朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

銀閣寺

2009-06-13 | 京都の文化(夏)
東山慈照寺(とうざんじしょうじ)が正式の名称です。
 このお寺の門前のある疎水(哲学の道)、後方にある大文字山など周辺には度々来ていましたが、何十年ぶりにお寺の中を拝観しました。
 かなり以前から、銀閣を修理しています。最近、屋根の修復が完了したと新聞に出ていました。新しい木片で屋根を葺いているので、うす赤い茶色に光っていました。
 建物の壁などはまだ作業中で、完成は来年の秋ごろまでかかるようです。

 室町時代の足利八代将軍善政公が晩年に心血を注いで完成させた山荘を母体とするとありました。その庭の木々、苔が新緑に輝いていました。







 庭園は大文字山の斜面に拡大しています。石段を踏んで一番上まで登ると、銀閣越しに、吉田山がよく見えました。その右手は今出川通でしょう。

 修学旅行生徒も増えてきました。タクシー運転手に案内されて、次々と4~5人が入山してきます。
 金閣寺は、視覚的に分かりやすいですが、こちらのお寺は、中高生にとってどうでしょうか。
 単純に、金と銀。金閣とペアなので来てみたとか。言ってみればネーミング力で集まってきているようにも思えます。



 「慈照寺名宝展図録」(昭和60年4月1日)なる立派な写真集を、無料で頂戴することができました。その中に、ちょっと面白い描画があったので紹介します(89 東山殿唐物肩衝覚 一巻 小堀遠州筆、抜粋)


コメント
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