朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

略称 あるいは 蔑称?

2015-03-21 | もろもろの事
最近、とある郊外の駅前広場にこんな店舗を見つけました。



その店のロゴに、JAP と書いてあります。

え、この三文字語は日本人を侮蔑するものではなかったのかなと、それが商店の名称とは。



美容室のロゴの模様でした。(滋賀県南草津駅前)

上記の三文字を避けるために、JPN とか JP とかの記号を使うことが普通だと理解しています。

Wikipediaを見てみると;

”古くは万延年間の江戸幕府の遣米使節に関する新聞報道にもこの表現が現れ、元来は単なるJapaneseの短縮形であり、蔑称ではなかった。しかし1900年にロンドンに留学中の夏目漱石が"Jap"と呼ばれて失敬と受け取る記述があり(倫敦消息)、当時すでに蔑称と認識されていたことがわかる。米国でも明治以後、日本人移民の増加とともに現地住民との摩擦が生じ、1930年代の日系移民排斥の風潮とともに蔑称の意味合いが強くなり、第二次世界大戦当時には反日プロパガンダに盛んに使用されたため、蔑称として定着した”

とあります。・・・で、この文のすぐ後に、

”なお、「金持ちのユダヤ人の若者」を指す侮蔑語として同じ表記のJapがあり、これはJewish American Princeses/Princeの頭文字による”

 それは知らなかった。
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高島屋、。。

2015-03-20 | 京都の文化(春)
琳派400年を記念して、こんな展覧会が京都高島屋デパートの展覧会場でありました。



なかなか見ごたえのある絵画がたくさん展示してありました。パンフレットなどを見ながら作文するのが億劫なので、感想はパスします。

同じフロアで東北の名産展をしていました。



昼ご飯時になったので、



比内鶏の親子丼を注文しました。



とてもウマイ!

東北がんばってくださいね。

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余志屋(京都先斗町)

2015-03-19 | 食べること、レストランなど
鴨川、三条大橋からの眺めも春めいてきました。



西詰の堤防に河津桜が咲いていました。



仕事で東京から来訪した友人たちと、先斗町の人気和食店で楽しく会食しました。



先斗町歌舞練場です。五つある花街の全てに各々歌舞練場があり、芸舞妓さんの踊りの練習と発表会に使われています。



細い道を四条まで行く中間あたり、西に折れる路地をずーと入った少しわかりにくい場所にある「余志屋」です。看板には、釜飯としか書いてありませんが、季節の食材を使った割烹といったほうがふさわしい。



元気のいい声で大将が出迎えてくれました。突き当りの掘りごたつ式の小上がりに座ったので、大将とも会話ができるし、他のお客さんに説明している料理を聞いいて、それらを「あ、それを僕らにも」と気楽に注文することができました。



まずは見つくろって刺し身盛り合わせ。



だし巻き。ホタルイカ、ぬた。



ぐじは入荷がなかったとのことで、タイのカマ焼き。



たけのこが出始めました。ダシでさっと煮て、春の味。釜飯の写真はとるのを忘れました。他にもいくつかのお皿を失念。涙

お客さんのお二人とも現在は東京在住ですが、元々は関西のご出身なので、このお店の味付けをとても喜んでくれました。

友人たちとの会話も盛り上がって、お酒も進み、大いに楽しい夜となりました。


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北野天満宮の梅

2015-03-18 | 京都の文化(春)
北野の天神さんに梅を見に行きました。(3月16日)



「東風吹かば・・・」の菅原道真公の歌が掲示されています。



牛がドンと控えています。



立派な門構えですね。







梅の花の良い香りが境内いっぱいに漂っていました。



東門から出ると、上七軒につながっています。



もうじき「北野をどり」が始まります。



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東寺の河津桜

2015-03-17 | 京都の文化(春)
早春の風景です。



東寺の五重塔の近くに早咲きの桜が満開となっていました(3月16日)



