立命館大学びわこ・くさつキャンパスに、初めて来ました。
40分前で、座席はほぼ埋まっています。
いよいよ始まります。
~~追記(2015-03-14)~~
*クリックで拡大(引用:京都新聞2015-03-13朝刊)
天野先生は、学術的ではない部分「ノーベル賞ウイーク」を楽しくユーモラスに話されました。スウェーデンでの表彰式の前後に毎日色々なイベントがあって多忙な様子を楽しく紹介してくれました。
中村先生は、まず日本のマスコミの報道で先生に関する記事が全部間違っていると訴えました。そのポイントは、中村氏の受賞理由が「LEDの製造技術の開発」としたことです。ノーベル物理学賞は、物理学分野の発見・発明が対象なので、工業技術では受賞できないと強調されました。またその誤解はマスコミだけでなく、学術会議や応用物理学会など研究専門機関にもあると発言されました。
中村博士の貢献は高輝度青色LEDの発光原理を発明したことです。それができた大元は、LEDの優れた材料を作り出すことのできた熱処理装置に偶然、画期的な改良方法に成功したことだそうです。その装置の特許に関して、中村氏と日亜(元の雇用会社)が裁判となりました。裁判では、日亜はもはやそのその特許の装置を使用していないと主張しましたが、「でも、性能が良いから、きっと使っているにちがいない」と中村さんは発言していました。
・・1990年ころは、LED材料としてセレン系が大人気だったけれど、赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏らの研究者は別の材料に着目していたが学会の研究会には数人しか集まらなかったそうです。その後、1993年頃に新材料を使って大きな発見ができました。
中村先生は相当に刺激的表現で発言されましたが、後半の物理学的な解説はその流れがよく理解出来ました。例えば、LEDとレーザーの相違点、LEDは発光効率は電流が少ない条件であり、レーザーは逆に電流が大きい条件で効率が向上するとのこと。まだまだレーザー発光にはコスト改善が必要だが、その余地はあるとのご宣託でした。
面白くて、ためになる講演会でした。もっと多くの若い学生たちが刺激を受けて理工学分野に興味をもってほしいと思います。
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40分前で、座席はほぼ埋まっています。
いよいよ始まります。
~~追記(2015-03-14)~~
*クリックで拡大(引用:京都新聞2015-03-13朝刊)
天野先生は、学術的ではない部分「ノーベル賞ウイーク」を楽しくユーモラスに話されました。スウェーデンでの表彰式の前後に毎日色々なイベントがあって多忙な様子を楽しく紹介してくれました。
中村先生は、まず日本のマスコミの報道で先生に関する記事が全部間違っていると訴えました。そのポイントは、中村氏の受賞理由が「LEDの製造技術の開発」としたことです。ノーベル物理学賞は、物理学分野の発見・発明が対象なので、工業技術では受賞できないと強調されました。またその誤解はマスコミだけでなく、学術会議や応用物理学会など研究専門機関にもあると発言されました。
中村博士の貢献は高輝度青色LEDの発光原理を発明したことです。それができた大元は、LEDの優れた材料を作り出すことのできた熱処理装置に偶然、画期的な改良方法に成功したことだそうです。その装置の特許に関して、中村氏と日亜(元の雇用会社)が裁判となりました。裁判では、日亜はもはやそのその特許の装置を使用していないと主張しましたが、「でも、性能が良いから、きっと使っているにちがいない」と中村さんは発言していました。
・・1990年ころは、LED材料としてセレン系が大人気だったけれど、赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏らの研究者は別の材料に着目していたが学会の研究会には数人しか集まらなかったそうです。その後、1993年頃に新材料を使って大きな発見ができました。
中村先生は相当に刺激的表現で発言されましたが、後半の物理学的な解説はその流れがよく理解出来ました。例えば、LEDとレーザーの相違点、LEDは発光効率は電流が少ない条件であり、レーザーは逆に電流が大きい条件で効率が向上するとのこと。まだまだレーザー発光にはコスト改善が必要だが、その余地はあるとのご宣託でした。
面白くて、ためになる講演会でした。もっと多くの若い学生たちが刺激を受けて理工学分野に興味をもってほしいと思います。
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天野先生、中村先生の講演記事(京都新聞)引用と、感想をブログに追記しておきましょう。