朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

京の1100年

2008-10-22 | 京都の文化(秋)
都大路を練り歩く、恒例の「時代祭」の行列を見物しました。
 あいにくの曇り空で開始。後半には降ってきました。
 ミス・インターナショナルの美女も祭りの「前」を行進しました。由緒ある祭り行列に、新規イベントを加えることに反対もあり、行列の一部ではなく「コロケーション」、並列な行事を同時刻に開催するという妥協で実現したそうです。


 清少納言と紫式部


 
 平安神宮の祭神


(この話題つづく)
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ブロードバンド革命

2008-10-22 | 社会貢献(仕事)
番外として、掲題トピックスへのリンクを取り上げます。
 「【連載】ブロードバンド“闘争”東京めたりっく通信物語」 (クリックで記事へ)
 光ファイバーによるアクセス加入者数は、2007年にADSL契約者数を越えました。
 2000年を紀元として、日本のブロードバンドインターネットは爆発しました。
 その黎明期のことをTMCの東條さんがJ-castニュースサイトに連載しています。偶然ですがTMC東條さんもJ-cast(社長/編集長)の蜷川さんもボクの知人です。
 この手記の場面である1999-2001年はボクにも激動の年月でした。
 例えば、#22(2008-09-22)と#48(2008-10-17)などに、個人的には思い出深いエピソードもあります。
 このエッセイは東條さんの署名記事で多少過激な表現もあります。当時の関係者や周辺の方には異論があるかもしれませんね。


(画像は、http://www.wrappingbus.jp/ichiran_02.htmlの素材を使用し創意を加え加工)


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能と源氏物語

2008-10-21 | 伝統芸能
社会人エクステンション講座「日本芸能史」後期第2講です。
 題目は「能」
 能楽師片山清司氏(京都観世会会長、写真)の実演と解説を受講しました。
 最初の40分は、能「源氏供養」の実演でした。壇上に4本の模擬柱を立てて、舞台と橋掛かりをしつらえ、衣装は本物を着付けて演じていただきました。ただし、さすがに、地謡や囃子方までは呼べないので、それはテープ演奏でしたが。
 受講者には資料として、謡の歌詞が配布されました(写真下)。
 歌詞はこの紙を見ながらでも、半分くらいしか認識できません。まして、初見では意味を取ることも大変難しい。
 演舞の後、着物と袴姿に着替えた片山さんの解説がありました。
 まず、「源氏供養」とは、紫式部の亡霊が主役となり物語に出てくる主人公たちの霊を弔うことが主題になっています。そのため、知名度の高い「夕顔」「末摘花」「空蝉」などの名前が現れます。
 シテ(主役)は、通常、ワキ(シテ演じる亡霊の聞き手となる僧侶等)に向かって、謡いと舞を演じる。そこで、観客は「ワキ」になったつもりで、シテの発する情念を受け止めよ、と。
 下賀茂神社で観た「半蔀」の序の舞も実演があり、舞の基本的な動作や扇の使い方についての話をされました。
 そのクセ(注)の一節を、聴講者全員で実際に声を出して謡う体験もあり、なかなか中身の濃い1時間半の授業でした。




(注:「くせ」= 能の一曲は、いくつもの小段(しょうだん)が連なって構成されている。「クセ」はその小段の名称のひとつ。シテに関する物語などが、主に地謡(じうたい)によって謡われ、一曲の中心的な重要部分をなしている。主にクセの中ほどから後半で、節目の一句か二句をシテやツレなどが謡うことが多く、これを「上ゲ端〔上羽〕(あげは)」と呼ぶ。この上ゲ端が2回出てくる長いものを二段グセ、上ゲ端のないものを片グセと呼ぶ。また、シテが舞台中央に座したまま進行するものを「居グセ」、シテが立って舞を舞うものを「舞グセ」と呼んでいる。中世に流行した「曲舞(くせまい)」という芸能を取り入れたものといわれ、名称もそこからきているという。[the-noh.com能楽用語辞典より引用])

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どんぐり、きのこ、赤い葉

2008-10-19 | 国内各地の風物
週末が好天になるとの予報を見て、急遽、山に泊まりに行くことになりました。
 まだかえでの紅葉は早いのですが、桜や蔦、うるしなど、色とりどりの木々を鑑賞することができました。この葉は「カマツカ」です。
 ネットのアクセスが不便な場所なので、取り急ぎ、1枚だけ掲載します。