大きな鳥が蜜を吸いに来ていました。梅の花には、目白が来ていて小さく可愛かったのですが。





五重塔の内部を特別公開していたので、初めて拝観することが出来ました。心柱を中心として、4体の仏像があり、内部の柱や梁には色彩模様がほどこされ、壁面には数人の高名な僧侶の肖像画が描かれています。



このお堂には立体曼荼羅の国宝仏像群を拝観することができます。



境内には多くの桜の木がありますが、ソメイヨシノの蕾は、



まだ固い。でも先端は少し色づいていました。

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確定申告2014

2015-03-16 | もろもろの事
どうにか最終日に済ませることができました。



今回は、なにかと申告項目が多く資料整理とデータ入力に手間取りました。



例年この確定申告書作成コーナーを使っているのですが、先週の後半そしてこの週末はサーバーの反応が超スローとなっていてとても不自由でした。このまま作業が完成しなかったら、16日(月)はどうしようかと心配しました。



種類は多くても全体では微々たる副収入しかないのですが、国民の義務なので資料を集めて誠実に申告したつもりです。年々、「公的年金等雑収入」が「給与」に比べて増えてきました。社会福祉制度を充実してきたこの国の法律に感謝です。と言いつつも、高度経済成長時代に、蟻のように働いた世代の一員なのでその蓄積を私的にも公的にも引き出していると理解しています。

最近、株価が十数年ぶりに上昇したので、不良資産となって塩漬けしていた某株式をようやく損切りしました。一方で、ささやかな楽しみだったスタバ株は、米国本社の意図でTOBされてやむなく売却したので、損益通算する確定申告とし、やや複雑でしたが実行することができました。・・故郷で相続した山林の一部が県道改良工事に必要な土地として「収用」になりました。少ない「利益」でしたが免税のための収用証明書を県庁が発行してくれたので、はじめての経験ですがそんな申告もしました。


日本では、国民の多数を占める給与所得者は「源泉徴収」される制度ですが、例えば米国は、原則的に全国民が「申告納税」制です。その手間や知識取得は大変で、税務署もその審査・調査などに人手がかかるのですが、その負担があるからこそ「税金の使い道」、すなわち国・地方政府の予算や政策、法律、そして公職選挙の投票に関心が高まるのだと思います。

・・我が国で「ふるさと納税制度」ができて、一部で盛り上がっていますが、もっと納税限度と種類を拡大して納税者が政策(税金の使途)などを選択できるようにしてほしい。その究極として、中央政府への納税(国税)を廃止して、地方税だけにしその中から(スイス連邦のように)中央政府に上納するシステムにしてほしいと思います。

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ピケティ

2015-03-15 | もろもろの事
もう、流行に遅れた話題になってしまいました。昨年12月にトマ・ピケティの「21世紀の資本」はとても分厚い(728ページ)し、5940円もするので購入は諦めて(買っても読破できそうにない)、安い経済週刊誌を買って、ざっくりと解説記事を読むことにしました。



テレビのニュース解説やバラエティ番組でもその頃は盛んに放送していたので、ふむふむと見ていました。


(引用:週刊東洋経済、2015-01-31号)

r>g
・・・長期的には資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きい。

≪資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す≫

というのが、彼のメッセージで、それを過去100年間にわたって経済データを根気よく収集し分析した、折れ線グラフで表現して見せています。

1年ほど前に米国ではこの本に書かれたように、資産家への富の集中がひどすぎるといって、株式取引所や証券会社が集まるNYのウォールストリートで大規模なデモが行われました。

素人的、私的に興味深いグラフをいくつか抜粋しておきます。(以下の引用:前掲)



所得上位0.1%の人が2010年に、アメリカでは総所得の8%弱を、英国では6%を獲得しています。

ドイツは4%、日本・フランス・スウェーデンでは2%となっています。アメリカと英国が突出しています。

パーセントもさることながら、アメリカ・英国では、1980年代以降にその集中ぶりが拡大しています。
日本は、そうではなくて、戦前の富裕層集中が戦争で一挙に低下し、その後は2%で変化していません。



