
赤い実を付けるのがポピュラー


白い実が付くのもある。


紅白の万両が混じるとおめでたい。

千両万両名前の由来の順序としては、「中国の古い植物名として「百両金」という名が江戸時代の初めに伝わり、
当時の園芸家がカラタチバナを当てたのが始まりとされる。より大きく、実の多い(中国名で草珊瑚と呼ばれていた)
植物をセンリョウ(千両)と呼び、さらに江戸中期により立派なマンリョウ(万両)の命名があった。」との説明が
多い。
しかし、センリョウ、マンリョウの名前の由来については、諸説あるようだ。詳しく書かれたWEBページは、
ここ
このマンリョウ、野鳥の糞から発芽するのか、家のあちこちに生えている。しかし、何しろ万両とは縁起の良い名前なので、
家人は大切にしているが、庭木の手入れの際、大いに邪魔になっている。



梅の花

2017年02月09日 | 日記

1月27日撮影


2月4日撮影

毎年、我が家の梅の写真を撮ろうと思うのだが、撮影することもなく、いつの間にか花は散っている。桜は派手だが、
梅は地味なせいもある。
ところで、万葉集に詠まれた植物素材は、175余種もあるらしい。
出てくる種を順番に並べると、萩137首、梅119首、松71首、藻69首、橘66首、葦47首、萱44首、芒43首、
そして9番目が桜で42首。(万葉集全歌:4,516首)
万葉集に詠まれた首の多さから当時、梅が桜よりずっと人気があったと解するのは、ちょっと違うようだ。「一部の貴族の
和歌に集中的に詠まれただけで、中国の詩の影響を受けた文雅の士を中心に歓迎された花だと解釈する方が自然です。」と
いう意見もある。
それを裏付けるように、菅原道真による遣唐使廃止?(894年)よって中国文化の影響が少なくなると、花見というと桜一辺倒
になった。
中国は、法律で自国の国花を定義していない。牡丹を国花だと考えている人が数では多いようだが、梅も人気があり、梅は、
北部を代表し、南部は牡丹を代表するということで、2種とも国花にすればと言う意見もあるようだ。
日本も法律で国花という定めはなく、国民も菊?桜?と思っている。

(余談)
「東風吹かば 匂ひほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と詠んだ人は、梅好きの菅原道真。