朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

町家からもれる夜の明かり

2009-06-11 | 京都の文化(春)
都ライトというイベントが、5月末に開催されました。
 京都精華大学の学生が中心になって数年前から毎年この時期に始めました。
 花街の上七軒、西陣大黒町などです。
 静かで地味なものですが、なかなか情緒が感じられました。







 北区紫竹にある長屋では、周りが暗いのでなかなか綺麗な光のスジが路面に写っていました。
 そこにある「能絵館」アトリエの絵師浅山澄夫さんのところでは、すっかり長居をしました。能の絵画作品を拝見したり、若い頃スペインに絵画留学したときのスケッチなどをゆっくり解説つきで見せていただきました。

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舞楽(高麗楽)(こまがく)

2009-06-10 | 伝統芸能
日本芸能史の第7回。
 天王寺楽所(てんのうじがくそ)から、解説の方、雅楽演奏者そして舞人も来訪されました。実演がありました。
 別名、狛楽とも書きます。右楽(うがく)とも。

 蘇利古(そりこ)
 納曽利(なそり)

 蘇利古は、不思議な面をつけて踊りました。四角い紙のような白い面に幾何学的な目、鼻、口、ほほ、耳が描いてあります。
 千と千尋の。。。の映画で、大きな風呂やに来る神様の雰囲気を思い出しました。
 踊りかたは、まず、相撲のしこを踏むような形から入ります。

 楽器の説明が、いろいろとありましたが。ちょっとノート取れていません。

 舞台の左手が東を表し、太陽をシンボルとする赤。および金の金具。
 右手は西を表し、月。色は青。金具は銀、だそうです。

 
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みをの会

2009-06-09 | 伝統芸能
京舞井上八千代のファン交流会です。でも、とてもオープンで、エコひーき無し。(えらい!!)
 井上流本家の中にある稽古場で、踊りと座談会を拝見拝聴できるとのこと。
 がんばって、日曜日の夕方でかけました。



 前売り券はない、当日開演2時間前の午後5時に整理券配布とポスターに書いてあるので、午後4時20分頃に井上家の前に行くともう40~50人の行列でした。定員70名でとりあえずセーフ。



 開場少し前に、玄関が開いて入れて頂きました。
 井上流は、祗園甲部芸舞妓の京舞家元です。
 年末の12月13日「事始め」といって、お弟子さん(芸舞妓さん)の鏡餅がずらりと並ぶ床の間のある稽古場です。ここで、師匠から「おきばりやっしゃ」と舞扇が手渡されます。手元の本の写真では、部屋の外側に障子が入っていますが、今回は6月で夏のすだれに模様替えしてありました。

 をどりは、まず、井上八千代さん。
 「水鏡」、「一目も知らぬ男なら、恨みも恋もあるまいものを、なまぜ近江の水鏡、写してみれば水底は、かたい堅田の石山に、....と恋歌に近江八景を読み込んである「地唄」でした。

 これは、色っぽい踊りですが、近江八景の文言があって有名な風景の連想が色気を中和しています。

 次は、お嬢さんの井上安寿子さん。「露の蝶」(地唄)

 続いて、「蘆刈(笠之段)」(義太夫)、井上八千代さん。
 「名にし負ふ、難波の浦の濱風に、もまれて育つ蘆の葉を、いで々刈りて参らせん、...

 これは、男舞い。勇ましいきびきびした舞いです。小道具もいくつか登場しました。蘆の枝、笠、扇。扇をクルクルまわしたり、投げ捨てたりと、大変動的でした。小道具は、能と同じものだそうです。

 解説と司会は小山さんという女性。多分、先代のお弟子さんかな。この会をお二人で二十数年前に始めたそうです。
 座談では、質問を紙で受け付けて、八千代さんが色々と回答したり話題を膨らませてお話しされました。
 正に、伝統文化ですね。



 (上記は表象文化論学会第4回大会(2009-07-04)ポスターから引用)



 この日は祗園白川の辰巳橋にて、「放生会」(ほうじょうえ:人が生きるために生き物を食料などにしていることに感謝)が比叡山延暦寺の主催で開催され、沢山の金魚が放流されました。まだ多くの金魚が逃げないで、同じ場所に群がっていました。...ここはゴイ鷺の縄張りなのでいつまでもここにいると食べられてしまうよ。(...それも、輪廻かな)
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鴨川の納涼床

2009-06-08 | 食べること、レストランなど
多少、季節の先取りになりますが夜の納涼床にて食事を楽しんできました。(6月6日)
 先斗町の賑わいの真ん中あたりにあるお店です。

 幸い、新型インフルエンザの影響も薄れてこの週末は観光の人々が増えてきました。
 ゆっくりとコース料理をいただきました。日が暮れると、気温が下がり風向きにによっては肌寒く感じました。



 店から出て、先斗町を下がり四条大橋からの眺めです。



 南座の上には、十四夜の月が出ていました。
 山に出る月は大きいのに、どうして町中に見える月は小さいのでしょうか?