米国では、上位1%の人が総所得(=資本所得+労働所得)の20%を占める(資本所得を含めると)、あるいは労働所得だけでも上位1%の人が総労働所得の10%を得ています(労働対価の格差が、上下でかなり大きい)。

ここに抜粋していませんが、新興国では同様に上位層と下位との格差が大きくて、例えば中国、インドで上位1%の人が総所得の10~12%を獲得しています(2010年)。



最後に、所得格差について日本と他の国との比較を引用してみます。

日本は戦後、徹底して財閥解体と農地開放が行われたので伝統的資産家はいなくなり、戦後の企業経営等で成功した「新興資本家」が富裕層になっています。そのせいで上位0.01%(でも約1万人いる計算)で年収8000万円、1%ならば1300万円です。

「富裕層所得シェア」でも上位1%のシェアは米国の半分の9.5%です。・・この程度の格差はないと勤労意欲を刺激しないだろうと感じます。

・・だれのネット記事だったか忘れたのですが、この日本では上位1%で1300万円とのことを指摘されて、若いテレビ局アナウンサーたちが「えっ」と引いていたと書いていました。庶民の味方として、バラエティやニュース取材をしているご当人が、客観的には「富裕層」だった。

ピケティさんは、”資本主義は自動的に恣意的で持続不可能な格差を生み出す”ため、その拡大を防ぐ所得の分配の方法を提案しています。

いわゆる富裕税、つまり累進資産課税です。一般に、個人が資産を蓄積する過程で所定の税を支払っているのだから、その成果に再度課税することになります。また、課税制度は国によって異なっていますし、租税回避地(タックスヘイブン)に富裕層や多国籍企業が逃げるという別の不公平も現実に起こっています。

さて、有効な解決法があるのでしょうか。
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北陸新幹線 金沢・長野間開通

2015-03-14 | 国内各地の風物
先月、金沢や輪島に旅行したのですが、いよいよ北陸新幹線が本日全線開通しました。

テレビニュースで一番列車の出発風景を見ていて知ったのですが、富山県も新幹線への期待が大きくて、こんな広報ビデオを作って公開しています。



このサイトで視聴することができます:
http://www.toyama-shinkansen.jp/

九州新幹線開通でも、同様に沿線の人たちの歓迎風景を映像作品にしたことを思い出しました。

とても楽しいです。

前回は富山まで足を伸ばせなかったのですが、行ってみたい。
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ノーベル賞の天野先生と中村先生の講演会

2015-03-12 | もろもろの事
立命館大学びわこ・くさつキャンパスに、初めて来ました。



40分前で、座席はほぼ埋まっています。



いよいよ始まります。

~~追記(2015-03-14)~~


*クリックで拡大(引用:京都新聞2015-03-13朝刊)

 天野先生は、学術的ではない部分「ノーベル賞ウイーク」を楽しくユーモラスに話されました。スウェーデンでの表彰式の前後に毎日色々なイベントがあって多忙な様子を楽しく紹介してくれました。

