朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

菩提樹の花、沙羅の花

2012-06-19 | 京都の文化(夏)
真如堂の本堂の前に大きな菩提樹があって、満開となっていました。(6月17日)



秋になると固い実がなって数珠にすることもできます。

ルンビニの池の畔にあった菩提樹の樹の下で、仏教をひらいた釈迦が誕生したと伝えれれています。しかし、インドのボダイジュと日本での菩提樹は全く種類の異なる品種です。仏典が伝わった時代には、インドの仏教資料には写真や木々の絵は無かったので当時の日本の僧侶たちはこの木をインドの菩提樹と「翻訳」したようです。



本堂の向かって左手には、沙羅の木があります。



まだ一輪だけしか咲いていません。咲くと一日だけで落花してしましいます。沙羅双樹はナツツバキの別名で、朝に咲いた花が夜には落ちることから、仏教の無常観を象徴する花とされています。
平家物語の冒頭にも書かれています。



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釈迦誕生のルンビニ(現在はネパール国)を訪問した時の画像を再掲しておきます。



これが後年にアショカ王が建立した石柱で、後方にみえる大きな緑の木がボダイジュ。



何代目かのボダイジュでしょう。



チベット仏教の信者やスリランカからの巡礼団がカラフルな旗を飾っていきます。

ブダガヤの菩提樹の下で、釈迦が禅定を修せられ成道されました。その記事はここです。
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