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第7回 木曽三川 ふれあい セミナー

2016年03月03日 23時23分55秒 | 各種講座

海津市の長良川サービスセンターで、第7回木曽三川ふれあいセミナーが開かれ、そのセミナーに参加して来ました。きっかけは、弥富市の歴史民俗資料館でセミナーのパンフを手にしたからです。パンフには高須輪中排水機場を見学すると書かれていましたので、参加したいと思い、申し込みました。


ふれあいセミナーのパンフです。




長良川サービスセンター。
鉄骨の3階建ての建物です。
ここでセミナーが開かれます。




セミナーが開始される時間までには少し早いです。
サービスセンターの表側へ来ました。
2階の高さが、堤防の高さと一緒になっています。



開始までにまだ時間が有ります。
2階でシャッターが上がっている所が有り、中を伺いました。
艇庫になっています。それにカヌー体験コーナーのプレートが有ります。
このようになっている内部。
長良川サービスセンターも見学する価値が有る施設のように思えました。



セミナーが開かれる3階へ来ました。
部屋の中。
関係者が並んでいました。




3階から東の方角を眺めました。
名古屋駅近辺の景色です。
春霞で霞んでいます。
写真では見えませんが、眼では、チャンと何本かの名古屋駅のタワービルが見えました。





セミナーが始まりました。
このセミナーは木曽川上流河川事務所と木曽川下流河川事務所の共催となっていました。
ズラ~と国交省の職員が並んでいます。
セミナーの開始です。下流事務所の渋谷所長。上流事務所の大澤所長の挨拶から始まり、それぞれの事務所の事業説明が続きました。
配布された資料に沿って、事業概要の説明がありました。



木曽川上流河川事務所の事業概要の資料の1ページです。




配布されたセミナーの資料です。
揖斐川の支流の杭瀬川。
一宮友歩会のウオーキングで杭瀬川の堤防を歩きました。その時は桜が満開の時期でした。下見で歩いた時には桜の木が有ったのですが、本番で歩いた時は切り倒されていました。
この資料には洪水に寄り、塩田橋が水に浸かる程の水が押し寄せている写真が載っています。桜の大木を残すことも必要だが、住民の財産、生命を守ることも重要だと言う事が判りました。




一宮友歩会、15年4月4日の大垣ウオーキング。
一宮友歩会は一宮と名が付いていますが、尾張部から名古屋市などのウオーキング愛好家の集まりで、誰でも参加できます。偶数月に例会を開催していますが、8月については酷暑の時期ですので、7月の第1土曜日の開催となっています。
例会の実施には下下見。下見。そして本番となります。会に歴史や城郭に詳しい人。或いは土木的な分野に詳しい人が居て、ただ単に歩くのでなく、知識的に学習出来る部分があります。

塩田橋の上から杭瀬川の工事状況を眺めます。
広い遊水地です。




工事現場で、先に塩田の常夜灯が見えます。




一宮友歩会の4月例会で、大垣市内を歩き、杭瀬川の堤防を歩きます。
桜が満開の時期となっています。
下見の時には立っていた桜が伐採されています。切株だけが残り太い木が有ったと想像させます。




杭瀬川の堤防を歩きます。
桜の木が満開を迎えています。
風で花びらが飛んできました。


高須輪中排水機場
サービスセンターからマイクロバスに分乗し、高須輪中排水機場に向かいました。

揖斐川の堤防に出ます。
前方に白い高須輪中排水機場の建物が見えます。




排水機場に来ました。
入口に排水機の大きな部品が展示して有ります。




場内に入りました。
ここでは浮須さんから説明があります。




排水機場の構造を説明するパネルです。
ポンプが作動して水を排出する仕組みを解説しています。ポンプが作動すると直ぐに水が流れ出すのでなく、蛇口をひねるように、電動弁を開放すると水が流れる事が判ります。




治水の恩人。
ヨハネ・デ・レーケの銅像が安置して有ります。




デ・レーケの生涯の紹介と治水の歴史が書かれています。




ポンプが稼動し、水の流れることを説明しています。




水を汲み上げる・・・・ポンプの役目。
その解説です。
5台の排水機が稼動すると25メートルプールが、約5秒で一杯になるのだそうです。
凄い威力です。
でも、洪水で押し寄せる水をこのくらいの汲み上げるパワーを持っていないと、頼りないです。



