寝台急行「銀河」が廃止になり、上野と金沢を結ぶ「北陸」も廃止になりました。「きたぐに」も遠からず
同じ道を歩むことになるのではないかと思っています。
後、数年もすると廃止になってしまうだろうと思っていて、わざわざ大阪へ出かけ、終着地の新潟まで
乗車しました。
「きたぐに」はかつて、北陸トンネル中で列車火災を起こし、多くの人が無くなりました。その時は電気
機関車が客車を牽引していたのですが、運転区間が短くなり、客車から寝台電車に変わりました。
乗車する通路にあった行き先の表示板。
23時03分に列車は大阪駅の11番ホームに入線してきました。新しくなったプラットホーム。
大阪と新潟を結ぶ便利な列車で有りますが、乗客は少なかったです。
11番プラットホームに入線してきた「きたぐに」
私たちが乗ったのは、先頭の10号車。乗客は私たち2名だけでした。途中、京都から家族グループが
乗ってきたのですが、途中で下車となりました。平日の運行からなのか、利用者の少ない車内でした。
列車の編成で、車両にモーターが付いています。モーターの着いていない車両はA寝台車とグリーン車。
そして私たちが乗車した10号車です。モーターの着いていない車両なら、少しは静かだろうと思いました。
11番プラットホームの「きたぐに」。プラットホームは工事で奇麗に生まれ変わっていた。
ロングレールで繋ぎ目の響きも無く、乗り心地は良かったのですが、車内で寝るとなると、熟睡は
できませんでした。でも、列車に乗ることが好きで、長時間の乗車も苦になりません。
急行列車に乗車するために、わざわざ大阪まで出向き、新潟から戻る。物好きな事ですが、暇が
有って実現することなのであり、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
ロングラン。お疲れ様でした。新潟駅に到着した「きたぐに」。
「きたぐに」のヘッドマーク。佐渡おけさをモチーフにしたものだが、時間の経過で、幾分くたびれていた。
自由席とグリーン車。
A寝台車とB寝台車
車体の記号番号。左上から1号車、右が2号車の順。
記念に貰った乗車券と寝台券。
長岡で見かけたタンク車の列車。
東北へガソリンを運んだ帰りだろう。