朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

確定申告2014

2015-03-16 | もろもろの事
どうにか最終日に済ませることができました。



今回は、なにかと申告項目が多く資料整理とデータ入力に手間取りました。



例年この確定申告書作成コーナーを使っているのですが、先週の後半そしてこの週末はサーバーの反応が超スローとなっていてとても不自由でした。このまま作業が完成しなかったら、16日(月)はどうしようかと心配しました。



種類は多くても全体では微々たる副収入しかないのですが、国民の義務なので資料を集めて誠実に申告したつもりです。年々、「公的年金等雑収入」が「給与」に比べて増えてきました。社会福祉制度を充実してきたこの国の法律に感謝です。と言いつつも、高度経済成長時代に、蟻のように働いた世代の一員なのでその蓄積を私的にも公的にも引き出していると理解しています。

最近、株価が十数年ぶりに上昇したので、不良資産となって塩漬けしていた某株式をようやく損切りしました。一方で、ささやかな楽しみだったスタバ株は、米国本社の意図でTOBされてやむなく売却したので、損益通算する確定申告とし、やや複雑でしたが実行することができました。・・故郷で相続した山林の一部が県道改良工事に必要な土地として「収用」になりました。少ない「利益」でしたが免税のための収用証明書を県庁が発行してくれたので、はじめての経験ですがそんな申告もしました。


日本では、国民の多数を占める給与所得者は「源泉徴収」される制度ですが、例えば米国は、原則的に全国民が「申告納税」制です。その手間や知識取得は大変で、税務署もその審査・調査などに人手がかかるのですが、その負担があるからこそ「税金の使い道」、すなわち国・地方政府の予算や政策、法律、そして公職選挙の投票に関心が高まるのだと思います。

・・我が国で「ふるさと納税制度」ができて、一部で盛り上がっていますが、もっと納税限度と種類を拡大して納税者が政策(税金の使途)などを選択できるようにしてほしい。その究極として、中央政府への納税(国税)を廃止して、地方税だけにしその中から(スイス連邦のように)中央政府に上納するシステムにしてほしいと思います。

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2 コメント

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お疲れ様 (Yousuke)
2015-03-17 20:48:24
兎にも角にもお疲れ様。でも便利になりましたよ。
昔個人商売でしたのでこの時期税理士と大変な時期でした。「なんでこれ認められないの」と税理士に文句を言うと「税務署は稼いだ以上の金は持っていきません」と冷たく言われました。確かに!個人営業の納税者は自宅のトイレットペーパーも領収書があれば経費で落としておりました。当時幼かった娘が領収書はお金に変わるとと固く信じておりましたがサラリーマンの妻になり節税の違いがよくわかったと思います。(笑
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Yousukeさん (geneve)
2015-03-19 20:20:47
納税は、民主主義の重要な基本の一つですから、面倒でも「誠実に」守らなければいけませんね。サラリーマン一本槍の時代には、自営事業者の「経費」の自由度に腹立たしい思いをしたのは事実です。ですが、現在、半分は給与所得者、残りは個人事業者なので、自分で「事業」のリスクを取る人の心情もわかるようになりました。「給与所得控除」で自動的に所定の「経費」がさしひかれますから、それほど不満を感じることはないと思います。・・もう一つのコメントです、日本では健康保険と高額医療費、後期高齢者医療制度への助成がとてもしっかりしています。こうした社会保障予算は、結局、高額所得者の累進課税制度による高額納税と、黒字企業の法人税を主な財源にしているので、もっと多額納税者に感謝せねば、と思いますね。
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