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京都市内、北白川疎水分線の蛍

2009-06-07 | 京都の文化(夏)
銀閣寺道(白川今出川)でバスを降りて、「哲学の道」の下流、疎水分線に沿って北に歩くと、蛍を見ることが出来ました。(6月5日土曜日)
 2、3日前に新聞記事になっていたので見物にでかけました。
 大きな桜の木の下で、数個の青白い光がふわりと飛び交っていて、時々、点滅します。近所の子供たちも静かに歓声を上げていました。

 持っていたカメラには蛍は写りませんでした。かわりに、疎水沿いレストランの外観を載せておきます。

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Day 24

2009-06-07 | 朝顔のこと
やっと支柱を取り付けました。
 10日ほど前に、百均(ひゃっきん:100円ショップ)で買ってはあったのですが、のびのびになってました。
 ついでに、何本かの苗を間引きました、かわいそうですが。


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古池の巨木

2009-06-06 | 京都の文化(春)
勧修寺(かじゅうじ、京都市山科区)にある「氷室の池」の奥岸に、とても大きく太い幹が斜めに傾いで水上に張り出した木がありました。
 古刹の古池の奥にある、巨大でうねった木。
 なにか霊気を感じました。
 


 ヤマモモの木のようです。
 同じお寺の境内に、落雷で二つに裂けたまま成長した大きなヤマモモの木があります。そちらはまだ青いヤマモモの実を沢山つけていました。



 調べたらヤマモモは雌雄異株と分かりました。池辺の木には実がなっていなかったので雄株のようです。
 6月の中旬にはなると、きれいな赤から赤黒になってジューシーな木の実が成熟します。数年前に、長野県の里山で野生のヤマモモのきれいな木の実を見たことがあります。苦くて酸っぱい味でしたが、ジャム、果実酒にはよいようです。
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6月第1木曜日

2009-06-05 | 食べること、レストランなど
フランスでは、この日を「アペリティフの日」と定めました。
 ボジョレヌヴォー解禁日の二匹目のドジョウをねらっているのかもしれません。

京都でも、京大の前にある「関西日仏学館」にて、フランス食品振興会主催、京都フランス料理研究会協力のもと、イベントが開催されました。



 有料ですが、ワインとカクテルの試飲(のみ放題)、レストランやホテル出張調理のオードブル各種が付いています。ボルドワインのセミナーにも参加しました。一流ホテルのソムリエが縷々説明してくれて、赤と白のワインの試飲も有り。
 追加料金で、高級フランスワインのテイスティングもありました。







 クラシックな洋館とその庭にて、2時間半のとても楽しい集まりでした。

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卯の花

2009-06-04 | 京都の文化(夏)
「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス、早も来鳴きて、忍音もらす 夏は来ぬ・・・・」

 子供のころ、この歌を学校で習いました。
 5月の終わりから6月初めのころ、えもいわれぬ香りが緑地の多い住宅地には流れてきます。
 それは、この「夏は来ぬの卯の花」のようです。
 
 調べてみると、この花とはウツギの花のことだと書いてありました。
 左上は近所の学校の生垣に生えていた「うつぎ」(と思われる)の写真です。(クリックで拡大)

 この歌の花木は、なんとなく、柑橘系の例えば枳殻とか、夏みかんのような木だろうと思っていました。

 ウツギは、里山をハイキングしていると、この時期確かにこんな花をよく見かけることがあったと思い出します。当時の写真ファイルも探せばあるとは思いますが、ちょっと面倒です。(画像のメタデータ=画像や映像の中身を検索できるようなタグを自動生成することは、実際、実用的応用が期待できる研究テーマになっています)

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らくだ

2009-06-03 | 食べること、レストランなど
駱駝という四川料理のお店で昼食を食べました。
 ほぼ毎週、社会人コースで通学している大学の近所にあります。
 四川なので、山椒、黒コショウが良く効いた料理が期待されます。

 ランチのセットも数種類あったので、鶏肉と野菜炒めを注文しました。
 セットにて選べる「小坦坦麺」もお願いしました。




 乾燥唐辛子がたっぷり入っています、こんなに沢山の赤唐辛子は初めて。緑のトーガラシも。
 このやや艶のある茶色の炒め具合がなんとも食欲をそそりますねえ。




 汗が出やすい体質なので、頭のてっぺんからも汗を出して、ヒーヒーと言いながら完食しました。ただし、乾燥唐辛子は外して。
 いやあ、うまかったです。






 タイや、インドとは、また一味違った「辛い」料理でした。

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