先週書いたBritain's Got Talentという番組から、以前のシーズンで優勝したPaul Potts氏のオーディション風景;
Paul Potts; Nessun Dorma (Turandot)
舞台裏では自信なさげだったPaul氏が、プッチーニの歌劇『トゥーランドット』より”誰も寝てはならぬ”の序奏が始まると別人のようになった。彼の度胸、声のよさ、それを裏付けるこれまで続けてきた練習に敬服する。
彼がなぜ歌手としてこれまでプロの世界で認められなかったのだろう。
演奏家として認めてもらうには、その筋の専門家や評論家などの目に留まる必要がある。そうした機会は非常に少なく、そこでひるんでしまうと、チャンスは他の演奏者に逃げてしまう。実力があってもそのチャンスを逃したり、機会を得ても実力を発揮できなかったり、両者がうまくかみ合うことはまれだ。まして、チャンスを待ち続けること、すなわち諦めないことは自分との闘いであり、それを可能とするためには、技術だけでなく経済的にも精神的にも裏づけがなければならない。
一時は歌い続けることを諦めかけた彼の努力と才能が、この番組を通して花開いたことはとても素晴らしい。そして自分も見習って、もう少し自信をもってみようと思うようになった。
Paul Potts; Nessun Dorma (Turandot)
舞台裏では自信なさげだったPaul氏が、プッチーニの歌劇『トゥーランドット』より”誰も寝てはならぬ”の序奏が始まると別人のようになった。彼の度胸、声のよさ、それを裏付けるこれまで続けてきた練習に敬服する。
彼がなぜ歌手としてこれまでプロの世界で認められなかったのだろう。
演奏家として認めてもらうには、その筋の専門家や評論家などの目に留まる必要がある。そうした機会は非常に少なく、そこでひるんでしまうと、チャンスは他の演奏者に逃げてしまう。実力があってもそのチャンスを逃したり、機会を得ても実力を発揮できなかったり、両者がうまくかみ合うことはまれだ。まして、チャンスを待ち続けること、すなわち諦めないことは自分との闘いであり、それを可能とするためには、技術だけでなく経済的にも精神的にも裏づけがなければならない。
一時は歌い続けることを諦めかけた彼の努力と才能が、この番組を通して花開いたことはとても素晴らしい。そして自分も見習って、もう少し自信をもってみようと思うようになった。