朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

古典芸能

2008-10-08 | 伝統芸能
先日の薪能、あの「たいくつさ」に文字どおりカルチャーショックを受けたのでした。
 その記憶も新鮮なところに、先月から購読を始めた「京都新聞」の学芸欄で、ある大学の社会人むけ教養コースの広告を見つけました。
 地元の人が「芸短」とよぶ大学(今は4大です)で、10月から開講する掲題の授業に興味を持ちました。自宅から歩いて十数分の距離です。
 半期12回で1万円の授業料。しかも大部分は、演技実演を見て専門家の解説を聞く。時には、実技に参加できるプログラムです。
 この大学は、大変立派な劇場を校舎の中にもっています。(写真、クリックで拡大)このコースは正規授業科目でもあるので大学として基本経費は通常の運営費でまかなっているのか、学外の受講料が「安い」。地域貢献としてすばらしい!!
 で、初回は学習院大学の諏訪春雄名誉教授の講義をこの劇場で受講しました。
 最近の文学系の先生は、ご自分でりっぱにPPTのスライドをお作りになってこられました。興味深い写真や図会も沢山映写されました。
 要点は、1)日本「固有」の芸能もルーツは中国にある。宋が滅亡して輸入が止まった。2)五行の思想。能の五番組織。四座一流(能の流派)3)中国では、神と人は別個で独立。日本は相互に交流、入れ替わることもできる。その実例は歌舞伎の「隈取」、中国の「れんぶ」。4)能、歌舞伎、狂言の演者集団のルーツと、中国の「楽戸」の類似性。被差別階級。などなど。
 さて、小生の無知、無学がこの半年で、飛躍できるかどうか。
 
コメント
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