今日は第9回講座の日で、講義のテーマは 「健康」ってなんだろう でした。 講師は小椋 宗一郎先生でした。
「健康」とは何か、哲学・倫理の観点から健康を考える。そんな講義でした。
講義が始まる前です。
今日の資料です。
「健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり単に病気がないとか虚弱でないとかいうことでない」。
病気で無い事が「健康」ではない・・・・・。
哲学的なお話でした。
白板に向って書かれる小椋先生です。
資料を音読する先生。
授業では学生達に読ませるのだと言っていました。
参考文献
瀬口昌久訳「医学と哲学の境界線―プルタコス『健康のしるべ』における医学思想―」
をもとに講義されました。
講義をメモした事。
プルタコス 「モラリア 2」 習慣≠ユートス。人柄倫理。
↓
「自然本性(ピコシス)に等しく同様となるように」
不自然な欲求を満たす。
最高に美味しいソースは 実は体の中にある。 ステーキ おかゆ
体の中に最高のソース。
気息(プシュケー) ギリシャ語
↓
生命原理
↓
ロゴス論理思想 心 Psycholgy 心理学
水を飲む習慣をつける Psychiatry 精神医学
健康の目的は多くの人間愛的行為に身を捧げること
健康とは心と体の調和である。
体と心をバランス良く使う
徳を持つこと(アレテー) 人間として優れたあり方。
感想
プルタルコスは古代ローマの著述家で哲学者。その角度から「健康とは何か」。
こう言う捉え方も面白いと思いました。
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