地下のポンプが作動する場所に下りてきました。




左は排水する大きなパイプです。右は予備のために有る6号機の排水口径です。これだけの口径のパイプで水を排出します。




排水機場の外に出てみました。
大江川からスクリーンを通過した水を汲み上げます。




場内の風景です。
左から1号機2号機と並んでいます。1~4号機まではディーゼルエンジンでしたが、5号機はタービンエンジンでした。タービンエンジンは新型なのでしょう。




2号機を試動させてくれました。
「ゴー」と言う大きなエンジン音がします。漁船の機関室に入ったことは有りませんが、恐らくこのような騒音のする場所だろうと想像しました。




左がヤンマー製のディーゼルエンジンです。右は日立製の減速機です。エンジンの動力を減速機に伝え、下のポンプのスクリューを回転させます。エンジンの横の円盤が回転しており、この動力が伝わっているのが見えました。


ワイルドネイチャープラザ
バスで高須輪中排水機場から稲沢市のワイルドネイチャープラザに来ました。
ここは木曽川左岸の広い自然公園のような場所です。

バスでネイチャープラザに来ました。




バスから降りて、木曽三川公園の説明を受けます。




包原さんがパネルを使って、木曽三川公園の概要を説明しています。



今日の参加者たち。
包原さんと談話する参加者。




川岸を歩きます。
丸で、自然教室のような感じがします。




宝暦治水のプレートがコンクリートの碑に設置して有ります
その碑を囲むようにして説明を受けました。




宝暦治水について解説しているコンクリート碑。



佐屋川分流の説明板。
包原さんが解説しています。





こちらの男性は愛西市から来たと言う人です。
木曽川の歴史に詳しい人でして、木曽川が本流と佐屋川に別れて行く川の流れを解説していました。佐屋川から流れていく川に筏川が有るが、木曽川を流して来た筏を縛りなおしたので、筏川と呼ばれるようになったと話しました。




佐屋川分派口締切之地。解説板です。
この近辺。今の現状とは創造できないような形状だったのだろうと思います。
詳しい人に解説して貰えた。
このように解説の話が出てくることは想像外の事なのでしょう。でも、学習するには、良い機会を得ることができました。


この後
この後、バスに乗り長良川サービスセンターに向かいました。
そして、3階の先ほどの部屋に戻り、意見交換会となりました。施設を見学した感想などが話し合われました。



感想
今回の参加者は私の受付番号が14番でした。当日の飛入りのような人が隣に居ましたので、総参加人数は15名です。誰か、参加者が参加人数が増えるようにPRを諮るようにと話していました。国と市や県との関係です。PRパンフを市や町に置いて貰い、広く募集してはとの声が有りました。
セミナーに参加してみて、木曽川河川事務所が取り組んでいる事業説明と現場見学。そして市民の意見を聞く公聴会で実績作りの場のように感じました。タイトルのふれあいセミナーと言って、どんなセミナーだろうと思ってしまいます。副題に「国交省の仕事を知ろう」とか「河川はこのようにして守られます」「河川事務所って、どんなトコ?」的な事が有れば、よりピンと来るのではないかと思いました。
見学の場として排水機場とネイチャープラザが有りました。ネイチャープラザは公園的な場所で、普段でも自由に参観できる場所です。でも、今回はこの地の歴史を良くご存知の方から貴重なお話しを聞く事が出来ました。
また、排水機場は個人では滅多に入る事が出来ない場所でして見学が出来て、説明も聞けたのが良かったです。
杭瀬川の桜の伐採は桜の木を残すことよりも、住民の安全と生命を守るため、止むに止まれず伐採している事が判りました。このような事を知る事が出来たのも、今回、受講した成果です。
このセミナーは木曽川上流河川事務所と木曽川下流河川事務所の共催でした。私の知識では岐阜市の忠節橋の近くに事務所が有り、あの場所が上流事務所で下流事務所が桑名市に有る事が判りました。受講してこの事が判ったのですが、セミナーの冒頭にこう言うことにも触れていくと良かったかも知れません。それに上流と下流の担当する区域が稲沢市、輪之内町と聞こえました。この事も地図を用いて説明が有れば、より理解できたことだと思います。
ズラーと並んだ関係者。堅苦しい雰囲気でのスタートでした。ソフトなムードに持って行くことを考える余地が有ると思いました。
最後に、勉強になる機会を与えて戴きまして有難うございました。






コメント (2)
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