(追記:原始時代のヒトは、森の中で樹林の上に住んでいたサルから進化して、地上に降りて直立歩行を得た。その後、脳の重量増加の突然変異を獲得し、「どんぐりの実」を主食として生きていたようです。どんぐりの木とは「オーク」であり、材木としても燃料としても、家や道具の素材としても優れた性質でした。成長の速度も適当で、温暖地からやや寒冷な場所までよく育ちます。(ワインやウイスキーの樽への応用はずーーと後世でしょうが)狩猟族や農耕族への分化は、どんぐり族のずっと後の年代だそうです。(文藝春秋11月号BOOK倶楽部(書評)「ドングリと文明」ローガン著、人類を人間にしたものは「木」である、から)
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ネパール料理

2008-10-17 | 食べること、レストランなど
近所にネパール・インド料理店が新築開店しました。
 二つの赤い三角形を上下に並べたネパール国旗が店の外に堂々と掲示されてています。
 昼に2回、食べに行きました。
 なかなか美味です。ネパールのほうを応援したいのですが、両方のランチを食べ比べたところ、ボクの嗜好からは、インドのほうに軍配を上げたいと思います。
 インドカレーのカラさと香りが抜群でした。ランチセットでは、チキンカレーと野菜カレーの2種が付いてきて、後者は辛くありません。お好みは前者でした。
写真にあるドでかいナンの下に、スープピクルスと白いご飯が隠れています。
 タンドリーチキンも絶妙の香ばしさがあり、鶏肉もしっかりした味で量も十分満足でした。
 次回は、料理の種類が一挙に10倍増える夜の部にも行ってみたいと思っています。



 料理とは別のテーマですが、待っている間に置いてあったネパール紹介の本を眺めました。ヒマラヤの白い山々、「エベレストホテル」、トレッキングコース、世界一美しい花の谷、とか、大変魅力がある国だと、再認識しました。
 
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快適な気温の季節です。ガリレオ=ガリレイ

2008-10-16 | もろもろの事
日本は四季がはっきりしていて過ごしやすい「秋」になりました。
 この写真の物体はナンだと思いますか? 店頭で最初に見たときにはこれが何か想像できませんでした。

 実は温度計です。
 「ガリレオ温度計」といい、ドイツ製です。
 今の時期は快適な気温ですね、摂氏22度前後でしょうか。
 このガラス管の内部に浮かんでいる球のいくつかが上り、残りは下に位置しています。
 熱い真夏の時は内部ガラス球はすべて下がっていました。うんと寒くなると、全部が上がります。通常の感覚とは逆です。(温度が上がると軽くなって、気体や泡は上昇するとの常識)
 内部球は5個あって、各々タグが付いていて、摂氏18度から26度まで2度毎の気温を表示しています。
 つまりこの写真例では、20度と22度の間の室温であることを表示しているというわけです。

 これが理科的に面白いのは、逆転の発想だからです。

 太いガラス管には(多分)アルコールが入っていて、5個の内部球の重量が少しづつ変えてあります。浮力は「アルキメデスの原理」で決まります。すなわち、内部球が排除した液体の質量に相当する浮力が発生します。「温度」が上がるとアルコールは膨張して密度(比重)が下がり、「内部球の体積」x「密度」=浮力が減少する。つまり、沈むわけです。逆に温度が下がれば、浮きます。
 通常の棒状温度計では、内部に閉じ込めた液体(アルコール)が温度に比例して膨張することを利用しています。
 かの天文学者のガリレオが発明したのも、意外性があって面白い。
 インテリアのアクセサリとして面白いと思い、とある外国で買ってきました。手持ちのバックに入れて、機内持ち込みでそうっと運搬しました。
 でも、現在は「液体物」は機内持ち込み禁止なので、もはや海外からのお土産にするにはムリです。...ネットで検索してみたら、国内の通信販売にありました。便利な世の中です。便利になりすぎて、すこしつまらないですねぇ。


