朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

沙羅双樹

2009-06-20 | 京都の文化(夏)
妙心寺塔頭の東林院にて咲いています。
 古い300年の木は数年前に枯れてしまったのですが、60年の木など10本以上の木をお庭に配置しています。
 別名、ナツツバキ。
 朝に咲いて夕方には散る一日の花です。
 そのはかない命を、平家物語の一節、「驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し。。」とたとえられたのです。
 抹茶のサービス、和尚さんの法話をお聞きしながら拝見しました。



 上の写真で左側の枯れ木が、かつて300年以上生きた木です。今は命の輪廻を示すためあえて残しているとの説明がありました。その木材を使用して大きな数珠がかけてあります。



 昨年は、真如堂の沙羅双樹を見に行きました。

 東林院は、宿坊でもあり、精進料理の師匠としても著名だそうです。この日も昼食に精進料理のコースもありました。

 さて、一日で花が落ちるとなると子孫はどうやって残すのかしらと、疑問が生じました。



 妙心寺の別の塔頭の庭にもこの木があり、こんな「実」を見ることができました。なるほど、外側の花びらやおしべは落ちるが、めしべはしっかり残るのです。

コメント
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