朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

仁和寺

2008-10-11 | 京都の文化(秋)
国宝の孔雀明王像の掛け軸が、期間限定で公開されてるので、仁和寺に出かけました。
 空海が宋に渡って、修行してきた時代の北宋の名画です。最近、空海の伝記映像を見たばかりということもあり、その威厳ある1000年も前に描かれた実物を見ると、歴史資料の貴重さを強く感じることができました。
 おなじ仁和寺の敷地の中にある「御殿」とその庭を見学しました。
 まだ紅葉は早いですが、一部のもみじは少し赤くなっていました。桜の葉は一足早く色が変わりつつあります。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーベル物理学賞

2008-10-10 | もろもろの事
今ここ京都にいて、この3名の先生が湯川博士の謦咳を受けて賞を受けられたこと、最近の暗い世相のなかでとても明るいニュースになりました。
 1960年代、湯川博士の素粒子理論とその後のノーベル賞の受賞。戦後生まれでその世代の理系青少年は大いに勇気づけられたと思います。
  「京大にいって、ノーベル賞をねらうんダ」と思った高校生が多かったのではないでしょうか。で、京大理学部物理学科は、本当に超、超秀才のいくところでしたね。
 今回は、正に正統派の物理学者のすばらしい受賞だと思います。仕事をされた年代からはとても遅い表彰ですが。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛸虎

2008-10-09 | 食べること、レストランなど
阪神タイガースは、とうとう、2位に転落しました。シーズンの初めのほうからズーと首位を維持していたのに。
 たこ焼き屋が近所にあります。蛸トラ。
 表の看板もタイガース。
 さて、このたこ焼きは絶品ですね。外側がかりっとしていて、中が軟らかくしっかりした蛸が入っています。
 「珍味」というお皿もお薦め。蛸ブツが多量のキャベツ千切りに乗ってきて、特別の赤いソースをかける。やや辛い味。
 昼は閉まっていて、午後5時からの営業ですが、持ち帰りを注文するお客も多く、運が悪いと20分待つこともあります。この3ヶ月で、3、4回この味を楽しんでいます。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古典芸能

2008-10-08 | 伝統芸能
先日の薪能、あの「たいくつさ」に文字どおりカルチャーショックを受けたのでした。
 その記憶も新鮮なところに、先月から購読を始めた「京都新聞」の学芸欄で、ある大学の社会人むけ教養コースの広告を見つけました。
 地元の人が「芸短」とよぶ大学(今は4大です)で、10月から開講する掲題の授業に興味を持ちました。自宅から歩いて十数分の距離です。
 半期12回で1万円の授業料。しかも大部分は、演技実演を見て専門家の解説を聞く。時には、実技に参加できるプログラムです。
 この大学は、大変立派な劇場を校舎の中にもっています。(写真、クリックで拡大)このコースは正規授業科目でもあるので大学として基本経費は通常の運営費でまかなっているのか、学外の受講料が「安い」。地域貢献としてすばらしい!!
 で、初回は学習院大学の諏訪春雄名誉教授の講義をこの劇場で受講しました。
 最近の文学系の先生は、ご自分でりっぱにPPTのスライドをお作りになってこられました。興味深い写真や図会も沢山映写されました。
 要点は、1)日本「固有」の芸能もルーツは中国にある。宋が滅亡して輸入が止まった。2)五行の思想。能の五番組織。四座一流(能の流派)3)中国では、神と人は別個で独立。日本は相互に交流、入れ替わることもできる。その実例は歌舞伎の「隈取」、中国の「れんぶ」。4)能、歌舞伎、狂言の演者集団のルーツと、中国の「楽戸」の類似性。被差別階級。などなど。
 さて、小生の無知、無学がこの半年で、飛躍できるかどうか。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大黒湯

2008-10-07 | 京都の文化(秋)
お風呂屋さん、ご近所の。
 自宅の狭い風呂は好きではないので、気候も良くなってきたことでもあり、時々風呂屋に行くことが楽しみになりました。
 ...「小さな石鹸 カタカタ鳴った」、神田川の世界、ではありません。
 エイデンが、「がたがた」と隣を走ります。
 で、ドライサウナ、ミストサウナ、水風呂、薬湯(この日はなぜか「レモンハーブ&グレープフルーツ」の緑の湯。どちらか一方ででよいのとちゃう?)
 全部入れて、410円。
 帰り道で、金木犀の香りに気がつきました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤の宮神社

2008-10-06 | 京都の文化(秋)
正式には、賀茂波爾(かもはに)神社。
 ご近所の散歩コースです。高野川と北白川疎水が交差するあたりにあります。
 境内に、お稲荷さんも祭られていて、朱塗りの鳥居が印象的なのでそう呼ばれるようになったとのこと。
 境内には、古くから涌き水があり「波爾井御神水」と名づけられています。
 いまでも汲にくる人は多いようで、保健所の水質検査証が掲示されていました。もちろん、飲用に適するとなっていますが、常用する場合は水道水を使用せよと注記がありました。役所としては検査時以降の状態を管理できませんからね。
 歩いていると、小雨にもかかわらず、金木犀の香りが漂ってきました。
 秋ですね。