 中村先生は、まず日本のマスコミの報道で先生に関する記事が全部間違っていると訴えました。そのポイントは、中村氏の受賞理由が「LEDの製造技術の開発」としたことです。ノーベル物理学賞は、物理学分野の発見・発明が対象なので、工業技術では受賞できないと強調されました。またその誤解はマスコミだけでなく、学術会議や応用物理学会など研究専門機関にもあると発言されました。
 中村博士の貢献は高輝度青色LEDの発光原理を発明したことです。それができた大元は、LEDの優れた材料を作り出すことのできた熱処理装置に偶然、画期的な改良方法に成功したことだそうです。その装置の特許に関して、中村氏と日亜(元の雇用会社)が裁判となりました。裁判では、日亜はもはやそのその特許の装置を使用していないと主張しましたが、「でも、性能が良いから、きっと使っているにちがいない」と中村さんは発言していました。
・・1990年ころは、LED材料としてセレン系が大人気だったけれど、赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏らの研究者は別の材料に着目していたが学会の研究会には数人しか集まらなかったそうです。その後、1993年頃に新材料を使って大きな発見ができました。
 中村先生は相当に刺激的表現で発言されましたが、後半の物理学的な解説はその流れがよく理解出来ました。例えば、LEDとレーザーの相違点、LEDは発光効率は電流が少ない条件であり、レーザーは逆に電流が大きい条件で効率が向上するとのこと。まだまだレーザー発光にはコスト改善が必要だが、その余地はあるとのご宣託でした。
 面白くて、ためになる講演会でした。もっと多くの若い学生たちが刺激を受けて理工学分野に興味をもってほしいと思います。

~~
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金閣寺

2015-03-10 | 京都の文化(冬)
「金銀苔」ツアーの最後、金閣寺に着きました。



ガイドの三浦さんの趣味、巨木探しとして、この「イチイガシ」を説明してくれました。

境内に入ってすぐの門の横に、普通はだれも気がつかない場所に、こんな大きな木がそびえています。

もう一つの一位樫(いちいがし)は、



参拝券を販売している小屋の向かい側にあります。京都指定天然記念物、樹齢700年。土壌、水を選ぶ木なので、かつては京都にはもっと多くあったようですが、現在は非常に少ないとのこと。奈良の春日大社境内にはもっと多くのイチイガシがあると聞きました。

今回のツアーでは意図的に金閣寺の閉まる少し前の時間を狙ったそうですが、



まだまだ多くの観光客がいて、外国語が飛び交っていました。



この人工的に整形された松は、陸舟の松。樹齢600年、義満の盆栽から移植されたものと伝わり、西を向いて西方浄土に向かう思いが表現されています。



西日に照り映えて、その金色が美しく「鏡湖池」に反射していました。、



この池にある「葦原島」、日本国をかたどった島で「豊葦原瑞穂国」が名前の由来です。

この写真の島の水際に並ぶのが「三尊石」です。仏像の三尊仏のように、中央に背の高い主石(中尊石)を、左右に低い添石(脇侍石)を配して構成されます。銀閣、西方寺の池にもあって、説明を受けたのですが、忘れてこのブログでは掲載していません。代わりに、好事家のブログをリンクしておきます。

細川石、畠山石、赤松石といったかつての有力武将達が競って献上した奇岩名石が各所に配されています。



わけても、この松の木の小島の左手前にある石は、「九山八海石」(くせんはっかいせき)といって、須弥山を囲む九つの山と八つの海という仏教世界観を表現した銘石です。

この石を義満は、中国で探して運ばせたという話と、一方、元々は銀閣寺にあった九山八海石を織田信長が取り上げてその後所在が転々として最後にここに収まったという説があります。

ピントの合ったきれいな九山八海石の写真がネットにあったので、引用しておきます:


(引用:http://muso.to/teienn-kinnkaku.htm ・・この中田勝康さんのウェブは日本庭園にマニアックなサイトです)




白い砂の庭から池に向かって、数個の四角い黒い石が並んでいます。

これは夜泊石(よどまりいし)です。西方寺(苔寺)にありました。そちらの方が作庭としては古いのです。



「鯉魚石」、これも西方寺の枯山水にあります。水の流れる滝石組で、この手前に座禅石がありました。(カメラ電池切れ)



上の場所から金閣を展望しました。以前は手前の木々が茂っていて見えなかったのですが、最近、観光客サービスとしてか伐採したので展望がよくなったとのことです。

やはり、専門知識のある人に案内してもらうと、一層楽しく歴史や伝統文化を知ることができます。

実りある一日でした。「まいまい京都」さん、ガイド三浦豊さんに感謝。

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