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秋の黎明

2008-10-15 | 京都の文化(秋)
日の出の時間が一段と遅くなってきました。
 気温も下がって、外に出るとひんやり感じます。
 東山の夜明けを撮影しました。パノラマ画面に接続してみたのですが(左のサムネイル、クリックで拡大)、露出が異なるため空の継ぎ目がうまくいきません。実は、あわせ方がまだ良く分かりません。
 画像処理の手法など、その内にもう少し上達したいと思います。


  比叡山


  瓜生山


  大文字山




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秋の名月

2008-10-14 | 京都の文化(秋)
10月13日は満月でした。
 夕空も晴れて、東山にきれいな月が昇ってきたので、一枚パチリ。といっても、普通のコンパクトデジカメなので、ピントは甘いですが。
 ついでに、最大限に高倍率(光学3倍Xデジタル4倍の12倍)にして、PETボトルのふたに付ける「三脚」(実際は一脚かな)で撮影してみました。
 うさぎが見えますか。
 その後、月見で一杯ということでお祝いしました。



    

 ※とある所で情報産業論を講じています。その一つの話題として、京都の地場企業任天堂が、元は花札を作っていた。しかし、いつまでもカルタや花札、トランプでは顧客ニーズに合わなくなってきた。そのことにいち早く気がついて、思い切って電子機器を応用したゲームに展開したことを話しました。若い人たちは、え、あのニンテンドーが花札をと、ビックリしていました。



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ワイン Picpoul de Pinet

2008-10-13 | 食べること、レストランなど
鍋料理の季節になってきました。
 鯛のしゃぶしゃぶ、きのこと野菜でナベをしました。
 引越しの際、雑多な調理器具は置いてきたため、卓上調理ができません。ここは「全電化住宅」で都市ガスもありません。
 そこで、万能(?)電気ナベを購入してきました。道具増やしたくないのですがやむなし。
 時々、ネット通販でワインを買っています。自家用車を止めたので、重量物を購入する時は通販&宅配を利用しています。
 その宣伝emailに、eRobertParker(米国のワイン批評家(会社))の日本支社が出来て、日本マーケット向けに活動を始めた、その記事で「市販3000円以下ワインのランキング」の抜粋が出ていたのです。つい、つられて、数本購入しました。
 その一つが、写真の Val Grieux 2006 白です。南フランス、ラングドック地域の産。地中海沿い、スペイン国境に近いあたりです。
 ブドウの品種は、掲題のピクール・ド・ピネですが、初めて味わいました。
 軟らかい甘みに酸味がやや強く、多少ミネラルの舌触りがあり、なつかしいスイスのデザレに近いかなと感じました。良いワインです。1,700円。
 英文検索したら、こんな紹介記事がありました:
Picpoul de Pinet is a typical southern French white grape. When it is well made like this one from Domaine Fourgeray de Beauclair, it is attractively dry with a little spicy ripness and a hint of grassy herbs. Lovely with any seafood, or as an aperitif, especially when well chilled.

 なべをつつきながら、白ワインの、日本ならではの夕食でした。



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境内の風景

2008-10-12 | 京都の文化(秋)
仁和寺の初秋の風景を掲載します。
 秋晴れの週末、3連休となったので観光の訪問者が増えてきました。
 桜の頃ほどではないですが、若い人たち、家族連れ、外国人の方など、にぎやかです。英語はもとより、フランス語、ドイツ語、スペイン語(イタリア語かも)、韓国語、中国語が聞き取れます。ここ京都は、観光国際化の最先端だと思います。
 話題は変わりますが、上記サムネイル写真の境内風景をご覧になってお分かりのように、遠景には穏やかな緑の山並みが存在しています。このお寺の北側に宅地などがあるかどうか存じませんが、ぜひこの風景が永遠に維持され世代を経て引き継がれていってほしいと思いました。



 桜の花らしき花が、葉の付いていない枝に咲いているのを見つけました。十月桜でしょうか。



 一番奥にある金堂の扉の金具が、夕陽に照らされて輝いていました。



 御殿の庭にあった「右近橘」に緑の実が成っていました。枳殻などと同じく柑橘類なので、ご覧のように「ゆず」にそっくりですね。



 一番赤いもみじでも、まだこの程度のまだら模様でした。日々気温が下がっているので、もうじき鮮やかな色に染まっていくことと思います。
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