※昨年も書いた記憶があったので探してみたら、2007-10-07の記事にありました。東京の自宅庭の金木犀がやっぱりこの時期に咲いていました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Day 139

2008-10-05 | 朝顔のこと
花は咲き終わりました。
 9月20日の記事(Day124)の写真を撮った次の日、お世話をしてもらった家から自宅に引き取りました。その頃から急に気温が下がりましたね。
 今はマンションのベランダに置いてあります。
 もう蕾はなく、緑の種が沢山付いているので、しっかり熟すまで育てているところです。
 昨年このwebの朝顔は、仕事の場所で室内にあったので、日当たりはあまり良くなかったけれど温度が戸外よりは高かったため、10月下旬まで咲いました。(例、2007-10-19のDay80、2007-11-01のDay94、2007-11-15のDay108)

 あ、それから昨年は遅く植えたので、生育日数が短い。つまり10月上旬でもまだ70日目とかで若い。朝顔にも、寿命遺伝子とか、テロメアとか、カウントダウンを計測する仕組みがあるのであろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下鴨に舞う 紫の夕べ

2008-10-04 | 京都の文化(秋)
源氏夢舞台
 下鴨神社の橋殿にて薪能がありました。10月2日の夜、見に行きました。
 大蔵流狂言「二人袴(ふたりばかま)」、観世流能「半蔀(はじとみ)」、韓国伝統舞踊。京都市主催で市長あいさつ。
 台風一過で好天になりました。
 能の演目。源氏物語の「夕顔」の亡霊が僧の弔いにより五条あたりの小家の半蔀戸を開けて現れ、源氏と結ばれた折のことを語り舞を舞う。そして、それは僧の夢であった。
 うーん。
 お能が始まって10分間くらいの間は、シテの衣装や面、古式豊かな橋殿のしつらい、パチパチとはじけて燃える薪の光などを十分に堪能した。
 しかも最前列の桟敷からの見学。
 しかし、謡いの言葉は現代人には聞き取れない。舞は、極めてゆっくり。面を付けているので演者の表情は見えない。
 演舞時間は予期したよりかなり長く、正直、途中からは、退屈であった。青い瓢箪のぶら下がった半蔀戸(そんな言葉は初めて知ったが)は、他の舞台上の演者衣装などに比べて、非常にシャビー。
 古典として、それも演芸文化なので、演者、音曲演奏家、衣装、面、それらの作成職人も含め、維持保存が重要であることは理解できる。舞台上だけでも、演者2名、笛と鼓3名、地謡8名、後見2名が見えていたが、舞台裏にはその何倍かの人が働いているのだろう。
 ただ、現代人に娯楽としてもう少し理解され支持されないと、経済的に自立して継続していくのが困難になる。最後は、お金持ちの篤志家か公的資金に頼ることになるのではないでしょうか。
 能や謡曲の楽しみをよく理解できないのはボクだけだったかもしれないが、ちょっと複雑な気持ちになりました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルノワールのアトリエ(フランス)

2008-10-03 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
南仏コート・ダジュール、ニース近郊のカーニュ・シュル・メールにある。
 ルノワールは晩年を景色の良い丘の上にある木々に囲まれた家「レ・コレット」で過した。
 南向きの窓からは光にあふれる地中海が眺められる。
 ごつごつした太い幹をもつオリーブの老木が強く印象に残った。(ITUジャーナル October2008より)

※南フランスのプロヴァンスとコート・ダジュールには、絵画愛好家にとってパリとはちがった魅力がいっぱいある。ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、ルノワール、マティス、シャガール、レジェら南フランスを愛した芸術家たちのアトリエや美術館が点在しています。
詳しくは下記のwebをご覧ください。

http://www.guideriviera.com/rever_art.asp

ITUジャーナル表紙シリーズ2008年でも、セザンヌ(5月、サントヴィクトワール山)と、ゴッホ(9月、サン・レミ・ド・プロヴァンス)ゆかりの場所を掲載しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私権と規制

2008-10-02 | 京都の文化(秋)
朝の散歩コースです。山沿いの地域はまだ水田や畑、あぜ道に水路が残っています。
 洛北なので由緒ある寺社も所々に。
 そんな場所に、突然、過密な住宅群が現れました。
 敷地一杯に前後左右のすき間はなく、隣接地に密接しています。
 車庫から車のバンパーがはみ出しています。家の後ろもコンクリートのブロックで隣地の田んぼに直結でした。
 フルに2階建て。
 景観汚染だし、不公平(公的強制力行使の点で)。
 関西では、以前「文化住宅」なる名称で超ミニ開発の密集団地もありました。
 恐らくこの場所も、規制のすき間か違法建築の結果として現存しているのでしょう。一旦、建設してしまうと既得権とか生存権とかで、強制的な原状回復は大変困難です。
 先日、在職日数数日で辞任した大臣の主張(ただし日教組部分は彼の持論として)も、むべなるかなと。
 公共の利益と個人財産権のバランスは、現在までの過去50年くらいは偏りすぎたと思いますが。(その前の、戦争直後数年は社会改革最優先で強権による私権排除の寄りすぎ:例、農地開放、公職追放など。あるいは戦前の国家主義の反動なのでしょうが)
 皆さんはどう思いますか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする