朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

野村萬斎

2009-06-01 | 伝統芸能
おや、もう6月ですね。もうじき梅雨、そして暑い夏が来ます。

能ジャンクション「葵上」。

 造形芸術大の公開講座。無料の一般公開講座があったので聴講してきました(5月30日)。企画と司会は渡邊守章氏(演出家、舞台芸術センター所長、教授)。

 まず、1987年に上演された「葵上」の舞台を撮影した映像を鑑賞しました。約1時間。
 その「前衛舞踊」に出演した野村氏と、その演出を担当した渡邊氏が、当時の状況やこの舞台芸術の狙いを対談しました。野村氏は、当時21歳。
 もう一人の主演は、能楽師の観世栄夫氏。

 能「葵上」のあらすじは、光源氏の正妻葵上がお産に際して、物の怪が付き苦しんでいた。巫女に物の怪の正体を占わせたところ、前の皇太子の妃で未亡人である六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の生霊(いきりょう)であった。御息所の恨みの原因は、光源氏の気移り、賀茂の祭見物の際の葵上との「車争い」であった。

 舞台の演出は、観世栄夫の能と、若き野村萬斎のアクロバティックな舞踊と特異な語りで構成されていました。
 
コメント (1)
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