Kオジサンの気の向くまま

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葬送曲   「高原列車は行く」

2010年11月19日 00時30分38秒 | 葬儀など


去る16日に母は87歳の生涯を閉じました。
生前は特別養護老人ホームに3年余り入所していました。
施設に入所していて色々のリクエーションが有りました。その機会に他の入居者からも歌っての催促の声が有ったりしました。
カラオケで歌ったりしていて、「高原列車は行く」を常に歌っていました。言うならば十八番の曲です。
葬儀会場内にはエレクトーンによる「高原列車は行く」が流れ、棺を送り出しました。

 

 

瞑想の森
各務原市の火葬場です。建物の横には池が有り周囲とマッチした景色となっています。
落ち着いた建物で、人生の最後を迎えるのにふさわしい雰囲気と成っています。

 

 

満87歳の母の米寿の祝いを8月14日に計画していましたが、この夏の猛暑で体調を崩し、米寿の祝い会を開くことができませんでした。
祝い会の余興でカラオケを行い、母に「高原列車は行く」を歌って貰う計画でしたが、結局、実現しませんでした。

母に出来る限りの事はしてやる事が出来たと思っています。

特養に入る前は病院に入っていて、一日中寝間着姿で、すぐ隣に別の人のベッドがあると言う環境であり、ウチに戻りたいと漏らしていました。

平成19年10月に特養に入ってからは施設でクリスマス会、七夕会、ひな祭り会などの行事が有り、毎月誕生会も開かれていました。

またダンゴ造り、タコ焼き作りが有ったりし、花見やアジサイを見に施設から連れて行って貰っていました。常に何かが有るようになっていました。施設の方針だったのだと思います。
環境的には自分一人の部屋が有り、プライバシーが保て、トイレは隣の人との共用でした。食事は大きな部屋で皆さんと一緒に食べていて、何時もここの食事は美味しい、美味しいと言っていました。

身体的には他の人は車椅子の生活でしたが、入所初期の母は手押し車で施設内を歩行していました。
そのように気にいった場所で人生の終期を迎える事が出来、「私は幸せだ」と言ってくれていました。


完璧ではありませんが、その言葉を貰い、悔いを残さず済みました。

 

コメント (5)
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